2013年3月30日土曜日

実生&コスフォード hazelnuts: seedling & Cosford

買ってから数年になるヘーゼルナッツ実生苗の新芽が展開しないので、昨日、土から出してみました。根っこがツルツルで、コガネ子が7匹ほど入っていました! 新芽が動かないということ以外、外見的な異常はなく、鉢の表土は普通に見えたので、発見が遅れました。(以前、ドイツ品種の高い苗もちょうど今の季節に被害が判明しました。) これで、去年コガネの影響を受けたのは4鉢になります。

seedling with beetle grub damage (lost and gone!)

実生苗を引っこ抜いた後、あまりの落胆に一晩放置していましたが、ヘーゼルナッツ苗はいつも隣合わせに置いていたので、もしやコスフォード↓も、と思い今日鉢から出してみましたが、コガネ子は1匹も見つからず一安心です。
Cosford

ポポーの蕾 pawpaw: NC1, Wells, Prolific

ポポーのうち、NC1↓ の蕾がやっと膨らんできました。ウェルズやプロリフィクよりも2,3年遅れて導入しましたが、2年前から地植えのウェルズを追い抜いて、今は樹高が2.5m位になっています。今年はしっかりした蕾が沢山ついているので、初収穫ができそうです。
 
NC1


こちら↓は去年の3月に、鉢植えプロリフィックの枝を地植えのウェルズに引き寄せて居接ぎしたもので、去年の11月に切り離しました。融合部分の乾燥防止に、「新キヨナール」というものを塗っておきました。キヨナールが乾燥するには2ヶ月位かかったほどいつまでもベタベタしていたので、プラスチック袋をかぶせずに越冬しました。枯れたのかどうか、まだ分かりません。5月になっても変化がなければ、先端を切って樹液が通っているのか確認する予定です。

Prolific, grafted onto Wells

2013年3月24日日曜日

夕紅  persimmon Yubeni

フェイジョアのマンモスの跡地に、今年からは柿の夕紅を植えています。写真右側に写り込んでいるのがマンモスの切り株で、自然に腐敗するのを待っています。切り株を揺さぶると、既にグラつくようになっています。このスポットはもろに北風が当たる場所なので、グニャグニャのマンモスは、植木屋さんに支柱を複数の角度からしてもらってやっと立っていましたが、雪のたびに大変なことになっていたので、遂に諦めました。その点、直立性の落葉樹の柿なら冬も安心です。

夕紅は単為結果性があり、種はほとんど入らずまた実どまりが良く、汚損果も少ないとのこと。さらに実だけでなく、葉っぱも紅色に染まるので、観賞価値も期待しています。ただし、過去2度の秋の経験から言うと、東京の秋は夜と昼の寒暖の差が少ないからか、雪国で見られるような紅色の柿の葉にはなりにくいです。

柿の蕾は、その年の春に伸び出した枝に着くので、冬の間のポッチを観察しても花が着くかは判断しにくいですが、今年こそはーっ、と期待しています。

2013年3月23日土曜日

さくらが満開  Sakura, Sakura

今日は生憎の曇り空ですが、桜がほぼ満開になっていました。毎晩ジョギングで行く都立城北公園への途中で、石神井川沿いに桜の木が植えられています。この辺の土地の名前も「桜台」なので、桜は特に身近に感じます。毎年写真を撮っていると、自分の気に入りの木が絞られてきて、必ず撮るのがこの↓木です。




この角度や、

この角度も、毎年同じになってしまいました。

城北公園では、家族連れがピクニックランチを広げ始めていました。



今日(24日)は日曜なので再度、公園へ行くと、時々出会うアラスカンマラミュートの男の子が飼い主さんといました。体重50kgの巨大な雄ですが、性格はいたって温厚で、どこでも触らせてくれます。
 足も巨大で、私のにぎりこぶしと同じ大きさです。
 雄ですが、髪飾りをつけて、飼い主さんの愛情ですね。


ビオレッタ&バナーネ Violetta & Longue d'août

10号鉢で既に6年位になる、ビオレッタの親株に夏果が膨らみ始めています。植え替えしようにも根っこがギチギチで、引き出せる状況ではありません。挿し木で苗の更新をする方が、労力的には楽そうです。
  

