2013年5月19日日曜日

ブドウ山椒 Japanese pepper

冬に注文していたブドウ山椒の苗が届きました。箱を開けたとたん、葉っぱの何とも言えない良い香りがしました。

箱から出して枝を伸ばしてみたら、新梢が伸びた部分も含めて1m超えのヒョロッとした樹姿です。梱包直前に、根っこを洗い、用土でサンドイッチしてビニポットに入れてあったようなので、根っこが一時的に機能せず、枝がしおれ気味になっていました。半日陰で2,3日、たっぷり水やりすれば直ぐに回復するでしょう。

写真↓左は先日買った「朝倉サンショウ」、右は「ブドウサンショウ」です。山椒の本命の方の鉢が小さくなってしまいましたが、今度の落葉期に地植えにするまでガマンしてもらいます。どこかのサイトで読んだのですが、ブドウサンショウは地植えでないと、あの沢山の実が着かないそうです。

ちなみに、香りの違いがあるのか比較するために、葉っぱをむしってクシャクシャにしてみました。大いに異なる香りでした!例えるなら、朝倉の香りはローリエのようなドライな香りで、ブドウの方はバジルのようなふんわりした香りです。私はサンショウの葉を、ちらし寿司や押し寿司に活用するので、香りの違いも楽しみながら使えそうです。

土を買いに地元の園芸店へ行ったら、ツツジの鉢植えが入荷し始めていました。もうすぐ品評会の季節です。

絞りのものや

バラ咲きのものもあります。

ネットで見たことがある「コーカサスマツムシソウ」も入荷していました。園芸種のアザミのように大きくて、地上部は50cm近くあります。花は、テンニンギクほどの大輪で、とても存在感があります。こんな立派な苗がこの値段なら、かなり心が惹かれますが、「コーカサス」原産だと東京の夏はムリなんじゃないかと思い、購入を諦めました。
Scabiosa caucasica,   'Perfecta' (?)

そこで、実際に買ったのは、このブーゲンビリアです。定番カラーで、実物は極めて鮮やかな蛍光色です。
ブーゲンビリアなんて、今更、な感じですが、この苗は木立性として品種改良されたものらしいです。大きく育ったら、この色で暑い夏をさらに熱く演出です。

こちらは、帰宅途中の駐車場わきに生えていた野良ヒルガオです。濃いピンクで、私は雑草でも綺麗な花なら育てたいので、種が成ったら採取する予定です。

2013年5月18日土曜日

夕紅の開花 persimmon: Yubeni blossoms

今年初めて花が着いた夕紅が満開です。と言っても、花の数は10個しかありませんが。
現在、開花しているものを近くで見ると、カタログの品種特性のとおり、どれも雌花で、子房が覗いています。この品種の他の特性である、『単為結果性が有り、かつ実止まりがよく、種がほとんど入らない』というのが本当なら、このまま何個か収穫まで行けるはずです。食味は富有とほぼ同じで、糖度が若干こちらの方が高いそうです。秋が楽しみです。

 
 






2013年5月14日火曜日

野良クワ発見! wild mulberry


仕事の納入期限が迫って徹夜をしても、毎朝かかさずに近所の野草を取りに行きます。うちのセキセイ達は、買って来た野菜は2日と同じものを食べてくれないけど、野草なら興奮して食べるからです。この時期は、イネ科の植物(写真↓の下草の一部)が、ちょうど良い具合になっています。

ということで、近所の2,3の空き地を巡回するように通っているのですが、最近、あるアパート(写真↓左)の裏に桑が生えているのに気づきました。ちょうど、昔なつかしい山桑の葉っぱや樹勢です。

見ると、いくつか実が熟れ始めています。しかも、うちの桑より実止まりが良い!

ところどころに、鳥が食した後のようなものもあります。

私もご相伴にあずかることにしました。味は、正直、うちの園芸種(のはず)の桑よりもずっと美味しかったです! 子供の頃に食べた山桑の美味しさは、決して思い出の中で誇張や美化されたものではなかったようで、ものすごく幸せな気持ちになりました。


関連性はないですが、冬の間、ヒヨの食害に会っていたマーガレットが持ち直してきました。9号鉢でちょうど良い具合に株が太ってきましたが、まだまだ成長初期です。

こちらはコバルトセージです。目立たない花ですが、咲くと心が潤う気分です。




2013年5月12日日曜日

津の輝き、麗紅 tangerine: Tsunokagayaki & Reikou

ミカンの津の輝きは、今年はじめて蕾が着きました。その割には沢山着いているので、もしかしたら1個でも収穫できるかもしれません。

初収穫を確実にするために、花粉提供では最強のポンデローザの花粉を付けておきました。



花は微香程度ですが、天気が良いので花ハチもやって来ました。背中に着いているのは花粉?



ベランダの麗紅も開花です。こちらは3年前くらいから、花がゴツゴツ着くようになりました。















2013年5月11日土曜日

レモンの開花  Ponderosa & Sweet Lemonade

今日は生憎の雨ですが、レモンの成長にとっては良い季節となりました。

ポンデローザは3月1日から外に出してあります。寒波が来るたびに葉焼けしたので、4月に入ってからは剪定してスカスカの風通しの良い状態にしました。
苗の根本までびっしりと花房が着いています。
大実レモンなので、花もそれなりに大きく、メシベの柱頭は直径数ミリにもなります。 

この実は、去年の10月の開花からのもので、同時期のがもう1個あります。これらとは別に、冬の間の開花から、幼果を2個、残してあります。冬季、暖房のある部屋で管理すれば、本当に四季成りのレモンになるようです。写真の実↓はまだまだ幼果ですが、夏の蒸し暑い気候になれば一気に肥大するでしょう。
 
