2019年5月9日木曜日

石地ミカンが満開 Ishiji tangerine etc



昨日まで2階で仕事をしてた間、この満開の石地や、他にも咲き始めたオレンジやらレモン類の花の香りが漂ってきて、「こんな環境で仕事とは、なんてラッキーな自分」と思いました。
Tangerine: Ishiji (virus free)
 石地は10号鉢で管理していて、去年は初めて1個だけ収穫できましたが、今年は豊作になりそうです。




仕事を納入して今日からまたヒマな日常が戻ったので、じっくり観察できます。
今年はカラカラオレンジにも花が咲いているので、もしかしたら初収穫にこぎつけるかもしれません。カラカラはネーブルの交雑種と言われていますが、果肉はピンクっぽくて、甘味がネーブルより更に強いそうで楽しみです。
Orange: Cara Cara



オセージが1輪だけ咲いていました。去年、十分枝を分岐させたので今年は沢山の蕾が出たのに、何かの虫の害か、ほとんど全て先っちょが腐ってしまいました。なので、この1輪は貴重です。
Blackberry: Osage
 花の色は、実物はもっと濃いピンクなので、小さな野バラのように綺麗な花です。



矮性ラズのルビービューティーには、現在3個の幼果が育っています。
Raspberry: Ruby Beauty (a.k.a. Shortcake)
 根本を見ると、先に出た来年用のケインに加えて、新たに2か所でシュートが顔を出しています。この調子なら2、3年でワサワサの株立ちになりそうです。



去年の秋から、新疆ナツメを試しに地植えにしてみました。ナツメは地下茎を張る植物なので、主幹を中心に半径数十センチで根を切るよう、スコップで定期的に掘って制限する予定です。
南向きバルコニーに置いてある大雪ナツメに遅れて、最近やっと芽吹いてきました。大雪ナツメは1日じゅう日に当り、3月下旬から芽が動き出していたので、やはり太陽の恵みは大きいです。
Jujube: Xinjiang Jujube
でも一旦動きだすと新疆ナツメは成長が速くて、蕾の状態も大雪ナツメに追いついています。


スモモの帝王の幼果もグングン成長しています。開花・結実は「いくみ」のほうが先でしたが、帝王はさすがに大実品種だけあって今ではいくみの幼果の数倍になっています。
Plum: Teiou
 一番大きなのは、既に長さが3cmを超えています。



忙しくしている間に、キウイは風と昆虫のおかげで無事、受粉ができたようです。レインボーレッドと早雄が同時に開花したので理想的でした。
Kiwi: Rainbow Red

2019年5月3日金曜日

エルダーフラワー・シロップの味見 Elderflower syrup tasting

昨日からシロップに漬けてあったエルダーフラワーとベルガモットのスライスを取り除き、キメの細かい布で濾過したあと、シロップを消毒済みのボトルとジャム瓶に詰めました。思ったより量が多いのでびっくり。


エルダーの花からは「エルダー・シャンパン」が作れるそうですが、シロップが一晩のうちに僅かに、僅かに発酵したのか、原液を少しスプーンに取ってなめてみたら気泡を感じました。イギリスのサイトでは「シロップは瓶詰めをしたら冷蔵庫で保存」と書いてありましたが、防腐目的よりはたぶん発酵を抑えるためかもしれません。なので、瓶のほうはなるべく空気が入らないよう、目いっぱい詰めました。

24 hours later...  the syrup was filtered and
it's ready for tasting.

水で薄めたら氷を入れて、冷たいのを飲みました。もう、言葉にならないほど美味しい! ベルガモット独特のドライなフレーバーが前面に出て、甘党でない人でも楽しめそうな飲み物です。アルコールが飲める人なら、ジンなどを加えると、夏にぴったりのドリンクになると思います。私はお昼ご飯のスパゲッティを食べながら飲みましたが、脂っこい食事にも合います。


正直、エルダーの香りがどこかへ行ってしまったような出来上がりです。こんなにベルガモットの実を美味しく味わえるとは思ってもいませんでした。(いったい何が主役の話?)

