2018年5月3日木曜日

オセージの花一輪  Osage flower



去年の10月に届いたブラックベリーのオセージに、1個だけ蕾が出ていたのが、今朝の暖かさで開花しました。写真では全然色が出ませんが、実物はピンクのバラのように濃い色です。これが見られただけでも今年は満足です。
Blackberry:  Osage

花は古い方のケインに出ていて、手前の大きな葉っぱは今年の春に伸び出してきたシュートのほうです。栽培環境は、柑橘苗やプラム苗などに埋もれた半日陰で、それらの苗に朝晩の水やりをするたびにオセージにもついでにかかります。



こちらはシャロンズデライトで、3個の幼果が成長中です。幼果の柄がだんだん伸びてきました。今まで育てたブラックベリーはブドウのように房状に実が固まって生っていたので、このように1個1個の柄が長く伸びるのは初めて見ました。
Blackberry:  Sharon's Delight


現在2本のシュートが伸び出していて、葉っぱが巨大です。支柱で囲ってある理由は、タイガが野良ネコに興奮して踏み荒らさないように、の対策です。

2018年5月2日水曜日

柿の太秋が開花  Persimmon flowers

先月の3日に買ってきたポット苗の太秋には、当時3個の蕾が着いていました。うち2個は干からびて消滅しましたが、残った1個は昨日の夕方に開き始めました。早速サエフジの花粉を着けておきましたが、今朝になっても花びらが落ちていないので、念のため再度授粉しました。今朝の状態ではメシベが発達しているので、受粉に適したタイミングだと思います。太秋は雄花も発生する品種だそうですが、生き残った1個の蕾は雌花のようでラッキーです。
Taishu
 上の写真では子房があるように見えるし、また花を横から見ると↓ ガクが大きいので雌花で間違いないと思います。



こちらはサエフジの雄花たち。花全体が小さいだけでなく、ドウダンツツジやスズランのような形で、またガクが非常に小さい。この写真↓ の右上の角に写り込んでいる雌花とは一目で違いが分かります。
Saefuji: male flowers
 サエフジはおびただしい数の蕾が出ましたが、そのほとんどは雄花で、雌花は苗の天辺にポツリ、ポツリと着いているだけです。明日には開花が始まりそうです。先に開花が始まった雄花のほうは8割方終わっていますが、十分な量を冷凍保存してあるので、雌花の開花に生の雄花が無ければ冷凍ものを使います。
Saefuji: female flower buds



富有も開花は明日以降になりそうです。こちらは蕾が沢山出ているので摘果が必要になりそうです。一定の単為結果性があるそうですが、収穫して品種違いでないことを早く確かめたいのでサエフジの花粉を着ける予定です(果樹苗の品種違いを何度か経験して被害妄想気味?)。
Fuyu: produces only female flowers

2018年4月30日月曜日

柑橘類の開花 Citrus flowers

暑い季節、タイガはお昼ご飯のあとは玄関のタイルの上で昼寝です。私が庭に出るから一緒に出ようと誘っても、なかなか起き上がれないほどダルイようです。
Taiga enjoying the chill of tiles after lunch




昨冬に大ダメージを受けた香酸類に先駆けて、生食用の柑橘類が咲き始めました。


これ↓ は今年初開花の星タンゴール。鉢植えで苗が弱弱しいせいか、花が随分みすぼらしいです。
Hoshi Tangor



やはり鉢植えの石地フリーも初開花。星タンゴールと石地はおととしまで2階バルコニーに置いてあったのですが、夏の高温乾燥でハダニの害がひどくていまだに枝ぶりが弱弱しいです。これら2品種は、ゆくゆくは地植えのカラカラオレンジに高接ぎして統合する予定です(カラカラ自体はまだ幼くて、私に接げるような充実した枝はあまり無い状態)。
Ishiji (virus-free)


去年10個の実を着けたセミノール。これも鉢植えで2階バルコニー時代はハダニで葉が真っ黒になっていましたが、タロッコに接いでからは生き生きしています。
Seminole grafted onto Tarocco
 ditto



