2014年11月2日日曜日

ブラッドオレンジ  Blood Oranges

秋の深まりとともにブラッドオレンジの緑色がだんだん薄らいできました。
去年は裏年だったモロは、今年は沢山の実を着けています。数えてはいませんが、20個はありそうです。2-3月の真冬に真っ赤な果皮のオレンジを眺めるのが楽しみです。

Moro

地植えにして1年ちょっと経ちました。樹高はほとんど伸びていませんが、枝が茂ってきたので鉢植えのときよりもガッシリした樹姿です。

 
 
タロッコは、去年の豊作から一転して今年は2個しか実が着いていません。おまけにエカキムシの害に会い、葉っぱの先々はヨレヨレになっています。モロやさせぼ温州の直ぐ傍に植わっているのに、タロッコだけがエカキにやられました。
Tarocco

2014年11月1日土曜日

アップルタルト  Apple Tart

昨日買った大きなリンゴが、紅玉のように固い果肉だったので、煮てタルトの材料にすることにしました。リンゴだけのタルトでは面白みがないので、カスタードクリームとの組み合わせにしました。

3個全部使って、内径20cmの深鍋でさっと煮ます。水は加えず、リンゴと砂糖だけ。厚鍋は熱効率が良いので、砂糖を絡めながら数分加熱したら火を止めて、フタをして完全に冷めるまで放置すると、砂糖が沁み込んでしんなりします。リンゴが冷えたら鍋から取り出して、果汁を水切りしておきます。この果汁は後で使うので捨てない。

その間にタルトのシェルを準備。ペイストリーを焼く前にフォークでグサグサ突いておくと、生地の膨張を防げます。軽く茶色になったらオーブンから取り出して完全に冷ます。

タルトシェルを冷ましている間にカスタードクリームを作ってシェルに流し込みます。プロは、カスタードクリームをシェルに敷き詰めるとき、絞り袋を使って綺麗に詰めますが、私はゴムベラで簡単に。まだカスタードが完全に冷めないうちに敷き詰めると、何とか隙間ができずにすみます。

完全に冷えたリンゴを、カスタードクリームの上に外側から順に敷き詰めます。中心はそのままだと見栄えがしないので、「花」を作る。これでほぼ完成。

仕上げは、とっておいたリンゴの果汁を茶こしで漉して果肉のゴミを取り除き、ゼリー液を作る。これをハケでタルトの表面に塗ります。こうすることで、より美味しそうに見えるし、冷蔵庫で保存するときの乾燥防止に役立ちます。さらに、ゼリー液がリンゴ片のつなぎ役になるので、タルトを切り分けるときに形が崩れにくくなります。

タルトを切り分けたら、軽くホイップした生クリームを添えて食べます。

生クリームがリンゴの酸味を和らげてくれるので相性が良いです。

外は雨  Boring rainy day

今日は朝から雨で、タイガの散歩も短めに終わらせています。

いつもは早朝散歩の公園からの帰りに、小鳥たちの大好物の猫じゃらしを摘んでくるのですが、今日はそれができなかったので、庭のバジルを与えました。

メスは相変わらずのワガママで、バジルを独り占めです。野菜をさっと水切りして与えると、メスは必ず野菜をお風呂にします。
The female loves vegetable "bath"

野菜についていた水が羽につくと、水浴びの気分になるようです。

逆さになって容器の水を飲んだり。。。。。

オスが近寄らないように睨みを利かせながら葉っぱを齧ったり。
本当はオスだってバジルを食べたいのですが、メスが怖くて近寄れません。



インコのメスがひとりで大騒ぎしている間もタイガは退屈し切って、グアバの横でふて寝。ホットカーペットは、グアバ、タイガ、小鳥のみんなの役に立っています。

Taiga enjoying the electric carpet

2014年10月26日日曜日

ラズベリーアイス Raspberry Icecream

ラズベリーのジョーン・スクワイアは、チョロチョロと秋果を提供してくれています。あまりにも細く長くの収穫なので、採り貯めが面倒でその場で食べてしまいがちです。が、なんとかアイスクリーム1回分の量が集まったので、冷凍庫から出しました。

