2015年3月11日水曜日

シェリートライフル Sherry Trifle

スーパーで、イチゴの「紅ほっぺ」が目玉商品として売られていたので、ストローベリートライフルを作ることにしました。トライフルは、使う果物によって、ラズベリートライフルなど、いろいろ可能です。が、シェリーは必須。

いま、ネットでトライフルのレシピを検索すると、随分と斬新なものがいろいろ載っていて楽しいですが、私のは昔イギリスで学んだやり方です。また、レストランで食事をした後はいつもトライフルを注文していましたが、やはり私の学んだのと同じものが出てきたので、そういうものと思っていました。唯一のバリエーションは、レストランによってはスポンジに掛けるシロップをわざわざゼリー液にするところがあって、その場合、個人的に、スポンジ生地がザラザラして非常に舌触りの悪いものになるし、シェリーの風味も分からなくなるので、必ずゼリー質でないことを確かめてから注文していました。

まずは、容器の選択。今までは右側のを使っていましたが、最近買ったパイレックスのガラス容器の方がトライフルの層が見えるので試してみることにしました。


まず、スポンジを焼きます。真ん中に竹ぐしを刺して何もついて来なければ焼きあがり。

パイレックスの容器とほぼ同じ幅のようです。


スポンジを焼いている間に準備したイチゴです。鍋で甘すぎないシロップを作り、スライスしたイチゴを入れて火を止めるとイチゴ風味のシロップができます。「甘すぎない」理由は、スポンジが既に甘いことと、余ったシロップの有効利用のためです。

スライスしたイチゴを生のままで器に敷き詰めるやり方もありますが、私はさっと加熱したほうが、シロップを掛けたスポンジやカスタードクリームとの相性が良いと個人的には思います。スライスしたイチゴのシャキシャキ感が好きな人は、そのままで。

このスイーツの名前が「シェリートライフル」な所以は、イチゴシロップにシェリーをドバドバッといれて、それをスポンジに掛けるからです。シェリーは安物で十分です。


スポンジが厚すぎるのでスライスして調整。イチゴの上に乗せます。直径20cmの型で焼いたスポンジが器にぴったり入りました。

シェリー入りのシロップがスポンジに沁みこんだところです。余ったシロップは、捨てずに飲むのがエコでしょう。シェリーの入った「甘すぎない」シロップは、果実酒のように美味しいです。

次にカスタードクリームを作ります。

粗熱がとれたらカスタードをスポンジ生地の上に注ぎます。
カスタードも余ったら、ビスケットを焼いてその上に乗せたり、それが面倒なら味の無いクラッカーに乗せて食べても美味しいです。

横から見るとこんな感じ。これを冷蔵庫で冷やします。

カスタードが完全に冷えたら、生クリームをホイップして最後の層を作る。

飾り用にとっておいたイチゴを乗せて出来上がり。

磁器と違ってガラスの器はチープに見えるけど、デモンストレーションには便利です。