2015年7月5日日曜日

謎のプラム Plum's name unknown

地元の八百屋さんで美味しそうなプラムが売られていたので買ってみました。他のは「大石」など、ちゃんとした名札が着いていたのに、このプラムだけは「紫すもも」(見たまんま!)という表記になっていました。仕入れてきた店長は品種名など興味無しなので、正体は分かりません。

帰宅してさっそく半割にしてみると、果肉が赤い!サイズは、自家製の露茜(写真左)よりもはるかに大きく、大粒のものは130gありました。食べてみると、激ウマー! 何というか、味も香りも「濃厚」の一言。しかも、スモモなのに食べた後にエグ味が残らない。純粋に美味しいというレベルでは「貴陽」に並びますが、貴陽のようなどこかプルーンっぽさがなく、スモモらしい美味しさです。しかも、非常にジューシーなのに離核なので手が汚れない。

home grown ume plums (left), & nameless plum (right)
 
 
あまり美味しいので、もう2個、じっくり観察しながら食べることにしました。
実の形は「紅りょうぜん」のように先がとんがっています。果皮は黒紫。特に皮の近くの香りが良く、皮は極めて薄皮、果肉は硬くもなく「いくみ」のようなズルズルでもない。しかも、梅雨に完熟しても、いくみのように水っぽい薄味ではなく、濃厚な甘さ。形や色はタ○イのサイトにある「市成」の写真に似ていますが、市成は晩生種なので、この時期に収穫できるものでは品種名が全く思いあたりません。
品種が分かれば苗が欲しいですが、うちではもう鉢を置くスペースにも困る状態なので、完熟果を買って楽しむだけの方が良いのかもしれません。