It tastes out of this world!

お昼ご飯を食べたらすぐ2階へ戻って仕事なので、退屈したタイガが自由に庭に出られるよう、玄関の戸を開けてあります。
I am tied up with work, which leaves Taiga bored and lonely.
At least, she can go out into the garden whenever she wants to.

2019年5月2日木曜日

エルダーフラワーのシロップ Elderflower syrup

毎年、ゴールデンウイークは特定顧客からの仕事が入るので家で缶詰状態です。ペットの世話と食事の用意以外は時間を割けないですが、植物の開花は待っていてくれないので、エルダーフラワーを使ったシロップを作ることにしました。イギリスのサイトを見ると、手順は至って簡単なので直ぐに終わります。最初に咲いた花序はもう花びらが完全に散っていて、この後ベリーが生るかどうか様子見です。


その後、数個の花序が開花しました。花の香りは慣れるとだんだん良い匂いに思えてきました。
Common European Elder


 苗が軒下近くにあるので「お水がたくさん飲めてハッピー」状態なのか、葉っぱが巨大です。連日の雨でグングン木が育っています。



こちらは先月に届いたブラックタワー。花が2か所についています。
Black Tower

これは苗の頂点(写真がボケボケ)。

こちらは3本の茎のうち2番目のもの。



エルダーシロップのレシピではレモンを使うことになっていますが、現在うちに残っている唯一の香酸類の実はベルガモットなので、これで間に合わせます。
Bergamot - the only citrus fruit left in my garden
 ベルガモットの苗は、植え替えした直後の、昨年の厳冬で作落ちして去年は高接ぎしてある品種はどれも結実しませんでした。でも去年の猛暑と今年の暖冬ですっかり体力が回復したようで、いろんな品種が蕾を出しています。全部で8品種を高接ぎしてありますが、ラベルが落ちたのでレモン品種の判別が難しいです。
8 different lemons, etc, are grafted onto Bergamot.



花を収穫しました。
Elderflowers harvested
 タイガも匂いが気になる?
 何とも清々しい香りです。

材料は、エルダーフラワー、グラニュー糖、レモン、クエン酸、水。レシピによると、本来はもっと沢山の花を投入すべきなのですが、元のレシピの分量を割り算で調整して、何とか似たものを作りました。スライスしたベルガモットの香りとエルダーフラワーの香りが混ざって、台所に充満しています。あまりにベルガモットの香りが強烈なので、次に本来のレモンで作ると拍子抜けしそうです。花と香酸類をシロップに漬け込んで、24時間後に濾過して出来上がりです。
The fragrance of sliced Bergamot and elderflowers are indescribable!

2019年4月29日月曜日

鳥の水浴び Budgie bath

今朝は時々日が差して暖かいので、小鳥の水浴び用のお風呂を用意しました。
うちの小鳥は2年前にメスが突然死したあともオスが元気に残っていて、今年の6月にはもう9歳になります。最近、今年2度目のトヤが終わったので、ほぼ羽が生えそろって元のハンサムボーイに戻りました。


お風呂が用意されているのは分かっていても、大変な臆病者なので、こちらの様子をじっとうかがっています。カメラが大嫌いなのです。なので、この後はズーム機能が頼り。


Bath is ready, but my timid budgie needs time to prepare himself.
 こちらを見ている間、何度もカメラをゆっくり見せて慣らします。
He hates the camera and does not trust me when it comes to bath time.
So, I have to rely on the zooming function of the camera.

かなりの時間が経過したあと、やっとお風呂に降りてきました。お風呂には単に水を張っておいただけでは怖がって入りませんが、葉っぱを入れると足掛かりができて安心なようです。今日の葉っぱは庭に生えているミツバです。水浴びに飽きると、野菜としてカジカジします。
I put his favourite herb in the bath for him to stand on.


