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2019年11月17日日曜日

柚子のマーマレード Yuzu marmalade

バルコニーに置いてある鉢植えの木頭柚子が色づいてきたので、柚子のマーマレードを作ることにしました。
3、4年前に開花中の30cm苗を買って、その年は小さな実が2個生りました。それ以降、蕾すら出ずに苗が育つだけでしたが、今年は数輪の開花があり3個の幼果が着きました。それが自然落果することもなく3個とも育ったので収穫を楽しみにしていました。出蕾から結実まで、苗がうちに来てこれが本当の意味での初めての結実でした。
Kitou Yuzu plant with 3 fruits
 果皮にはところどころにシミっぽいものが着いています。木頭柚子によく見られるものなので気にしません。
Kitou Yuzu is the largest of the Yuzu family,
and the most flavourful of them all.

こちら↓ はベルガモットに接いである木頭柚子。スーパーで売られているような、シミひとつ無い完璧な実です。これも今日のマーマレード用に収穫。
Another Kitou Yuzu, grafted onto Bergamot

写真左下の実がベルガモットに接いであったものです。他はバルコニーの苗から。切ったとたんに台所じゅうに柚子の香りが広がりました。

種は自然のペクチンの宝庫なので、捨てずに別鍋で数分間グツグツ煮てペクチンを抽出します。(その前に、写真の状態で1時間以上放置しておくと、ペクチンが出てきて水がゼリー状になります)。果皮は薄切りにして、絞った果汁と一緒にひたひたの水を入れたら、果皮を揉んでおきます。この状態で、タイガの散歩に公園へ出かけました。
The seeds are rich in natural pectin, so boil them in a separate pan.




帰宅してから、夕飯の準備をしながら何とか完成。砂糖は、果実の正味の重量に対して70%にしました。とても美味しいマーマレードです。
明日から使い始めるので、煮沸消毒はせずに冷えたら冷蔵庫で保存。
Done.  The taste and the flavour are just unbelievable.
 Looking forward to tomorrow's breakfast.

2019年6月30日日曜日

オセージなど Osage blackberry etc

3日前から毎日2、3個のオセージを収穫していますが、今日は一度に8個が採れました。栽培2年目ですが、苗は果樹の間で日陰、かつ風通しが最悪なのにウドンコ病にもかかっていません。なにより、樹勢が暴れないので管理が楽です。実のサイズは、トリプルクラウンよりは小さいけど、昔育てていたソーンフリーに近い大きさです。


味は、天候のせいで去年ほど甘くなくて酸っぱめですが、多少の早採りでもフルーティーで美味しい。でも、ブラックベリーなのでタネがゴロゴロで、食べるときは寸止め。その点、ラズベリーは生食で有利です。
Blackberry: Osage





ラズのルビービューティーは、今年の3月2日に届いたときはこんな↓だったのが、
Raspberry: Ruby Beauty (aka Shortcake) as at 2 March 2019


今ではすっかりワサワサになっています。当初あった前年からのケインは、実を収穫したあと除去しました。なので今あるのは今年出て来たケインばかりで、来年の開花・結実のためのものです。
Ruby Beauty as it is is now.

横からみると、9号鉢で既にギチギチなのが分かります。今年のケインは太くてがっちりしているので、その集合体の苗は支柱を必要としないのが納得できます。(奥のほうに写り込んでいるタイガが全く動かないので、若い親子が「置物かと思った!」と言って笑いながら通り過ぎました。)
The 29cm pot is already too small for the plant.



玄関横に置いてある西洋ニワトコは、実の房が重力で下向きになってきました。
Berries of European Elder
 ニワトコには全草にシアン系の毒があるそうですが、名前に黒を意味する「ニグラ (nigra)」のつく品種の実は少量なら生食でも食べられるそうです。うちにあるのは普通のブラックエルダー(Sambucus nigra)とブラックタワー(Sambucus nigra 'Black Tower')なので、生の実を少量、味見する予定です。



今年の春に買った2年生の種無しスダチに蕾が出てきました。ちなみに、やはり春に買ったキンカンライムは、鬼剪定の後にも関わらず数個の花が既に咲き終わっていて、試しに3個だけ実を着けさせています。普通、金柑の開花は7月上旬だと思いますが、ライムの遺伝子も入っているので、スダチより一足早く開花したようです。
Sudachi (seedless variety) flower buds