私はご飯は超テキトーに作るズボラ人間ですが、事、スイーツとなると、几帳面に材料を量って作ります。その際、ヒントを得るのがこの↓ 本。1980年代に住んでいた町のセインズブリーで買ったものですが、ずっと使っています。もう、紙が変色して、各ページのふちが黄ばんでいます。冷菓からケーキや熱々のプディングまで、様々なレシピが載っています。単位も、インペリアルではなくてグラムなので使い易いです。


今日参考にしたのはストローベリーアイスのレシピですが、ラズベリーを使っているので、フランボワーズのアイスクリームになります。(ちなみに、写真下、左側のは、『イタリアン・ヘーゼルナッツアイス』で、ものすごーく美味しそうな内容です。でも、うちの苗はまたしてもコガネ子にやられて枯れました。)

材料はこれだけですが、オプションで香り付けにラム酒を少し入れると更に美味しくなります。ミルクと卵黄と砂糖でカスタードを作り、完全に冷めたら、ブレンダーに掛けた果実を混ぜ込み、ホイップした生クリームと混ぜ合わせて、これを凍らせるだけです。


出来上がり! 
Icecream made with Joan Squire

アイスを崩しているうちに溶けはじめる程度の凍らせかただったので、ちょうど良い感じです。
種を裏ごしせずにブレンダーで砕いただけだったので、ワイルドな香り高くてとても美味しいです。


私の顔に穴が開くほど集中してタイガが見つめていたので、少しおすそ分け。タイガは、自分が欲しいものがあると、私のそばに座りこんで静かに待つという習慣を、教えもしないのに赤ちゃんのうちから身に着けました。無言で、目ヂカラだけで催促するときのまなざしは本当に笑えます。

小皿に入ったのを綺麗に舐めて、欲しい度合をデモンストレーションしています。

しょうがないので、もう少し追加。

グアバの保温対策  Keeping guavas warm

毎冬、寒さと水のやり過ぎでグアバ苗を弱らせていますが、今度の冬は床暖で保護してみることにしました。といっても、うちは備え付けの床暖房装置なんて無いので、ホットカーペットで保温です。

畳1枚相当(90cm x 180cm)のホットカーペットを注文しましたがカバー付きではなかったので、地元のスーパーで 130cm x 180cm のカバーを買ってきました。小鳥の部屋で使うので、試しにインコのエサの殻をこぼしてみたら、ホウキで簡単に掃き取ることができました。また、タイガの毛を生地にこすり付けてハンドクリーナーで試したら、掃除機ほど強い吸引力ではないので、カバーの生地が吸い込まれることもなく、ちょうど良い具合に掃除できました。これなら、毎朝の掃除がさほどストレスにもならず、たぶん来年の4月いっぱいまで、この状態で行けそうです。

さっそくオンにしてみたら、あったかくて、分厚いカバーがフカフカで心地よく、ゴロリと横になってグアバ苗を眺めて幸せな気分に浸りました。

写真左の9号菊鉢が斑入りグアバ、真ん中のと手前のがブラジルグアバ、右端の10号ロングスリット鉢が赤実グアバです。

ホットカーペットは、オンのままで6時間放置すると自動的にオフになるそうで、真冬は朝方には冷えてしまいそうですが、これまで使っていた小さなパネルヒーターよりは効果があるのではと期待しています。

Guavas placed on the electric carpet



こちらは取り木を外して鉢植えにした、斑入りグアバの現在。地上20cm位のところまでは生きています。これで越冬できるのか、というくらい衰弱していますが、保温と水やり管理さえしっかり行えば大丈夫でしょう。

Air-layered Guava Variegata

ジャボチカバの蕾  Jaboticaba flower buds

ジャボチカバの蕾がなかなか大きくならないので、2階部屋に取り込みました。ガラス戸越しの光になりますが、気温重視です。この部屋は使っていないので冬は無加温ですが、ガラス戸が部屋の東と南側にあるので、天気さえ良ければ朝から温度は高くなります。


蕾はあちこちに出始めています。今のところ、片方の幹に集中していますが、もう一方の幹にも3ヵ所に出始めています。蕾をみると、これからも世話する意欲が湧いてきました。

