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2020年12月11日金曜日

リンゴに再挑戦 Apple Plant

 先日 紅玉でアップルパイを作ったとき、自家製のリンゴがあったらどんなに良いだろうと思い始めました。思えば、これまで栽培をトライして断念したのはどれも高級品種のいわばヤワなお育ち。対して、紅玉なら昔からある、柿の世界で言えば禅寺丸のような、タフな品種かも知れないと勝手に想像しています。

これまでの挫折の原因は、近くで街路樹として植えられているビャクシン類で越冬するウイルス。これが暖かい季節になると浮遊してきては赤星病をおこしていました。緑の葉っぱに着くものなので、これに対しては冬の間の石灰硫黄合剤は効果ありません。

でも、タフな品種なら大丈夫かも?うちの近所の姫リンゴの葉っぱを見ると、どれも病気フリーです。城北公園の姫リンゴも同じ。ならば紅玉も?と期待しています。

ということで、スーパーの帰りに寄った園芸店で見つけた(前から見ていた)紅玉。あまり流行らない店なのか、この苗を含めて他に3本の紅玉は4年くらい前からその店に並んだままです。その間、他の果樹などを買うたびに「まだ枯れていない」と思いながら眺めていました。値段も数年前から変わらず。ラベルの写真はもう真っ白です。

家へ連れてきてビニポットから出してみたら、予想どおりカチカチの根鉢。24時間バケツ水につけてから、根っこをほぐそうとしたらひと汗かきました。

なんとか10号鉢に植えました。

'Kogyoku', a variety derived from 'Jonathan' more than 100 years ago


鉢の右に写り込んでいる菊の冬芽は、地植えに戻した松風。黄色の食用菊の中では、やはりこの品種が最高です。土をごっそり入れ替えて埋め戻したので、来年からまた元気に花を咲かすでしょう。

紅玉に話を戻すと、地上40センチで切っていません。なぜなら今の状態で花芽が結構ついているので、もったいなくてできません。数年間あの劣悪な環境で生き延びたのだから、来年くらいは花を咲かせてやりたいです(できれば実も...ホホホ)。授粉に関しては用意があります。
This plant has been on the shelf for a few years and, looking at the branches, I expect to see some flowers next year.  This variety produces excellent cooking apples (I used Kogyoku for the apple pie that I made recently).  They are also good for eating fresh if you like sour apples.

下のほうのこの枝↓のも花芽に見えます。
とにかく来年が楽しみ。

2017年9月5日火曜日

リンゴの現在 Apple trees

 
今年の3月14日に届いたルビースイートは、10号ロングスリット鉢で管理してきました。
 
Ruby Sweet, as at 14th March 2017
 
 
それが伸びに伸びて、今では2.5mは優にあります。樹形は、狭い花壇に植えるためにエスパリエに仕立てましたが、主幹を摘心していません。なぜなら、Youtubeで米国の映像を見ているうちに、密植してリンゴ園を管理する方法のひとつである tall spindle apple tree のやり方に惹かれてしまったからです。その方法だと、最初の2年くらいは摘心せずに、上のほうの脇枝を掻くだけで、スピンドルのような下膨れの樹形になって、苗と苗の間隔が数十センチですむようです。しかも、「フジ」のような日本の開帳性の品種にも適用されています。

currently espalier, but may change to tall spindle apple system

明日から3日間くらい雨の予報なので、それを信じて植えつけすることにしました。時期的には早めですが、根鉢がしっかりできているので大丈夫でしょう。植えつけがうまくいけば、落葉期までに十分根を張ることができるので、来年の成長に勢いがつきます。

植えつけ完了。今年の病害虫の防除は、苗が届いたときに石灰硫黄合材を塗ったこと以外は、台所の米酢を200倍に薄めたものを、5月から7月末まで頻繁に散布していたことだけです。でも8月に入ってから20日間、毎日雨が降っていたのでサボリました。その後8月末になって初めて、コガネが数匹、葉っぱを齧って一部ボロボロにしてしまいました。





今年の4月4日に届いた「メイちゃんの瞳」は最初から地植えですが、やはり石灰硫黄合材と米酢だけでスクスク育ちました。

Improved variety of Maypole
as at 4th April 2017

こちらも2.5mくらいになっています。脇枝は積極的に摘んできましたが、それが正解なのかどうか分かりません。早くあのショッキングピンクの花を見たいものです。


2017年4月29日土曜日

リンゴとレモン類   Apple and citrus trees

リンゴ苗も芽吹いてきました。
3月14日に届いたルビースイート。そろそろ芽かきをすべきだと思いますが、もったいないので眺めているところです。
Apple: Ruby Sweet

今月の4日に届いたメイちゃんの瞳も順調です。背後のグアバのせいで芽吹きが分かりにくく写ってしまいましたが、立派な根っこのおかげで成長が良いです。
Apple: May Pole's improved variety




ベルガモットに高接ぎしてあるアレンユーレカの蕾は、もうすぐ咲きそうです。ベルガモットには9種類が接がれているので、道行く人に質問されることが良くあります。3、4年後に本格的に実が生り出したら、もっと話題づくりに役立つかもしれません。
Allen Eureka lemon, grafted onto Bergamot