2019年3月14日木曜日

最後の柑橘苗 New citrus plants

うちではスペース難を通り越して超満員の状態なので、もうこれで果樹苗を増やすことはないと思います。


今朝届いた3本の苗のうち、スダチとカボスは、去年の秋に再入荷したときに買うつもりだったのですが、その時期はマニア向けのヤマユリやヒガンバナの球根に関心が行っていて、毎日オクを覗いていたら買いそびれてしまいました。


思い出したように数日前に、再入荷の通知を送ってくれたお店にアクセスしたら、何と、春のセールをやっていました。結局、スダチもカボスも当初予定よりもお得な値段でゲット。ついでに極早生ミカンの「日南の姫」も注文しました。早生ミカンは、公園へ行く途中の家の庭に、毎年10月上旬から色づく木があって(古い木なのでたぶん「宮川早生」?)、いつも羨ましいなーと思いながら眺めていたので、ついに買ってしまいました。どの苗の実も、早くて9月頃から利用できるものです。




今朝届いた大きな箱は、土が沢山入っていそうな重い箱だったので、宅配の配達員さんがわざわざ玄関先まで持ち込んでくれました。
New plants arriving this morning

左から、2年生の種無しスダチ、中央と右端はいずれも1年生で、種無しカボスと日南の姫。
From left to right, Seedless Sudachi, Seedless Kabosu, Hinano-hime tangerine


日南の姫。果皮に青みが残っていても9月上旬から甘くなるそうなので、楽しみです。
Hinano-hime tangerine



種無しカボスは、以前「祖母の香」をバルコニーで育てていましたが、ハダニとカイガラで真っ黒になって衰弱しました。うちのバルコニーは、東側も南側も、柑橘類は例外なくカイガラ等の害に会います。処分する前に地植えのベルガモットに2、3か所高接ぎしてあるはずですが、ぶら下げておいたラベルのマジックインクが落ちて真っ白なので、枝は所在不明です。
Seedless Kabosu
 今回の苗の葉っぱは、1年生だから巨大なのか、それとも「香美の川」という品種なのか、前回のよりも肉厚で大きいです。苗が届く前に、「香美の川」と「祖母の香」の違いをネット上で調べましたが、私のような素人にも分かりやすい違いは葉っぱのサイズのようです。



今回、最も欲しかった品種の「種無しスダチ」は2年生を選びました。スダチのような小さな実で種が入っていると、果汁が極端に少ないので種無しは嬉しいです。
Seedless Sudachi
 樹形はちょっとひねくれていますが、セール価格だったのだから不満はありません。
 スダチとしては結構充実した苗なので、来年あたりから実が生るかもしれません。

2016年9月17日土曜日

木頭柚子  Kitou Yuzu

今年の春、地元JAの果樹コーナーに30cmほどの小さな小さな柑橘接ぎ木苗が数種類並んでいました。よほど充実した枝を接いであるのか、そんなチビ苗なのにどの品種も蕾がびっしりついていて異様な光景でした。香酸類では花ユズと「本ユズ」が出ていたのですが、「本ユズ」ラベルが木頭柚子を意味するのか、あるいは多田錦のことなのか不明でした。仕入れてJAに出品している本人は単に右から左へ流しているだけなので、質問してもらち明かず。

そのときは買いませんでしたが、初夏にもなると開花後の幼果の生理落果が進んで、各苗には数個の実が残っているだけで、この苗には7個の実がありました。もしも木頭柚子なら、実付き苗で1,800円は結構、魅力的でした。

ダメ元で買ってきて、それまでの直径10cmほどのビニールポットから10号ロングスリット鉢に植え付け、1cm以上のトゲは見つけるたびに根気よく切り取って管理しました。その後、幼果は2個にまで減りましたが、樹高は現在60cmほどになっています。写真では、Vの字に主幹が分岐している、その分岐点から下が元の樹高で、実の真上3,4cm上から伸ている未だ木質化していないV字部分が夏の間の成長です。

