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2020年10月5日月曜日

一才ナツメ Dwarf Jujube

 今年の夏の日照不足でナツメの色づきが遅れていました。いつもなら一才ナツメは9月上旬には収穫が終わるところ、今やっと全面的に色づいてきました。今年は新疆棗王、和田棗、スーパージャイアントのいずれも実が着かなかったので、一才ナツメだけです。

Dwarf jujube plants with lots of fruits, although tiny....


陽光面の実は綺麗な紅色です。樹高は30cmくらいしかありませんが、葉っぱの陰にもたくさん隠れて生っているので、まさに鈴なり。
Although barely 30cm tall, they are prolific.


ナツメは樹上で過熟になるとモサモサした果肉になるので、全部取ってしまいました。個人的な好みからは、半分だけ紅色になった段階のものが、はっきりした酸味があって一番美味しいと思います。来年こそは、地植えで3年目になる予定の新疆棗に実を着けて欲しいです。

When they are half brown and half green, the texture is crisp with enough acidity.

2020年7月20日月曜日

早脆王ナツメ Jujube plant


去年の12月12日に届いた「七月早脆王」ナツメの苗は、5月に芽吹いた枝が、長いものでも10センチもない状態でずっと来ましたが、最近どんどん枯れてきました。
The jujube plant that arrived in December last year is getting dry every day.

この時期の天候から、水不足が原因ということはなさそうです。また、土は軽石と鹿沼土を多く配合してあるので、水はけはバツグンです。
Judging by the soil surface, the roots are not absorbing water.

苗の先端近くの新芽も、
The new shoots never got longer than 10cm, and the leaves are curling up.

下の方のも例外なくカリカリ寸前です。

もう何か月も眺めてきたので、こうなったら「掘り出してみりゃ分かる!」と決心しました。その結果が、コレ↓。
After months of watching, I decided to pull the plant out of the soil to see the state of the roots.
The result was startling.

生きた細根がありません。ということは、5月に新梢が伸び出したのは、主幹に蓄積されていた栄養を使い果たしながらの動きだったので、それ以降は根っこから栄養を補給されなかったので枯れたのでしょう。
This is really disgusting.

ちなみに、12月12日に苗が届いたときの状態はコレ↓でした。白い毛根は皆無で、そのとき有った細い根は冬の間に分解されたようです。
How the roots were when the plant was delivered in December last year.
There was not a single white active root - what there were must have melted during the winter months.


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昨夜のうちにメールでお店に状況を説明したところ、今日さっそくの返答があり、今度の秋に代替苗を送っていただけるとのことで、大変安心しました。早脆王ナツメは、海外サイトの写真をいろいろ見ながら、いつか収穫できることをとても楽しみにしていた品種なので、是非育ててみたいです。お店の迅速かつ誠意ある対応に感謝、感謝です。

Follow-up:
I contacted the online shop from whom I bought the above plant last night.  They immediately responded to me today saying that 'This variety is out of stock right now but new plants will be coming in this autumn, at which time they will send me the replacement plant.'  Needless to say, I am relieved and grateful for their sincere response.

2020年6月9日火曜日

ナツメの花 Jujube flowers

ナツメの開花が始まりました。例年、私の好きな3つの花の香りの最後という意識で咲く順番に、スイカズラ、科の木、ナツメです。今朝のドッグランではシナノキの花がもうほぼ終わって実が着き始めていたので、そのタイミングでナツメが開花します。


ベランダに置いてある3品種は、大雪ナツメ、1才ナツメ、早脆王棗です。初年度の早脆王は苗が届いたときの根っこがボロかったので、芽吹きもダメダメです。


From left to right: Super Giant, Dwarf Jujube, Zao Chui Wang Zhao

それでも早脆王棗も花が咲き始めています。枝の伸び方に勢いがないので、今のところ苗に蓄積されていた栄養で新梢が伸びているだけ、という印象です。
Zao Chui Wang Zhao


一才ナツメは隔年性なく毎年よく実を着けてくれます。木のサイズのわりには大き目の実で甘くて美味しいので優秀。
Dwarf Jujube



去年の春に地植えにした新疆棗王は、思ったほどには蕾が出ませんでしたが、今年こそは地植えの実を試せそうです。
Xinjiang Jujube






和田棗は、ナメクジの害から回復して主幹らしきものもできました。現在の樹高は地上30cmくらい。ナツメなのでしっかり蕾も出ています。
Hetian Jujube

2020年5月25日月曜日

フェイジョアなど Feijoa flowers etc

フェイジョアが咲き始めました。年々、開花が早くなっています。


Feijoa starting to bloom - flowers are coming out earlier every year due to global warming.
 長いシベを見ていると、アフリカの鳥の頭に着いている冠のような羽を想起させます。
 うちにある品種はアポロ、ニキタに加え、いただきもののウィキトウの3種です。



ブラックベリーのトリプルクラウンも、1輪だけですが開花していました。
Blackberry: 'Triple Crown'



