2018年6月29日金曜日

スモモのメスレー  Plum: Methley



2階バルコニーに置いてあるメスレーが色づき始めました。4日前から毎日1個ずつ落ちていましたが、今日は3個です。
Methley

スモモには珍しく自家結実性があり、かつ豊産性です。

比較的小粒の品種ですが、それでも雨による裂果が一部に見られます。

完熟果の果皮にはほんのり甘い香りがあり、「いくみ」を連想させます。果肉の色づきも同じだし、ズルズルの食感も同じ。ただし糖度は、いくみよりも低くてマンチュリアンと同等です。

2018年6月27日水曜日

スモモとオセージ  Plums and Osage



今朝は台風のような風音で4時半に目が覚めてしまいました。ちょうど雨が上がった5時には公園に着いて散歩をしましたが、帰宅したあと7時過ぎにはまた降り始めたのでラッキーでした。


庭ではスモモのマンチュリアンが色づいてきました。ブルームがかかった状態では、どこまで着色が進んでいるのか分かりづらいです。
Golden Plums
 10号鉢で初開花にしては豊作です。

 一部を試し採り。強く引っ張って柄が着いたまま採れてくるのはまだ熟していなかったのかも知れません。
 左がブルームのついたまま。右のは拭き取ったあと。サイズは60gで「いくみ」と同等です。
 切ってみると果汁がこぼれるようなジューシーさ。糖度は12.9度で、温州ミカン程度です。食味は、美味しいことは美味しいのですが、何年か前にファミマで買って食べたのほどには甘く感じませんでした。プロはやはり腕が違うのと、厳選したものを出荷しているのを痛感しました。
Sugar content 12.9°Bx



今とても楽しみにしているのは、これ↓。帝王です。最初に送られて来た苗の実は果肉が赤で明らかに品違いだったので、その代わりとして来たのがこの苗です。帝王の平均的なサイズは1果100gほどのようですが、この1個しか着いていないので巨大です。最初は数個の幼果があって、この実だけ双子果だったのでそのうち摘果するつもりでした。それが、他がどんどん落果してこれだけが残ったので大事に見守ることにしました。6月に入ると双子の片方がだんだん萎縮し始めてついには落ちてしまいました。その跡が、写真で黒く窪んでいる部分です。収穫期はカタログでは8月と言っていたと思いますが、この実の様子からは7月中には熟しそう。
Plum: 'Teiou'



こちらは7月に収穫できそうなオザークプレミア。写真の枝は苗の下のほうに着いているものですが、今にも折れそうなほど実沢山です。この品種は授粉樹として広く使えるそうですが豊産性でもあるので、これで美味しければ文句なしなので、味見が楽しみです。
Ozark Premier



今年2個だけ実がついたオセージの第1果が数日前から黒くなっていました。小さな、小さな実です。
Blackberry: Osage
もうそろそろ良いだろうと思って試食しました。食味は甘酸っぱいのですが、その甘い味が今までにないタイプの甘さで、ブラックベリーらしからぬフルーティーな美味しさです。でも、タネは石のように硬かったです。
Small fruit, but the taste is larger than life - really fruity.




ヤマユリの開花が進んでいます。庭に出ると花の香りが漂ってくるので、初夏の季節を満喫できます。
Yamayuri


ヒマワリは4個全部が開花したあと、花のサイズ大きくなり続けています。
Sun flowers lasting well
 鼻を近づけてみると独特な匂いがします。種の一部を保存して来年も育てたいと思うほど気に入りました。

2018年6月24日日曜日

公園で  At the park



午後に日が差し始めたので、ドッグランへ行きました。
初めて見る大きなラブラドールのジンベイ君、4歳、が寄って来ました。体が大きいので、脚にすり寄って来られるとこちらが倒れてしまいそうです。
Jinbei, 4-year old male Labrador,
came snuggling up to me, nearly knocking me down.

私に挨拶のあとは、パルとアンズちゃんの飼い主さんにスリスリ。
He moves to Pal's owner.
 足元でゴロゴロし始めました。雨上がりの砂の上なので、洋服が直ぐに汚れます。
Jinbei wants a rub on his tummy.
 そんなことはよそに「かまってくれえー」。飼い主さんもおおらかで笑って見ているだけ。
'Won't someone give me a rub?'


タイガはジンベエ君の飼い主さんに挨拶。タイガが近づく前からジンベエママに撫でてもらっていたパルちゃんはタイガをチラ見。
Taiga says 'hello' to Jinbei's owner.
Pal is conscious of Taiga's approach.

