そこで、昨日の夕方にパイシェルとそのフタを焼きました。生地は昔の源氏パイ(といっても通じるか不安ですが)と同じで、膨らみ過ぎないように、薄力粉100%で作りました。ただし、夕方に焼くためには、朝早くから準備が必要です。練った生地に平たくのしたバターを挟んで、これを冷蔵庫で冷やしながら2,3時間ごとに折ること数回、ペイストリーボードは出したままになるので、台所でかなりスペース的に邪魔になる存在です。そのうち、ドーナツ生地にすれば良かったと後悔しました。
手前のフタの部分は、切り目を入れることで膨らみを抑えてあります。
Puff pastry, baked and left to chill overnight
今朝にはパイ生地がすっかり冷えていたので、イチゴを洗って水切りをしておきました。
Strawberries cleaned and ready for use
カスタードクリームも昨夜のうちに作って冷やしておいたので、ほぐすために裏ごししました。これでホイップした生クリームと混ざり易くなります。
Double cream and custard cream ready for mixing
カスタードと生クリームを混ぜたところ。ここでラム酒を少し入れるとさらに美味しくなるのですが、タイガのことを考えてガマン。ラム酒なしでも、食べると意識が遠のきそうなほど美味しいクリームです。
Mixed cream
泡立て器の掃除はタイガにおまかせ。
Tiga helps me with cleaning up
次はクリームをシェルに敷き詰めます。
Spread half of the cream
クリームに埋め込むようにイチゴをまぶし、
Place strawberries all over the pie
その上にまたクリームを広げます。ここで多めにクリームを塗ることで、フタをして押し付けるとムニュッと横にはみ出す寸前になるよう狙います。二度目のクリームは、フタに対して接着剤の役割を果たします。
Cover the strawberries with the remaining cream
フタを乗せました。これだけでは寂しいので、
Place the "lid"
お湯で溶いたジャムを塗ってツヤ出し。
Spread jam for gloss
パフペイストリーはフタの部分を焼いているうちにかなり縮むので、生地を型抜きしたら、麺棒でシェルよりも直径が2cmくらい大きくなるよう伸ばしてから焼きますが、出来上がったものを横から見ると、まぐれでちょうど良いサイズに焼き上がっていました。
完成したタルトは、冷蔵庫で3時間くらい冷やしてから切ります。
Chill the tart in the fridge for about 3 hours before serving
冷えたところを切ってみました。フィリングは、カスタードクリームと生クリームの良いとこ取りで、とても美味しいです。生地はミルフィーユの生地そのものなので、ミルフィーユのカスタードに生クリームを加えた1段だけの手抜きミルフィーユのようなお菓子です。