2018年6月1日金曜日

シャロンズデライト  Blackberry: Sharon's Delight



早朝散歩から帰ったら、昨日まではまだ赤味を帯びていたシャロンズデライトの第1果が黒く熟していました。朝食・掃除の後で採ろうと思って家の中に入ったのですが、実際にとりに行ったら実が消えていました!びっくりして探したら、1メートルほど離れた地面に落ちていました。野鳥がむしったのでしょう。私は野鳥が果樹にイタズラしないよう、エサ台にはいつもインコのお下がりやパンを入れているのに.... 今朝はムクドリが沢山きていたのは知っていますが、今までブラックベリーが食べられたことはありませんでした。
Sharon's Delight

拾ってみると、写真の実の裏側は突かれたあとでした。しかも、今、タイガの換毛期で地面は毛だらけ。よって、キズで果汁が出ている実にも犬の毛が着いていました。

ついさっきまではここに↓ ついていたのに。実がつぶれないよう、そうっと水道水で洗って、鳥の食べ残しを味見してみました。不味い!野鳥がギブアップするほどなので、世話している私がひいき目に味わっても、完熟ブドウが腐りかけたような変な味でした。でも、これは実力ではないはずなので、決して落胆はしません。

最近伸びて来たシュートには蕾が出ているので、今後の味の改善に大いに期待。

2018年5月31日木曜日

リンゴのケーキ  Apple cake



スーパーで毎年この時期に見かけるようになった小粒のリンゴ。ニュージーランド産の「ジャズ」という名のリンゴです。あまり美味しい果肉ではありませんが、酸っぱいものが苦手な私でもタイガと一緒に食べきることができるサイズなので、ときどき買います。今回のはケーキに利用することにしました。
'Jazz', tiny apples from New Zealand,
smaller than 'Cox'

7個入りのを直径22cmのケーキ型に並べたら、ちょうどでした。
Apples in a 22cm cake tin

高さも完璧。この状態では多少飛び出しているように見えても、皮をむいた後ならぴったりのはずです。

あまりに小粒のリンゴなので、通常の芯抜きではドーナツ生地のような輪になりそうで使えません。そこで、ドイツのヴォストフ製の刃渡り5cmのペアリングナイフで刺すようにして芯を抜きましたが、これが重労働で汗をかきました。昨夜のうちにシロップで煮たあと、そのまま一晩漬け込み。
Cooked in syrup and left overnight to soak



170℃のオーブンで焼くこと1時間20分。生地の量は、感とまぐれでちょうど良い具合でした。
Done!


さっそく一切れ。人様に出すならホイップクリームを添えると効果的ですが、私は夕方のジョギング努力が無駄にならないよう、素で行きます。
 甘味と酸味の調和がとれていて、いくらでも食べられるケーキです。

2018年5月26日土曜日

公園で(午後) At the park (afternoon)



タイガは今、換毛期の真っただ中。毎日、朝夕にブラッシングしますが、それでも足りないので午後にはシャンプーもしました。換毛期はシャンプー後にドライヤーなんて掛けていたら大変なことになるので、自然乾燥の散歩に出かけました。


公園の入り口で初めて会った極小のポメラニアン。2歳近くの男の子で、名前はポンちゃんだそうです。
Pomeranian, 2-year old male, called 'Pon'
 タイガとのサイズの違いにもかかわらず、ポンちゃんは完全に落ち着いて挨拶していました。
Pon is not afraid of Taiga.




ドッグラン手前の草地で、久しぶりに会った柴犬のハナちゃん。普段はあまり表情のない子ですが、久しぶりのせいか笑顔で迎えてくれました。
Hana, female Shiba, meeting after a very long time.
 飼い主さんにタイガが甘えていても無視して私に応対。
 気分屋のハナちゃんとは思えないくらい終始機嫌がよかったです。
 タイガはアンダーコートがごっそり抜けて、黄色い虎になっています。
Taiga in the middle of moulting, and looking like a yellow brindle Kai.