 こちらは、去年の秋に挿しておいたものが芽吹き始めています。完全に外放置で、雪の下敷きになっても平気でした。

 
 2011年の秋に庭挿しにして、去年の秋に鉢上げしたバナーネにも、新芽が動き始めました。鉢上げした後、4cmほどの緑枝が出ましたが、緑色のままで越冬しました。
 

2013年3月19日火曜日

サニーコット開花 Sunnycot in bloom

今年から地植えにしたサニーコットが、昨日までの1,2輪から、一晩で7部咲きくらいになりました。去年は鉢植えで2個だけ成らせましたが、今年は10個くらい付けさせようと思います。桃のように、地面に向かって咲いたものを選ぶように摘果します。数年後には、こんな丁寧なことはやっていられないほど木が大きくなっているよう期待します。

去年はビワの室戸早生とオレンジのセミノール同様、このサニーコットもコガネ子に根をやられましたが、これからは地植えで安心です。

蕾は濃いピンクで、開花すると淡い色。顔を近づけるとほんのり甘い香りがする程度で、やはり梅とは違います。花粉が豊富で、梵天が真黄色になりました。同時開花中のトパーズとバイオチェリーに授粉しておきました(花粉の相性については分かりませんが)。

トパーズ&バイオチェリー開花 Topaz & Biocherry in bloom

スモモの開花が始まりました。今咲いているのはトパーズとバイオチェリーで、貴陽は明日あたり開花しそうです。

トパーズは地植えで7,8年経ちますが、やっと木が充実してきたらしく、今年はいままでになく沢山の花がついています。花粉はほとんどありません。

バイオチェリーも花粉が極端に少ないので、なぜ授粉樹として位置付けられるのか分かりません。
貴陽との相性も、本当に良いのかどうか、納得のいくデータを見たことありません。むしろ、去年まであった秋姫やいくみの方が花粉が豊富で、特に秋姫は貴陽と同時に開花して、その花粉で貴陽に実が着いたようなので(あくまでも私の想像)、実の美味しさやサイズなども考慮すると秋姫の方が有利な気がします。

2013年3月17日日曜日

西洋クワ&東洋クワ mulberries - European & Oriental

去年の秋に届いた改良園のカタログでこれ↓ を見てすっかりとりこになり、さっそく注文してしまいました(ページに折り目まで付いてしまったところがかなりダサいですが、何度も眺めていました)。本当は、「ブドウ山椒」の苗が入荷したときに、同時に発送される予定でしたが、どうしても待てないので、e-フラワーに電話で泣き付いて、桑苗だけ先に発送してもらいました。

以前育てていたポップベリーは、甘いものでも糖度が9度くらいだそうで、その甘い実自体、稀でした。カタログのとおりだと、この西洋クワはポップベリーの2倍の糖度ということになります。



で、今朝届いた箱を開けてみると、何だかちっさ~、という気もしますが、まあ、クワ科植物は成長が速いので、ちゃんと育てれば来年からでも開花するでしょう。(クロネコの配達員も、「すぐ大きくなりますよ!」と励ましてくれました。)

アップで見ると、もしかして今年ほんの少しでも味見ができるかも?と期待できそうで、今日からガンガン日に当てて行きます。


こちらは2011年の秋にe-フラワーから購入した東洋系のクワです。糖度が15度とのことで、これもポップベリーよりも遥かに甘いはずです。苗が到着して直ぐに新芽が展開し始めたので、2011-2012年の冬は無加温部屋で越冬させたら、過保護だったらしく、春に外へ出したとたんに花が全て落ちてしまい、収穫なしでした。今年はベランダで越冬し、今は各節に数個ずつ蕾が出ているので、初収穫ができます。

去年は屋内だったせいか、蕾も開花も白っぽかったですが、今年の蕾は茶色で丈夫そうです。

2013年3月16日土曜日

イチゲ&クリロー Anemone pseudoaltaica & Xmas rose

暖かくなって、イチゲが咲き始めました。私の田舎の富山県は雪国なので、東京での開花は1月ほど早いです。クリスマスローズを沢山育てていらっしゃる方から聞いたのですが、キンポウゲ科の花は不安定なものがあるそうで、このイチゲも年によっては八重咲きだったり、写真左の花のように一重になったりします。