ずーと、この苗の正体をはっきりさせたかったので、ときどき葉っぱをむしってクシャクシャにしては、地植えにしてある多田錦の葉の香りと比較しましたが、ほとんど違いがありませんでした。そこで、まだ9月ですが1個試し取りすることにしました。写真左上の実です。

 まだまだ青くて硬いです。

半割りにしてみると、種だらけ。味も香りも間違いなく木頭柚子です!よかった。私の中での位置づけは、木頭柚子は果皮を魚料理に使うために育てたい品種で、多田錦は種無しジューシーで果肉が多いので、マーマレードやスイーツに利用するのが目的です。

2016年4月12日火曜日

カラカラオレンジと柚子  Cara Cara Orange & Yuzu

 カラカラオレンジの苗は去年の3月に届いたとき、しっかりした苗で管理も非常に良好な状態でした。葉っぱは分厚くてみずみずしく、太い主幹に上を向いて着いていました。

Cara Cara, as at March 2015

 そのおかげですこぶる順調に成長しました。去年の夏にはしっかり芽かきをして、冬の前に剪定もしたので枝の数は少ないですが、健康な苗になりました。

 as at 12 April 2016
 まだ2年生苗なのにもう蕾が出ています。この樹齢で実を成らせるのは論外なので、写真を撮ったあとは蕾をむしり、同時に芽かきもして風通しを良くしておきました。





一方、去年の1月に届いた木頭柚子苗は、あまりのボロっちさに落胆しました。からからに乾燥した苗で、葉っぱがかろうじて主幹にしがみついているような状態でした。
Kitou Yuzu, as at January 2015

 夏の間に枝は出たものの、秋のうちに葉っぱが全て落ちて丸坊主の状態で越冬しました。4月になってやっと新芽が出始めています。

去年の1年間で、カラカラオレンジと木頭柚子のスタートの良しあしとその後の成長の違いを見ていたので、幼苗のスタートは重要だと思っていました。そのため、先日届いたオレンジ苗のひどさにはなおのこと落胆しました。

As at 12 April 2016 




4月6日に夏野菜の種まきをしたら、その3,4日後にはイタリアンズッキーニの発芽が始まりました。この種は高価な輸入もの食用ホオズキの種を1袋買ったとき、おまけで同封されていたものです。

スッキーニは1度だけ育てたことがありますが、場所をとるだけで実の個数はあまりにも少なかったので、うちの狭い環境ではムリです。処分するかもしれません。


庭でわざと育てているタンポポが咲き始めました。これは極大輪の花が咲くのを公園で見て、種が飛ぶ頃ひろって来て2年前に埋めておいたものです。数個の種が重なって発芽したのか、中心がいくつもあります。巨大な株になって、葉っぱの広がりの直径が50cm位あります。

タンポポは好きな花だけでなく、葉っぱはセキセイインコ達が喜んで食べるので、玄関先にあると便利です。

2015年9月26日土曜日

カボスとカラマンシー  Kabosu & Calamansi

種無しカボスは去年の初成りで沢山実を着けたので、今年は裏年を覚悟していましたが豊作です。苗は全然大きくならないので、接ぎ穂に適した枝ができ次第、ベルガモットに高接ぎする予定です。店で売られている種有りのカボスと比べて小果ですが、実を成らせ過ぎのせいか、それとも鉢植えだからなのか、はたまた幼苗に無理させているからなのか分かりません。

Kabosu


カラマンシーは今年あまり実が着きませんでしたが、最近また開花して幼果ができているので、四季成り性が有難いです。小さな実なので、スイーツ作りにほんのちょっと酸味が欲しいとき、カラマンシーを1個使うだけで十分です。以前はレモンを使っていましたが、一部絞ったあとの余分な部分は、飲みたくもないのにレモンティーにしたりポン酢を作ったりしていたので、使い切りの小さな実は便利です。また、樹上で放っておいても酸っぱいままで味が変わらないので、あせって利用する必要もありません。

Calamansi



実の比較です。左がカボス、右がカラマンシー。

Kabosu (left) & Calamansi (right)