ドッグランの芳香を放つ木、やっと名前が分かりました。公園の一角に写真付きのパネルがあって、いろんな木が紹介されています。それによると、シナノキ(科の木)だそうです。学名がTilia japonicaということは日本固有の木のようで、英語の俗称はJapanese Lindenだそうです。Lindenだなんてドイツみたいでかっこいいと思ってググっていたら、オオバボダイジュ(大葉菩提樹)が出てきて、公園の木にそっくりなので、あまりこだわらないことにしました。
Japanese Linden


ドッグランに入ると、初めて見る子が近づいてきました。ミックス犬のフク君、2歳だそうです。
A mixed dog, called 'Fuku'
 ほんの数秒間、タイガとフク君は去勢を張り合っていましたが、
Sizing each other up,
 あっさりすれ違いました。
but nothing happens.


甲斐犬のワサビちゃんが到着。いつ見ても、ヒナちゃんそっくりです。
Wasabi, female Kai, looking identical to Taiga's friend, Hina.
 タイガはヒナちゃんと勘違いしたのか、大喜びで近寄って行きましたが、ワサビちゃんに無視されて拍子抜けです。
Unlike Hina, Wasabi is not interested in Taiga.


イングリッシュブルドッグのユキちゃんが近づいてきました。
Yuki, female English Bulldog
 お互いあまり気が乗らないようです。


生後4か月になる黒ラブの子犬がドッグランデビューで到着。子犬らしく大興奮でタイガに寄ってきましたが、
4-month old Lab puppy, making a dog park debut,
approaches Taiga all excited.
 タイガはおこちゃまにはあまり興味がないようです。
Unfortunately, Taiga is not interested in puppies.


同様に、ワサビちゃん(右)も子犬には素っ気ない。
Neither is Wasabi.

子犬と一緒に飼われているトイマンチェスターの男の子(左)とワサビちゃん(右)。私はトイマンって、もう少し大きい印象だったので、この子はミニピンかと思いました。
Toy Manchester Terrier (left) and Wasabi
 ほんの一瞬の挨拶で終わり。


子犬はとにかく遊び相手が欲しくて、今度はおとなの白ラブに近づいて行きました。
The puppy is desperate to find a playmate.
 振り切られそうになっても、いじらしいくらい必死について行きます。
She latches onto a grown up Labrador.

公園で  At the park



散歩の時間帯が合うのか、最近、毎朝のように会えるハスキーのハル君。涼しい時間帯に散歩を済ませようとすると、だいたい同じ顔触れになります。
Haru, male Husky
 ハル君はツンデレで、私に撫でろを要求しながら、撫でられている間ウーウー唸ります。なので、飼い主さんにちょっと注意されているところです。
 He is at a growing up stage when he wants to test his strength with anybody.
He tests Taiga's patience, too.



そのあと歩いていたら、向こうから「眉毛犬?」と思わせるような柴犬がやって来ました。14歳のナナちゃん。飼い主さんによると、皮膚の疾患で目の上、脇、お尻がハゲになって、黒い地肌が見えているそうです。なるほどお尻は悲惨な状態でした。
Nana, 14-year old female Shiba Inu.
She has a skin condition which gives her the appearance of a dog with eyebrows.

もともと他所の犬には近寄らせない子だそうですが、タイガには関心を示して近づいてきて、お尻の臭いチェックまでしました。
According to her owner, Nana is not socialised,
but she approached Taiga and checked her scent.
 タイガは相変わらずのんきで、ナナちゃんにも普通に接していました。
 事情を知らずに見ると、ちょうど眉毛に見えます。