2014年10月20日月曜日

柿: 甘秋(PVP)  Persimmon: Kanshu

注文していた柿苗の「甘秋」が、今朝届きました。
地上部はとてもしっかりした新苗で、元気な葉っぱがあるので枯れていないことが確認できて安心です。
(数年前の冬に、落葉果樹の苗を柑橘苗と一緒に千葉県の業者から買ったとき、植える際に地上40cmのところで切り詰めたら、主幹がカラカラに枯れていました。電話でクレームしても、「生きているから来年の春になれば芽吹く」の一点張りで、結局、枯れたままでした。なので、落葉樹の購入は、まだ葉のあるうちか春に芽吹いてから、と決めています。)

カキ苗 甘秋(甘)

品種特製については、通販ショップの記述は、どの品種についても都合のよい部分だけを選んで誇張した上で書いてあるようなので、下記の試験研究結果の記事がより現実的かもしれません。業者の品種特性よりも、抑えた内容です。(無断で転載していますが、出所を明らかにしているので、問題ないと思います。)


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実施機関名
(主査)      農業総合研究センター暖地園芸研究所果樹研究室
(協力機関)   (独)農業・生物系特定産業技術研究機構果樹研究所

甘秋
「新秋」に「18-4」( 「富有」× 「興津16号」) を交雑し育成した完全甘ガキ品種である。
収穫期は10月上中旬頃で、「伊豆」並である。
雌花の着生は多く、雄花も少し着生する。種子形成力、単為結果力ともに強いので、早期の生理落果は少なく結実率は良い。
果実は果頂部がやや扁平で、扁円形と方円形の中間の形になり、果重は平均200g程度である。
糖度は16~ 17Brix% で肉質は緻密で食味は良好である。
条紋、へたすき、果頂裂果の発生はほとんどないが、汚損果の発生が多い。

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ビニールポットから出してみると、根洗いした後、水はけの悪そうな土で根っこを固めて発送したものだったので、土を全て落としてから、中粒赤玉と鹿沼、および野菜用の土で植えつけました。元肥は有機配合肥料と牛糞。

ゆくゆくは、地植えの夕紅に高接ぎして統合したいので、その前に接ぎ木の練習です。



タイガの散歩で行く城北公園では、柿の実が色づき始めています。直径4cmほどの野良柿のような実ですが、それでも下の方の枝は、もう実が無くなっています。

Persimmon tree in the park

上の枝の実は、野鳥のエサにちょうど良さそう。

2014年10月19日日曜日

魔性の生き物 - 1  The enchanted kitten - 1

以前、里親様を募集していた子猫のその後です。

8月27日の記事で紹介した子猫は、保護した翌朝はこんな感じで、寂しそうにペットボトルのゆたんぽにしがみつくように眠っていました。米粒のように小さくて本当に生き続けるのか不安でした。

Right after the kitten was found in the park.....

でも、子猫用のミルクを与えるたびに一生懸命に飲んで、また鳴き声も大きく、生命力の強さをみせていました。
A very vocal and mobile kitten
 



うちに居たのは1週間ほどで、すぐに飼い主さんが決まりました。
今日、飼い主さんを紹介してくださった方から、現在の写真を送っていただきました。
育ってみると男の子だったそうですが、「マルコ」という名前をもらいました。男の子なら、「まる子」ではなく、マルコ・ポーロの「マルコ」だと思えば全然、違和感ありませんね。

ご家族みんながマルコに夢中で、元気なやんちゃ猫として、毎日甘えっぱなしだそうです。ノドを撫でてもらうのが大好きで、うっとりした顔で眠っている写真もありました。

うちにいたときは最後の日以外は目が閉じていたので、開いた目がこぼれそうな今の顔からは保護当時の子猫とは分からないほど成長していますが、前足の模様でわずかに認識できます。また、上の写真↑ で左目の斜め上にある黒い部分は、今は目の真上に移動してきて眉のようになっていますね。それにしても、可愛い!!!

