2018年4月28日土曜日

スモモの幼果  Young plum fruits

最近の恵みの雨のおかげでスモモの幼果が肥大しています。今年が栽培3年目で初開花した6品種に加え、2年目のビッグオザークに数輪咲いたあと1個だけ結実したのも含めると、今のところ7品種が育っています。また、開花苗全てで着果したということは、スモモの問題点である花粉(受粉)の相性については、これらの組み合わせなら心配しなくて良さそうです。



こちらはそのビッグオザーク。 残念なのは、主幹にヤニ吹きが見られることです。(スモモ苗はまだ小さいので全ての品種に、冬の間にハケで綿密に石灰硫黄合剤を塗りました。)急きょ掃除のために ICボルドー66D を買いましたが、実際に処置をするのは実を収穫してから、と思っています。幼果は、大実品種らしくこの時点では少し歪みながら肥大しています。

 Big Ozark (Ozark Premier's improved variety)



こちら↓ はオザークプレミア。主幹は清潔で強健そうです。樹皮の色は違うし、幼果の形も全然違うので、「オザークプレミアとビッグオザークは同じもの」という説は違うような気がします。ただし、品種違いの苗が送られてきていないということを前提にしての話です。
Ozark Premier

 




こちら↓ は帝王。最初に送られてきた苗が品種違いだったので、その代替としてやって来た苗です。カラーマーカー横の実も大実になるのか、ビッグオザークのように歪みながら大きくなっています。(初めて見たときは、ふくろみ病かと心配しましたが正常なようです。)
Tei-ou




こちらは市成。開花の時期は他のスモモとほぼ同時だったのに、幼果の推移は、9月収穫の晩成品種のせいか、極めてゆっくりです。販売元(山陽農園)のサイトには、作りにくい品種のようなことが書いてありましたが、香りのある美味しい品種らしいので、頑張って育てます。どういう意味で「作りにくい」のか分かりませんが、初開花にしてはまあまあ着果しているし、主幹が清潔で強健そうなので安心して見ていられます。
Ichinari




二代目いくみ。この品種は、カタログのセールス文句とは裏腹に、小粒かつ糖度もそんなに高くないです。さらに、先代の苗の主幹に黒斑病が出た記憶があります。にも拘わらずまた苗を買ったのは、赤い実が生るから。
Ikumi




こちらは市成と同時に買ったマンチュリアン。市成同様、主幹は耐病性の高そうな清潔な外観です。ビッグオザークの代わりにこの品種を地植えにするかも。うちはスペース難から、地植え苗に多品種接ぎしなければならないので、中間台はこういう病気知らずの品種でなければなりません。また、マンチュリアンは花粉が多く極めて豊産性です。
Golden Plum




こちら↓は二階バルコニーに置いてあるメスレー。マンチュリアンのように1本で生る品種かつ病気知らずの印象を受けます。
Methley