うちのカボス苗は「種無し」の品種ですが、今年は開花時期が鉢植えですぐそばに置いてあるミネオラやセミノールと重なったので、種が数個入ってしまいました。ただし、普通のカボスは種だらけで果汁が少ないのに対し、こちらはとてもジューシーなので、やはり種無し品種のほうが良いです。それにしても、カボスの香りは最高です。今はサンマの時期ですが、ヒラメやカレイのような白身の魚をフライパンでムニエルにして、レモンの代わりにカボスの果汁を掛けても美味しいです。

2015年5月9日土曜日

種無しカボス開花  Seedless Kabosu

種無しカボスは、去年が初成りにもかかわらず豊作だったので、今年は裏年を覚悟していましたが、去年の数倍の蕾が着いています。ちなみに、うちにある柑橘類のなかでこの個体だけ、新芽が出ないうちに花が咲きます。5月なのに未だ新葉が無いなんて不思議です。

Seedless Kabosu

香りは爽やかな甘さで、花は丸っこくてかわいいです。レモンなどとは違い、あまり自己主張を感じない花です。




グランドレモンの鉢を2階へ上げました。庭ではフキとヨモギに埋もれて風通しが悪かったので。この品種は、実も花も大きいですね。2階で仕事をしていると甘い香りに包まれます。
Grand Lemon

2015年1月25日日曜日

木頭柚子  Kitou Yuzu

本柚子の木頭柚子苗が今日届きました。去年の11月に、近所でいただいた柚子でジャムを作ったらあまりにも美味しかったので、自分で育てることにしたのです。

箱を開けてガッカリ。お店のサイトでは「1年生苗」という表示だったので、当然、大きな葉っぱのついた新鮮な苗が届くと思っていました(苗の写真の掲載は無しでした)。が、実際に届いたのは、かなり貧相というか、汚らしい苗でした。初めての店でしたが、もう二度と使いません。


根っこは、かなり乾燥した状態でした。カラカラの根っこで、発送の際に使われた腐葉土の水分のみで湿気があるだけです。


とにかく、使い慣れた用土で10号鉢に植えつけ。こうして見ると、主幹の樹皮からして、年季の入った売れ残り苗のような気がします。

2014年9月13日土曜日

種無しカボス  Seedless Kabosu

サンマが美味しい季節なので、お昼に買ってこようと思いますが、その前にカボスの状況を確認することにしました。今年の初開花で沢山実が着き、摘果は1回しただけなので、20個も実を成らせてしまいました。


そのせいか、普通のカボスの実よりも小さいです。

 
これら↓ 3つを試し取り。

この苗の隣で咲いていたセミノールの花粉が着いたのか、1-2個の種が入っているものもありましたが、この程度なら「種無し」として合格でしょう。以前、普通のカボスをスーパーで買ったことがありますが、種ゴロゴロなのと、果汁が全然入っていないのでガッカリしました。

で、今日の収穫の実はというと、とてもジューシーで、しかも、皮が薄いので簡単に手で絞ることができました。風味は、「和」のものというよりはレモン味で、水と砂糖を加えて飲んだら、レモンスカッシュそのものでした。果汁たっぷりなので、実1個で1杯のレモンスカッシュを作るのに十分です。

カボスは耐寒性が高いので、東京の冬程度の寒さなら、雪が降っても葉っぱを失うことなく外で越冬します。今後は木を大きくして、沢山の実を成らせてマーマレードにも利用したいです。


2014年6月21日土曜日

種無しカボス  Seedless Kabosu

種無しカボスは今年初めて開花しました。花数が30輪ほどしかなかったので、どうせ実は成らないだろうと思い、開花の写真を撮りもしませんでしたが、現在、20個ほどの実が育っています。かなり実止まりの良い柑橘のようです。

カボスは香りが肝心なので、8月中旬から9月中旬の青いうちに利用するようで、ということは、後2ヶ月ほど持ちこたえれば収穫できるはずです。




葉っぱの形状は、波打ってあまり美しものとは言えません。5月の葉っぱの更新の時期にもほとんど落ちなかった古い葉が、今になって汚くぶら下がっていますが、とても丈夫な品種という印象です。今年初めの2度の積雪のときも、ベランダ放置で平気でした。