里親さんが見つからずにこんなに可愛くなるまで私が世話していたら、きっと手放せなくなっていたと思います。でも、うちでは一人の人間が小鳥2羽、犬1匹に加え、ペットの次に大事にしている果樹の世話とで、愛情が分散してしまうのに対し、マルコはご家族みんなの愛情を独占して暮らしているので、比較にならないほど幸せな環境にいます。マルコの飼い主さんを紹介してくださった方にも、飼い主さんたち同様、感謝、感謝です。

Having found a home, he lives as an idol of the family

2014年10月18日土曜日

させぼ温州  Sasebo Unshu

今年が初開花だった「させぼ温州」は、まだ地上50cmくらいしかない小苗ですが、恥ずかしくて言えないほどの数の実を成らせてしまいました(10個以上)。

去年までは鉢植えで管理していましたが、今年の春に蕾を確認して地植えに変更しました。収穫してもしも美味しくなかったら、鉢植えのせいにしたくなかったからです。させぼ温州は糖度が高く、最高で16度という例があるそうです。うちは温室管理ではないのでそこまで高糖度は期待しませんが、スーパーの「せとか」ほど甘ければ最高です。

今、させぼ温州が植わっている場所は、去年、田口早生があったところです。田口早生は、今年は10号鉢に上げて管理したらよほど合わなかったのか、現在、ゴツゴツのデコポンの形をした実が成っています。

させぼ温州は、今年が3,4年目のはずですが、この品種の特性のひとつだそうですが全然木が大きくなっていません。今年初めて、葉焼けとエカキムシの被害にあった程度で、病気知らずでこれまで来ました。木が大きく成りにくいと、生産農家には嬉しくない特性ですが、これだけ実付きが良く、かつ糖度が高いとなると、ベランダ果樹栽培には理想的だと思います。




2014年10月13日月曜日

ラズべりーの秋果  Raspberry autumn fruits

今年の夏に実付きで買ったサマーフェスティバルは、秋果についてはオマケ程度のものしか期待できないようです。現在、蕾が1房あるだけです。

レッドジュエルは、今年は10号ロングスリットに鉢上げして管理しています。半直立性で、今年は試しに全く支柱なしで来ましたが、ケインが伸びすぎず世話が楽で、沢山花が着いています。
味は、時々、とても甘い実があります。
Red Jewel


ただし、汚損果が多いので、綺麗な成り方ではありません。受粉に問題があるのかも。


ジョーン・スクワイアの方は、汚損果が少なくて安心して見ていられます。
ただし、ケインの広がりようは半端ではないので、周りの果樹のスペースを侵略しています。これも来年は10号鉢に鉢上げするかもしれません。
Joan Squire

ブラジルグアバの取り入れ  Brazilian Guava

8月11日に剪定して身軽になったはずのブラジルグアバが、その後の気候がちょうど成長に適していたので、再度グングン枝を伸ばしました。9号菊鉢が小さすぎるように見えるほどです。主幹の太さは、去年の9月に挿し穂を採取したときの親株の太さに届くくらい成長しました。樹皮の剥がれ方から判断して未だ幼さはありますが、親株とは比較にならない勢いがあるので、挿し木で苗を更新して良かったです。

今日は寒いし、向こう1週間の天気予報でも、朝の最低気温が15℃ギリギリの日が何日かあるようなので、2階の小鳥の部屋へ移動させることにしました。それに際し、今年最後の剪定です。


来年の2月に、春の新梢が伸び出す前の剪定をしたいので、その分の余裕をもたせておきました。枯れずに越冬しますように。

2014年10月12日日曜日

種から育てたグアバの引っ越し Guava seedlings

種を蒔いて初めて発芽に成功したグアバ苗は、10本をビニールポットからプラスチック鉢に植え替えてありました。それが一夏で50cm近くにまで成長しました。どれも元気そうな美しい苗です。特にこの↓ 5本を気に入っていて、越冬はこれだけで十分な気がしますが、念のため2本を追加して7本、プラス、取り木に成功した赤実グアバの小苗の計8鉢を、小鳥の部屋のロフトに上げました。

手前の2本は赤味の強い苗、向こうの3本のうち右側のは中間的な色、左2本は白実グアバになるのではと心配してしまうほどの青い苗です。収穫まで頑張って育てるとしたら、赤、中間、白をそれぞれ1本ずつ育てて、味比べができたら最高です。

今日は少しだけ日が差していたので、天窓の下はムッとする暖かさです。
毎冬、水のやり過ぎで苗を弱らせてしまうので、今度の冬こそは乾燥気味で管理する予定です。
 
Guava seedlings to spend the winter in the loft under the sun roof