久しぶりに会う、シェパードと柴犬ミックスのサスケ君。ちょうど1歳になったところだそうです。最後に会ったときより更に脚が伸びています。シェパードは訓練系以外はずんぐりした体形なので、今のサスケの体高はショー系の大柄なシェパードより高い感じです。
Sasuke, just 1 year old,  G. Shepherd-Shiba mix
 タイガのことを覚えていて、ちょっと遊びに誘い始めました。でも、タイガは大のシェパード苦手犬なので、応じません。
He remembered Taiga and wanted to play.
Taiga does not like German Shepherds, so
 挨拶だけは許しました。
she just allowed Sasuke to say 'hello'.
 以前はシェパードっぽい顔つきでしたが、今は黒柴の遺伝子が優勢になっています。

2018年5月25日金曜日

エルダーツリー  Black Elder tree



いい年してミーハー(死語?)なことはしたくないですが、エルダーフラワーシロップを作ってみたくて苗を注文してしまいました。例のロイヤルウェディングで出されたケーキの重要な香りづけのシロップです。実際、ケーキのレシピを見てみると、「なぁんだ、単にパウンドケーキにエルダーフラワーのシロップを入れただけ」と拍子抜けします。でも、とても良い香りらしいので、ぜひケーキで試してみたいです。

さっそく Youtube でシロップの作り方を見てみると、このドイツ人っぽい訛りの人のレシピが、材料の用意にはベストでした。(イギリス人のレシピでは必ずクエン酸も使っているので、私にとって自家製レモンだけのほうが手軽です。)
https://www.youtube.com/watch?v=tEscs-le41I&t=99s


ググったら、日本にシロップが輸入されていて通販で買えることが分かりましたが、それでも利用方法が豊富な苗のほうが良いと結論付けました。花はシロップ作りだけでなく、自然のイーストを含んでいるのでスパークリングワインも作れるし、衣をつけて揚げると美味しいスイーツになるそうです。実のほうは、煮て濃縮シロップやジャムにすると、カゼをひいたときの滋養強壮になるし、煮ることでアントシアニンが濃縮されるそうで、視力や老化防止に良いそうです。また、完熟果を覆う白いブルームのようなものは自然のイーストなので、やはりワインを作れるそうです。ただし、エルダーツリーは全草にシアン化合物を含んでいるそうです。それが、満開の花、完熟の実においては濃度が低く、加熱することで分解されるので問題ないそうです。また、完熟の実を少量なら生で食べても問題ないそうですが、食べ過ぎると、嘔吐・下痢を引き起こすそうで注意。


さらに注意すべきなのが、花や実を食用に利用できるのは、エルダーの中でも「黒」を意味する「ニグラ」とつく品種(英語では Black Elder )だけだそうです。


そこで品種に興味が湧いて調べると、ブラックエルダーは欧州から北米にかけて広く分布しているけど、近年になって、北米の(Sambucus canadensis)は欧州のブラックエルダーの亜種である、とされたそうです。欧州のは樹高が6mくらいになるのに対し、北米のは毎年ひこばえが出てきて株立ちになり、サイトによっては樹高は5-12フィートという記載がありました。


栽培上、唯一、心配なのは、クライメートゾーンが2-8となっていたことです。東京23区はたぶん9だと思うので、暑すぎるかもしれません。


ということで、今日届いた苗。


サンブカス・ニグラ(ブラックエルダー)です。ラベルの裏に、最終的な樹高は5mと書いてあったので、ヨーロッパ種のようです。
Sambucus nigra

午前中は水に浸しておいて、午後の4時頃に9号菊鉢に植え付けました。左側に伸びている枝を10センチほど切って、クシャクシャ揉んだあと臭いをかいでみました。エルダーツリーの枝は悪臭がするので、昔は枝を馬の首にぶら下げてアブ避けにしていたそうです。覚悟して臭いをかいだのに、何てことありませんでした。苗が幼いからかもしれませんが、普通に青臭い枝でした。




おまけ編

フェイジョアが咲き始めています。20年くらい前に初めてマンモスを植えたとき、開花は6月10日頃からでしたが、温暖化の影響でだんだん早くなっています。
Feijoa