「母ちゃんのこと信用ならん」と言わんばかりにこちらをチラチラ見ています。

やっと始まりました。小鳥の健康管理には水浴びも重要な一部なので、私も安心。
Once he plucks the courage to get in, he loves it.








最近の雨で、サギコケが復活してきました。冬の間は乾燥し過ぎるのでかなり縮小しますが、梅雨に向けてどんどん領域を広げます。
 園芸種の白花です。

こちらは雑草。子供の頃、田んぼのあぜなどに生えていたのと同じです。去年、果樹の間で自然に発芽していたのを見つけて、白花のサギコケの傍に移して養生してきました。水分が足りている状態だと草が立ち上がらないようで、園芸種のと同じペタンコです。また、養分が足りているからか、花柄も白花のより若干小さいだけで、去年の花よりずっと立派です。写真では花の色が薄いですが、実物はもっと濃い紫です。

2019年4月27日土曜日

チョコレートムース Chocolate mousse


急に甘いものが食べたくなったので、10分もあればできるチョコレートムースを作りました。飾り付けに、右のは砕いたカシューナッツ、左のはドーナツなどに付けるチョコチップです。


Very easy to make chocolate mousse with rum

作るのが簡単なだけでなく、ムースなので冷蔵庫に入れておくと、使った道具を洗って片づけている間に十分冷えました。


早速味見。実は香り付けにラム酒も入れたので、チョコレート味とものすごく相性がよいです。
 主役がチョコレートだし、ラム酒も入っているので、タイガに隠れて台所でコソコソ食べました。


Ingredients
200cc double cream (for whipping)
50cc double cream (to melt chocolate)
150g bitter chocolate
50g sugar
1 table spoon rum

変種ヤマユリ Yamayuri mutant varieties

3年くらい前に紅筋ヤマユリの球根を買いましたが、その翌年にはシュートが出てきたものの、秋に掘り起こしたら片鱗を1個残して球根はほとんど消滅していました。鱗片挿しをしようにも、一部が変色して不健康そうだったので諦めました。


でも、もう一度だけチャレンジしてみようと、去年の秋に紅筋ヤマユリの球根を1個買い、そのあと他から口紅ヤマユリの球根を2個買いました。今度は鉢植えでしっかり管理。


こちら↓ は紅筋ヤマユリ。出所の明らかなもので、神奈川県のとあるところの証明書のようなものまで来ました。


ヤマユリのシュートは斜め横に向かって顔を出すことが良くあるので、この紅筋も球根を埋めたスポットからけっこう離れた場所に出て来ました。そのシュートが支柱を要するほど不安定なので、後からあてずっぽうに支柱を挿すと球根に当たることがあります。それを防止するために、去年の秋に支柱を立ててそのすぐ横に球根を埋めました。
Benisuji Yamayuri (with red veins)
 それにしても、紅筋ヤマユリは華奢です。これは開花実績のある球根で、去年の夏に開花した写真まで付いて来ましたが、普通のヤマユリでこの細さだとまだまだ蕾が出ないと思います。でも、今年の開花を楽しみにしています。



こちらは口紅ヤマユリ。なんと、2個の球根のそれぞれに2本ずつシュートが出ています。左に埋まっている球根のシュートは一足先に出てきましたが、紅筋のシュートで開花レベルなら、これら2本も花が期待できます。ただし、普通の開花レベルのヤマユリの半分くらいの細さです。また、この2本のシュートだけは、素直に球根の真上に出ています。
Kuchibeni Yamayuri ('lipstick' Yamayuri)
 いずれも紅筋のシュートより若干、しっかりした太さです。

右の球根からのシュートは出始めたばかり。球根が埋まっているのは支柱の手前のはずなので、斜め横に向かってシュートが伸びているうちに時間がかかったようです。
 これらもしっかりした太さになりそうです。


山野草 口紅ヤマユリ 2球セット_画像1