今回の麗紅は不作でした。去年の秋に白い綿のようなカイガラムシがついて樹勢が落ち、年末までの間に長雨のたびに裂果がおきたり落果したりで、夏の終わりで12個あったのが最終的に4個に減りました。さらに、2週間前の寒波と大嵐で2個が落ちて、今朝の時点ではこの2個だけが木に残っていました。
写真左側のヘタ付きが今日収穫した2個、右側は2週間前に落果したものです。
大き目のもので150gを少し上回る程度なので、小さい2個はかなり小粒です。
大き目の2個を切ってみると、今年は随分とタネが多いです(去年は2粒だけ)。そういえば、ブラッドオレンジの両方とも開花が麗紅と重なったので、その花粉が着いたのでしょうか。今年の春からはブラッドオレンジを庭に下すので、来年のタネの入り具合を見てみたいです。
右側のは2週間も経っているので、細胞がクタッとしていて香りもないです。
対して、今日とったものは、個々の細胞に弾力性があります。味は両方とも甘味と酸味のバランスがよく、麗紅らしい濃厚な風味ですが、どちらかと言うととりたての方が美味しいです。来年からは追熟なしで利用しようと思います。