恨み節:ナメクジか何かに和田棗の新芽が齧られていました。3日前の早朝に発見したときはガクッときましたが、以来、夕方になるとビニール袋をかぶせて紐で縛って保護してきました。羽状複葉の新芽が2本無くなっているだけでなく、真ん中の太いのは恒常的な枝で、これを主幹として育てて行く予定なのに、脇が齧られていました。3日後の今日までには主幹が少し伸びてきて、ダメージの程度が分かるようになりましたが、何とか主幹として育成できそうです。その両側の新芽には小さな蕾が見えています。
Hetian jujube's new buds were eaten in the night 3 days ago -  probably by a slug.
I have been protecting it by covering the plant with a plastic bag every night.



今日は暑い日だったので、冷凍ブルーベリーでジェラートを作りました。この↓レシピの真似ですが、イチゴがシーズン終わりに近づいてきたのか値段が上がり始めているので、冷凍庫にあるブルーベリーを使うことにしました。
https://www.youtube.com/watch?v=fw8u90Shw-g


また、冷凍の果実を使うことでかなりの時間短縮が可能になります。普通にアイスクリームなどを作る場合、夕方に準備して一晩かけて凍らせますが、今日のは夕方に冷凍庫に入れて夜の10時には使えました。ジェラートらしい柔らかさで完璧なタイミングです。
Gelato with frozen blueberries
By using frozen fruits, the gelato is ready in 3, 4 hours.

飾り用に、数個の冷凍ブルーベリーを解凍してあります。

夜遅いので、ほんの少しだけ味見です。このカナダ産ブルーベリーは香り豊かで本当に美味しいです。

残りは明日以降の楽しみ。

2020年5月14日木曜日

ナツメが遂に芽吹き Jujube plant budding at last

去年の夏に業者に依頼して輸入した新疆和田玉棗の苗が、今日やっと芽吹き始めました。まだ20cm位しかないチビ苗で、今年ぜひ体を大きくさせたい苗です。しかも高いところで接いであるので、本体の長さは実質的に穂木の部分の3-4cmしかありません。左右に伸びているのは、普通は冬には付け根からもげてしまう羽状複葉のようなものが落ちずに越冬しただけです。今年、恒常的な枝が出たらそれを主幹に見立てて樹形を作っていこうと思います。
Hetian Jujube from Xinjiang, just starting to bud



去年の秋に届いた早脆王も3日前に動き始めたばかりです。こちらは配達時に毛根が無い状態だったので、つい最近まで生きているのか枯れたのか怪しい状態でした。まだまだ安心できません。
Zao Chui Wang Zhao - early ripening variety



こちらはスーパージャイアント大雪棗)。最初に届いた苗は枯れ苗だったので、その次の年に替わりの苗として送られてきたものです。2年目以降はすでに根っこが充実しているので、芽吹きも早いです。ただ、この苗の場合、なかなか蕾が出ない。今年は栽培3年目ですが、まともに蕾の出ている葉は3枚だけ。他に何枚か、葉の先端に1、2個の蕾がついているものがありますが、咲いても結実するようなレベルではありません。
Super Giant - with very few flower buds



こちらは新疆ナツメ王。新疆には有名な品種が複数あるので厳密にはどの品種なのか日本の業者の表記では分かりません。カタログ写真では哈密(ハミ)棗に見えます。ちなみにハミ棗も和田玉も、中国全土を対象に毎年行われるナツメの品評会で「棗王」に輝いた実績があるようです。


去年は地植えにした初年度だったので結実はありませんでしたが、今年は期待しています。2年前に10号鉢で50個ほど生ったときの実は決して大粒ではなかったので、地植えの効果を知りたいところです。植えるとき、Youtube で見られる新疆の広大な農場の真似をして盛り土にしましたが、どんな根拠なのか知りません。
Xinjiang jujube (probably Hami)
 今年はまともな蕾がついています。
Flower buds growing nicely



玄関まえの小スペースに、去年の夏に1苗ためしに植えた青紫花のコンボルブルス・サバティウス。耐寒性は「中」という表示でしたが、東京の冬は楽勝のようです。
Convolvulus sabatius
 小さなアサガオの花のように見えますが、それもそのはずヒルガオ科セイヨウヒルガオ属だそうです。コンボルブルスは世界に200種ほど存在するそうですが、この苗のようにツル性のものは開花期が長いそうです。でも、ヒルガオ科ということは恐ろしい繁殖力があるはずで、サギゴケが駆逐されないように気をつけなければ。

2019年12月12日木曜日

ナツメ新苗 New jujube plant

国華園で注文してあったナツメ苗が今朝届きました。日本での流通用の名称は「7月早脆王」となっているようですが、海外のサイトでは単に「早脆王」でヒットします。ひらがなでは何と呼ぶのか分かりませんが、とにかく早生のナツメらしいです。


タイガと記念写真。
'Zao Chui Wang Zhao': an early-ripening jujube variety, arrived this morning.
Fruits start ripening in August.

