武蔵野病院近くの園芸店へ、前から気になっていたヤマユリの球根を買いにいったら、何ともお得なユスラウメの苗を見てしまいました。主幹が太いのはもとより、枝っぷりが見事。
写真では分かりづらいですが、今にも動きそうな蕾がゴツゴツについています。で、この↓ 値段。1,100円なら買わずにガマンできたかもしれないけど、1,080円のうちに買っちゃえ!ということになりました。ユスラウメは城北公園で毎年沢山生る草地がありますが、赤く熟した実に実際に手を伸ばすのはどうも恥ずかしいので、苗が家にあれば遠慮せずに済みます。
植えつけるためにビニールポットから出してみたら、根っこがほとんどありませんでした。坊主に近い状態にまで根切りされていて、それを粘土の団子で固めてポットに押し込んだ、という印象です。こんな立派な苗を育てていながら出荷時にそんな扱いをするなんて、到底理解できません。根っこの状態を確認したあと、理性と合理性のある果樹マニアなら、根っこの不存在に整合するよう、枝をほとんど全て切り落として棒苗にするかも知れません。今動き出している蕾は、枝に蓄積された栄養だけを頼りに膨らみ始めているのであって、根っこに頼ることはできないからです。でも、私は理性あるガーデナーではないので、せいぜい各枝を3分の1くらい切り詰めるだけです。
Prunus tomentosa
こちらは、園芸店へ行った目的のヤマユリ。うちには4年前に買ったヤマユリがあって、毎年球根が増えて困るほどですが、花弁の形状に不満がありました。このラベルの花のように花弁が細いタイプが美形だと思うのに、実際にうちで咲くのは
Yamayuri (Golden-rayed lily)
この↓ ように、3枚の花弁が極端に幅広になるタイプです。今日買ってきた球根の花がラベル通りの花になる保証は全くありませんが、一度は試してみたかった。元からあるヤマユリの球根は、去年の秋に開花用の数個を植えなおしたあと、残りは食材として利用してみましたが、さっと茹でて氷水で洗ってドレッシングで和えたら美味しかったです。以来、ヤマユリは山菜のような側面もあります。