同様に、タヒチライムも、もうすぐ開花。
Tahiti Lime, on Bergamot

こちらは斑入りレモンのスイートレモネード
Lemon Variegata, on Bergamot

カラマンシーは、まだ10号鉢で本体もありますが、ゆくゆくは高接だけにしようと思います。周年収穫できて便利ですが、風味はレモンやライムに劣ります。
Calamansi, on Bergamot


秋に咲いたリスボンレモンは、色づいたまま越冬して、ほんの少しだけ肥大しました。
Lisbon Lemon, on Bergamot

こちらも秋咲きのグランドレモン。越冬中の肥大はなしですが、霜が降りてもだめになりませんでした。
Grand Lemon, on Bergamot

本体のベルガモット。最後の1個が最近ほぼ全体的に黄色くなりました。
Bergamot proper

収穫してみると、265gでした。
Bergamot weighing 265g


2017年4月4日火曜日

メイちゃんの瞳  Columnar apple tree

先日購入したルビースイートの授粉樹としていろいろ迷った挙句、「メイちゃんの瞳」に行きつきました。


せっかく買うなら育成元から、と思い天香園から取り寄せました。昨日の朝11時頃に送金して、今朝もう届きました。電話の様子では現在、発送業務がかなり立て込んでいるようだったのですが、せっかちな私の我儘に応えていただけました。


「樹高は要らないから太った苗を」とお願いしてあったのですが、継ぎ目から上1m超の太い苗です。


Columnar apple: Maypole's improved variety

箱から出すと、根っこがどっさり。

天香園は今回が初めての取引でしたが、イシドウのプラム苗を思い出させるような根っこです。
 昨日までヌクヌクと圃場で暮らしていたのを掘り起こされたような新鮮な根っこです。

苗が届いたときはお昼ご飯の準備中だったので、とりあえずバケツ水に浸して、夕方の涼しい時間に植えつけることにしました。根っこの量が多いので、バケツの中で自立しています。写真↓ でわかるように、継ぎ目のコブの真下までびっしりと根っこが出ているので、植えつけ時には継ぎ目が土に埋まらないように気をつけます。

樹皮は白っぽいですが、素手で触ってみても石灰硫黄合剤の臭いがしないので、植えつけと同時に塗る予定です。ギリギリ間に合うと思います。


Soak the roots in water for several hours before planting

翌朝(4月5日)
昨日の夕方に植えつけた後、石灰硫黄合剤を急いで塗りましたが、今朝、乾いた状態を見ると、塗り過ぎ?!
新芽が薬焼けしなければよいのですが心配です。ホースで水やりのとき、なるべく洗い落とすようにシャワー水を掛けようと思います。
Painted with lime-sulpher mixture











種から育てたグアバのルビースプリームにだけ、最近アブラムシが湧いてきたので、庭に出してオルトランで掃除をしたあと強い日差しにさらしておきました。7号鉢で根っこがキツキツですが、最低気温が15℃以上になったら夏の間だけの地植えにしてみるつもりです。


Guava: Ruby Supreme seedling





暖かい気候のおかげで、ニワウメが満開状態です。


Japanese Bush Cherry
 今年は2度目の春ですが、こんなにどっさり花が咲くのは初めてです。



2017年3月14日火曜日

リンゴ苗  Apple tree

うちのスペース不足を考えるとブログに載せるのも気後れするほどですが、とうとうリンゴ苗のルビースイートを買ってしまいました。

以前、バレリーナツリーや姫リンゴを育てていたことがありますが、バレリーナはとにかく結実しないことに加え、うちの近くにはビャクシン類の街路樹が植えられていて、たぶんそこで越冬した菌が飛来して赤星病を起こしていました。今もその環境に変わりないのですが、ちゃんとした品種を迎えたからには、今後は農薬を使ってしっかりと防除していきたいと思います。また、授粉樹についてはゆっくり考えます。

で、今朝届いた苗。タイガが苗より手前にいるのでチビ苗に見えてしまいますが、しっかりした太い苗で大満足です。今日は小雨が降ったり止んだりの寒い日なので、植えつけは明日にします。


お店は去年の今頃、柿苗の「さえふじ」を買った花ひろばですが、「樹高は要らないから太い苗を」という私のリクエストに応えてもらえました。

Apple tree:  Ruby Sweet

ルビースイートは赤肉種でありながら糖度が14.5% と、しっかり甘さも確保した品種だそうです。赤い色はブラッドオレンジと同様、アントシアニンを含んでいるので、春だけでなく秋にもアントシアニン入りの果物を収穫できることになります(実が生ればのことですが)。この赤い実を使って、アップルタルトやアップルローズパイを作ると美味しそうです。 

Sugar content 14.5 °Bx,  red colour contains anthocyanin
 
 
 
 
天気予報では明日も雨なので、午後に植えつけすることにしました。箱から出してみると、地上70cmくらいの立派な苗でした。台木は暗い茶色に、水を掛けると薄っすらと緑色が浮き出る木肌で、継ぎ目は滑らかに融合していて、樹皮の色の違いでやっと継ぎ目がわかる状態です。明後日以降は日差しが戻るので、石灰硫黄合剤を塗るときに切り詰めます。