根洗いした苗のようで、根っこを包んでいたモミガラを洗い落とすとこうなりました。
Hardly any roots on it!
 根っこが、すくなーい!!! こんなんで大丈夫なのかな。。。
Is this real?

おまけに接ぎ目に巻かれていたテープが台木と穂木に食い込んでいます。なるべく傷付けずにテープを取り除くのに、うちで最もシャープな接ぎ木小刀で可能な限り除去しましたが、実際にはどれだけ取れたか不安です。また、傷口も心配なので植えつけるまえに30秒ほど消毒する予定です。とりあえずバケツ水に午後まで漬けて水を吸わせてから10号ロングスリット鉢に植えつけることにしました。
The grafting tape is strangling the plant.


以下は、海外のサイトをみて総合した情報です。平均果重については17gと言っているサイトもありましたが、他は大体30gとなっていました。また最大果重については更に大きな幅があり、31gから93gまでさまざまです。また、7月下旬に「上市」という記載を見かけましたが、これは実が肥大して販売可能になることを意味するのでしょうか(日本語で「上市」というと、新薬の市場販売を意味します)。完熟期に関しては、8月中・下旬と言うサイトもあれば、9月上旬もあります。育てる地域の気候にもよるのかもしれません。


果実は経済栽培向きで大実。平均果重は30g。果実の形状は円筒形または卵円形で粒ぞろい。完熟すると果皮は鮮やかな赤。果面は滑らか。果皮はやや厚く、果肉はサクサクで多汁。味は甘酸っぱいナツメの風味。生果の可食部は96.7%。果肉が柔らかくなった時期の可溶性固形物含量は30%、完熟期は38%-46%。
河南省、山東省などの南部では、芽吹きは4月上旬、花は5月中旬に満開、実は7月中旬から下旬にかけて白熟期実が白っぽく肥大?)に入り、8月中旬には脆熟期果肉が柔らかく熟す?)に入り9月上旬に完熟。


この↓サイトは単なる一例です。これを選んだ理由は、サイドバーを見ると他にもうちで育てている「新疆和田玉棗」(今年の夏に輸入した品種)や「大雪棗」も載っているからです。
http://www.btgymm.com/gymm-1703.html

2019年10月10日木曜日

タイガにニキビ? Taiga's skin bump?

タイガの秋の換毛期が始まったのでブラッシングをしていたら気づきました。背中にポツンとしたオデキです。米国ミシガン州の獣医さんの番組で見たことがあるニキビのようなものです。番組では獣医さんが指で潰して中のウミのようなものを出して解決していましたが、素人の私にそんなことはできません。どうぶつ病院で潰してもらうついでに悪性・良性の検査もしてもらいます。
A soft bump
 かかりつけの病院は、電話したら木曜日は休みのようです。明日からは台風の影響があるので病院へ行くのは月曜日になるかも。ついでにひと月前倒しでワクチン注射も済ませます。
I tried to ring the vet but the clinic is closed on Thursdays.
Since a powerful typhoon is coming tomorrow, we will visit the vet on Monday.

病院へ行く前に他にもないか調べようとしたら、ウンザリしたタイガがコーヒーテーブルの下へ避難しました。ここは脇ヅメの爪切りを始めようとすると逃げ込む場所です。
As I tried to examine if there was anything else,
Taiga took refuge under the coffee table.





台風の前にフェイジョアの枝を軽く剪定したので、一部を小鳥のケージに入れました。葉っぱが新鮮なうちは野菜のように齧るし、すっかり乾燥したあとは葉っぱをむしって床に落とすのが楽しいようです。
I pruned the feijoa tree ahead of the typhoon and
put some of the branches in the bird cage.

 大好物の猫じゃらしもシーズンの終わりに来ているので、毎朝の散歩の帰り道、新鮮そうな穂を探すのに苦労します。
At 9 years old, he is still very beautiful in my eyes.
 今残っているのはオスですが、もう9歳のおジイさんインコになってしまいました。メスに意地悪されながら生きていたときはガリガリでしたが、先だたれてからは見るからに健康になって体ががっしりしてきました。タイガ同様、ただ今トヤの真っ最中で羽がボロボロです。
He is currently moulting and does not want me to touch him too much.



ここ3日間で寒暖の差が出てきたせいか急激にナツメが色づき始めました。
Xinjiang jujube getting brown, so I decided to try one.

この↓最初に色づき始めた実はほぼ全面的に茶色です。そこで試し採り。

実の長さは3.4cm。本当は縦長になる品種ですが、苗のあの幼さを考えると文句いえません。

切断面に糖度計を当ててみると21.6度ありました。味はまさに青リンゴ+ナツメ独特の風味。なかなか美味しいです。これでもう少し汁気があったらパーフェクトなのですが。
Sugar content 21.6°Bx