先週末に、初対面ながらパルちゃんとタイガは意気投合して走り回っていたので、お互い憶えていたようです。
They met last weekend and instantly became friends.
 早速、ワンプロが始まりました。





一息いれた後も再開。




初めて見るミニチュアシュナウザーが到着。オスで3歳のグレース君。白いレッグウォーマーをはいたようなユニークなトリミングで、脚の長いのが強調されます。
Gace, 3-year old male Miniature Schnauzer
 タイガと挨拶。
Taiga says 'hello' to Grace, but

直ぐにパルちゃんがやって来て、グレース君のことはそっちのけ。
immediately forgets about him and gets back to Pal.


ラブラドゥードルのアルバスも到着。
Albas, male Labradoodle, arrives,
 アルバスは1歳半になったところですが、もうおこちゃま遊びには興味がなくなり、自分より年下の子らが騒いでいると叱りに行くそうです。タイガとパルちゃんは年長者なので、叱らずに無視して通り過ぎました。
Although 1 1/2 yeas old yet, Albas is no longer interested in doggie wrestling.

今朝まで雨が降っていたのに急に晴れて蒸し暑いので、アルバスはバテ気味で動きません。
He is too hot and bothered to play.


サモエドもいました。名前はサモンで4歳の女の子だそうです。サモエドにしては小柄で、毛の長いのを割り引くとタイガとそんなに違わない体格です。
Samon, 4-year old female Samoyed
 ぱっと見、秋田犬かと思ってしまいました。
 飼い主さんの傍を離れないので、他の犬と遊ぶ様子が見られないのが残念。




日差しのおかげで、矮性品種のヒマワリが開花しました。種から育てたと思うと嬉しいです。
Back home, the sun flowers welcomed us.

 変哲もないタイプの花ですが、うっとり見とれてしまうほど綺麗な色です。私好みの、ゆで卵の黄身のような色。

2018年6月23日土曜日

アンズのタルト  Apricot tart



昨日収穫したアンズは、煮立ったシロップに一晩漬けこんでおきました。アンズは煮込むと熱湯を掛けたトマトのように皮がむけてくるので、アンズを鍋に入れる前に火を止めます。


スイーツなのでパイ生地には砂糖も入っています。生地が持ち上がらないようにフォークで穴をあけたら、底辺の周りにだけ重しを置きます。料理本などでは必ず底に紙を敷いて目いっぱいに重しを乗せますが、それでは底の部分がいつまでもジュクジュクで不味くなります。なので、教科書は無視。



焼き上がり。

フィリングは、ペイストリークリームにクリームチーズを混ぜ込んだものです。Youtubeでは、カスタードクリームを固めに作ったものを「ペイストリークリーム」と呼んで、何か凄いもののように扱っていますが、何のことはない、コーンスターチの代わりに小麦粉を沢山入れて固くしているだけで、他はカスタードクリームと同じです。しかも作り方が乱暴で、フランスのシェフでさえ、直火で加熱しているのには仰天。弱火で沸騰するお湯で湯煎しながらクリームにするのが常識と思っていましたが。


せっかく自家製のアンズを使うのだから、単にカスタードクリームでは物足りないので、100gのクリームチーズを仕上げに練り込みました。それを網で濾して冷やします。冷えたところでパイシェルに広げてベースは出来上がり。
Pastry cream, with 100g cream cheese added

アンズを水切りしたらパイの上に並べます。乾燥防止に、アンズを漬けてあったシロップで超薄めのゼリー液を作ってハケで塗ります。
Home grown apricots, soaked in syrup overnight

冷蔵庫で冷やしてから食べます。

まだ完全に固まっていませんでしたが、3時のおやつに切ってみました。

アンズは加熱すると酸味が強くなるのと、味にムラがなくなるので、スイーツへの利用価値が高いです。カスタードのほうは、クリームチーズの酸味と乳製品っぽい香りで、とても美味しいです。
Thanks to cream cheese, it is many times richer than just pastry cream.

ゴールドフィグ  Golden Fig



ゴールドフィグがここ2、3日で急激に肥大してきました。触るとポタポタ餅のように柔らかいので、左の実を試し採りすることにしました。この色で完熟なら、あまり野鳥に注目されずに済みそうです。


Golden Fig

果重は約80g。苗が充実してきたので、今年の実は今までになく大きいです。

糖度を測ってみると17.1度です。夏果なので比較的低いですが、梅雨の雨水をたっぷり吸って極めてジューシー。とても美味しいです。
Sugar content 17.1°Bx