去年買ったピンクのクリスマスローズ、今年は緑色っぽいです。

こちらも、去年よりも緑色が強いので、種は採らずに花が咲き終わり次第、むしり取っています。

こちらは去年、オクで買った5枚弁のゴールドネクタリー苗です。今年は葉っぱだけですが、株が随分太ったので安心です。また、ゴールドネクタリー苗は葉っぱが黄色のものが多いと聞きましたが、うちのは2年目の今も濃い緑色なので安心しました。

こちらは7枚弁のゴールドネクタリー。つい最近まで、去年の5月に出た葉っぱ1枚だけが残った状態で、生死も分からない状態でした。

でも、最近になって、根本に新芽が顔を出し始め、さらに、手前には去年の種から1個だけ発芽しています。7枚弁のセルフ苗のはずですが、育つかどうか。。。

ファントム  baby kiwi Phantom

正月に、サルナシのファントムを、地植えにしてあった実生ゼスプリゴールドに接いでおきました。ビニール袋がけにしてあったので、雪が降っても大丈夫でした。3月に入ってから鉢上げし、今は日当たりの良いベランダで管理しています。

台木の生命力が強く、何度も新芽をかき取っていますが、湧くように芽が出てきます。栄養を穂木に集中させるために当分これを続けます。写真がボケていますが、上の方に新芽が膨らんでいます。

アップで見ると、浅緑色の葉っぱがもうすぐ開きそうな状態です。

 
3月23日現在


一方、去年の8月に挿した枝は全て失敗で、今はカリカリになっています。

こちらは地植えのファントム。葉っぱの展開が挿し木と同じような状態です。
挿し木や接ぎ木のために枝を何度も採取し過ぎたので、ツルは地上1mも無い状態で、これでは今年も蕾が出ないかもしれません。

これは地植えにしてある実生ゼスプリゴールドです。期待どおり雄木であれば、早雄よりも開花が2,3日早いそうなので、黄肉系キウイの授粉樹になるはずです。サルナシの木肌とは違い、毛むくじゃらのツルです。

2013年3月10日日曜日

ブラッドオレンジ収穫  Blood Oranges harvested

ブラッドオレンジのモロに野鳥(たぶんヒヨ)が突いた跡があるので、これ以上のダメージを受ける前に収穫することにしました。1月中旬の降雪のとき以外、ベランダで直射日光に当ててきたので、黒味を帯びた濃い赤に色づいています。

うちのベランダは、長方形の家の東南にL字型についていて、長い方の南側では隣家との間で夏に高温乾燥になり過ぎるため、柑橘類に葉ダニが付きやすいです。東側は、家が坂の中腹にある地形で道に面してオープンな空間になっているので、風通しが良く、柑橘類には問題なしの場所です。


タロッコの方は色が比較的薄いせいか鳥害はなしでも、この際収穫。

陽光面よりも地面側の方が色ムラが少ないです。

3月ともなると完熟なのか、両方ともとても甘く、酸っぱさが全然気になりません。初成りで、追熟なしでもこんなに美味しいとなると、うちの柑橘類のなかでは最上位の位置付けになります。
 
切り分けてみると、モロの方は果物というより、牛バラ肉のように見えます。指先が赤く染まりました。
 

2013年3月9日土曜日

室戸早生の鉢上げ Muroto-wase recovering from beetle grub damage

去年の夏ー秋の間に、アイツの子によって根っこをツルツルにされた室戸早生は、ダメ元で庭に下して越冬させました。半分あきらめていたので、何度雪が降っても放置していましたが、生きていたようで、新芽が出始めました。(葉っぱの白い斑点は、バラ科果樹に散布した石灰硫黄合剤のとばっちりです。)


根っこを見ると、元の根が数センチしか残っていないところに、白いものが伸び始めています。


まだまだ絶対安静が必要なので、野菜用の用土に元肥なしで10号ロングスリット鉢に植え替えました。1週間くらい日陰で休ませてから、明るみに引き出す予定です。室戸早生は初収穫でも、クイーン長崎よりも糖度が高いように感じたので、これから大事に育てます。