5月13日現在
 

スイートレモネードは、ベランダで風に当たっているうちにほとんど丸坊主になりました。写真に写っているのは、春の新芽です。

例年だと4月までには完全に黄色く色づいて収穫していたのに、今年はまだ緑色が残っています。
花が咲き始めたので収穫することにしました。

スイートレモネードは、春まで樹上に残しておくと、酸が抜けて生食に向きます。より具体的には、酸味は果肉がピンクのネーブルオレンジ程度、甘味は「はるか」程度です。


2013年5月6日月曜日

田口早生の開花 tangerine: Taguchi Wase

うちでは柑橘類の開花ラッシュ中ですが、今日はミカンの田口早生の開花が始まりました。

麗紅や、今年初めて蕾が着いている「津の輝き」の花は小さくて貧相なのに対し、田口早生の花はオレンジ並みに立派です。ただし、香りは遥かにマイルドです。

田口早生は名前はダサいですが、立派なPVP品種です。






去年、おととしと、数輪しか咲かなかったのが、今年は初めて苗全体に蕾が着いています。これなら初収穫が期待できそうです。

2013年5月4日土曜日

東洋クワの味見 Oriental Mulberry

東洋クワが1個だけ良い色になってきたのでイジイジしていたらポロッと取れてしまいました。

販売元のサイトでは、糖度が15度-17度という表示になっていました。今日の1個は4cm弱で、まずまずの大きさです。味は、甘味と酸味が強くてジューシーで、個々のツブツブも弾力性があり、最高の食感でした! こんなに美味しい桑は初めてです。(過去に、スイートマルベリー、鈴成り桑、ポップベリーを育てたことがありますが、どれも決して美味しいものではありませんでした。)

唯一の難点は、生理落果が多いことです。鉢の受け皿に毎日水を貯めた状態にしてからは落果が止まりましたが、これが初成りだからなのか、品種特性なのかは来年以降に判断します。西洋クワの方は、小苗ながら未だ1個も落果していません。

斑入りレモン開花 Lemon Variegata

斑入りレモンのピンクレモネードの開花が始まりました。去年の3月に棒苗で買ったものが、1年であっという間に成長して、今年は沢山の蕾をつけています。

枝は私が誘引したのではなく自然に垂れるように伸びました。去年の4-5月に新梢が伸び出したとき、強い朝日に当たるたびにクタッとなり、夕方には起き上がっていたのですが、結果的には垂れたようです。

花は、花弁の裏が薄紫のままで、表の白とのコントラストが美しいです。

蕾の着き方は、ポンデローザのような大きな房状ではなく、葉腋に普通の花と不完全花が2,3着くような状態です。また、蕾は、今年の春に出た新梢にではなく、前年の古い枝に着いています。


2013年5月3日金曜日

梅の幼果  young fruits of Ume plums

冬に買った南高梅は、4個だけ実が着きました。苗は根洗いをしてから植えたので、その直後に開花したときは未だ根があまり機能していなかったようで、蕾の4分の1くらいは咲かずに落ちました。
カメラのピントが近所の家に当たってしまいましたが、幼果の今日の様子です。

4月に枝がびっしり着いたあと、主幹を覆うようにカイガラムシがついていたのでハシデトールして、枝も剪定しスカスカにしました。ルビーカイガラムシで主幹の色と全く同じだったので、つい最近まで気づきませんでした。



花梅の大盃は、この↓状態から枝が沢山出て密集状態だったので、カイガラムシがつく前に枝を間引いてスカスカにしました。

大盃は単独で開花していたのに、どこかの梅の花粉をつけた昆虫がやってきたらしく、こちらも全部で4個の実がなっています(1個は写真に収まっていませんが)。興味深いのは、枝を剪定したとき、直後の切り口が赤葉グアバの枝の切り口のように赤紫色だったことです。

2013年5月1日水曜日

グレンプロセン開花 raspberry: Glen Prosen

ラズベリーのグレンプロセンの開花が始まりました。狭い場所で小規模栽培なので、沢山は収穫できませんが、アイスクリームなどのスイーツに利用するのに貴重です。昨年12月に届いたトリプルクラウンは、蕾の気配もありません。

2013年4月29日月曜日

ブラッドオレンジ開花 Blood Oranges in bloom

 ブラッドオレンジのタロッコの開花が始まりました。まだ数輪しか開いていませんが、それでもベランダは芳しい香りでパラダイスのようです。
Tarocco

 タロッコは、 去年はほんの10輪ほど咲いただけでしたが、今年は苗全体に花がびっしり着いています。

 


モロは去年の初開花で11個も成らせたので、今年は裏年なのか、花の数が少ないです。モロとタロッコの裏年が交互になれば、一人で消費するにはちょうど良さそうです。
興味深いのは、メシベの柱頭が赤いことです。モロという品種の特性なのか、うちの苗がそうなのか分かりませんが、花の大半がこういう赤い柱頭をしています。
Moro

2013年4月27日土曜日

接ぎ木の成果 Results of grafting

去年の11月に接いだ、プルーンのラストダンス →  ビッグパープルが活着したようです。ビニール袋をかぶせる代わりに、キヨナールを接ぎ木テープの上に塗って冬の乾燥防止にしました。

こちらは3月にプラムのトパーズをビッグパープルに接いだもので、乾燥防止はキヨナールだけです。この時点では、まだ活着については断定できないかもしれませんが、3か所接いで、これ1本のみが枯れずにいます。
 
ラストダンス →  ビッグパープル(2011年3月の接ぎ木)


バイオチェリーの幼果が育ってきました。去年はジャムに利用したら美味しかったです。