2020年5月14日木曜日

ナツメが遂に芽吹き Jujube plant budding at last

去年の夏に業者に依頼して輸入した新疆和田玉棗の苗が、今日やっと芽吹き始めました。まだ20cm位しかないチビ苗で、今年ぜひ体を大きくさせたい苗です。しかも高いところで接いであるので、本体の長さは実質的に穂木の部分の3-4cmしかありません。左右に伸びているのは、普通は冬には付け根からもげてしまう羽状複葉のようなものが落ちずに越冬しただけです。今年、恒常的な枝が出たらそれを主幹に見立てて樹形を作っていこうと思います。
Hetian Jujube from Xinjiang, just starting to bud



去年の秋に届いた早脆王も3日前に動き始めたばかりです。こちらは配達時に毛根が無い状態だったので、つい最近まで生きているのか枯れたのか怪しい状態でした。まだまだ安心できません。
Zao Chui Wang Zhao - early ripening variety



こちらはスーパージャイアント大雪棗)。最初に届いた苗は枯れ苗だったので、その次の年に替わりの苗として送られてきたものです。2年目以降はすでに根っこが充実しているので、芽吹きも早いです。ただ、この苗の場合、なかなか蕾が出ない。今年は栽培3年目ですが、まともに蕾の出ている葉は3枚だけ。他に何枚か、葉の先端に1、2個の蕾がついているものがありますが、咲いても結実するようなレベルではありません。
Super Giant - with very few flower buds



こちらは新疆ナツメ王。新疆には有名な品種が複数あるので厳密にはどの品種なのか日本の業者の表記では分かりません。カタログ写真では哈密(ハミ)棗に見えます。ちなみにハミ棗も和田玉も、中国全土を対象に毎年行われるナツメの品評会で「棗王」に輝いた実績があるようです。


去年は地植えにした初年度だったので結実はありませんでしたが、今年は期待しています。2年前に10号鉢で50個ほど生ったときの実は決して大粒ではなかったので、地植えの効果を知りたいところです。植えるとき、Youtube で見られる新疆の広大な農場の真似をして盛り土にしましたが、どんな根拠なのか知りません。
Xinjiang jujube (probably Hami)
 今年はまともな蕾がついています。
Flower buds growing nicely



玄関まえの小スペースに、去年の夏に1苗ためしに植えた青紫花のコンボルブルス・サバティウス。耐寒性は「中」という表示でしたが、東京の冬は楽勝のようです。
Convolvulus sabatius
 小さなアサガオの花のように見えますが、それもそのはずヒルガオ科セイヨウヒルガオ属だそうです。コンボルブルスは世界に200種ほど存在するそうですが、この苗のようにツル性のものは開花期が長いそうです。でも、ヒルガオ科ということは恐ろしい繁殖力があるはずで、サギゴケが駆逐されないように気をつけなければ。