こちらはタロッコに統合した佐世保温州
Sasebo grafted onto Tarocco



タロッコ本体は、3年前くらいから蕾があまり出なくなってしまいました。木の裏側の陽光面でないところにチョロチョロ着く程度です。このような充実していない枝に咲いても結実まではいかないと思います。
Tarocco




こちら↓ はモロに統合した田口早。2年前に接いで今年が初開花ですが、花に勢いがあるので結実しそうです。
Taguchi grafted onto Moro



こちら↓ はモロに接いだミネオラ。セミノール同様、バルコニー時代はハダニで真っ黒でしたが、今は清潔で大きな葉っぱが出ているので、これも結実しそうです。
Mineola grafted onto Moro
 ditto



モロもタロッコのように、地植えにしたとたん体ばかり大きくなって実が生らなくなりました。現在の樹高は2m近くですが、今年は天辺のあたりにかたまって蕾が出ました。これだけしっかり花が着けば1個くらいは生るでしょう。
Moro



門から入ると、左にモロ右にタロッコの配置です。将来、両方に赤い実が生ることを夢見て世話していきます。

 Moro on the left, Tarocco on the right

2018年4月29日日曜日

公園で  At the park

早朝散歩でマラミュートのラッキー君を見かけましたが、いつもと外見が違っていました。これ↓ は、今月の2日の状態。
Lucky, 9 years old male Alaskan Malamute
As he was on 2nd April 2018

今朝のラッキー君は、遠くから後ろ姿を見るとサモエドのように真っ白でした。近づいてみると頭は以前と同じですが、体全体はバリカンで短くされていました。本当はもっと短くして欲しかったそうですが、バリカンがアンダーコートに食い込んで動かなくなるので諦めたそうです。ラッキー君はアラスカ出身の犬種なので暑い気候が大の苦手。家に帰ると冷房がキンキンに利いた部屋で一日中寝ているそうです。

As he is now, with a summar trimming
 タイガが飼い主さんに甘えようと近づいて行きました。ラッキー君はお父さんに関してヤキモチ焼きなので、一瞬唸りましたが、
Lucky is very jealous of his dad and does not like Taiga snuggling up to him.
 お父さんにたしなめられて、おとなしく座り込み。
As Lucky snarled a bit, he was told to sit down.
 トリミングの先生に着けてもらった花が何とも可愛いです。
Flower given by the trimmer

おばあちゃんと早朝散歩の小さい子が「撫でていい?」と言って近づいてきました。
A little boy passing by wanted to stroke Lucky.
 皆の注目の的となって嬉しそうな顔のラッキー君。
Lucky seems content being the centre of attention.




そこへ以前会ったことのあるハスキーのリュウセイ君がやって来ました。1歳7か月だそうですが、前回見たときよりも体が大きくなっています。前回のあと、配色がそっくりな巨大ハスキーのグレイシー君とも初対面があったそうですが、グレイシーにこってりシメられたそうです。
Ryusei, 1 year and 7 months old male Husky arrives.
 この強気な態度なら、10歳のグレイシーがたしなめずにはおかないでしょう。
Ryusei is full of himself.
 タイガと力比べの遊びになりそうでしたが、
As he was going to show Taiga how strong he was,
 リュウセイ君の気が他にそれました。
his attention was diverted


ボーダーのカイ君が到着。タイガとカイ君はいつも夜のドッグランで会っているのですが、明るいなかで会うのは久しぶりです。
by the arrival of Kai, a 10-months old Border Collie.


まだ生後10か月のカイに対してリュウセイが力試しに行きます。



前足を掛けて自分の優勢を示そうとするリュウセイ。
Ryusei tries to show off his superiority.


 

カイ君がワンプロを放棄してリュウセイママのほうへ避難。
Kai gives up and runs to get Ryusei's mom's protection.


カイ君は甘え上手で、いつもドッグランで他所の人の足元へ来てはその人の足の上で座り込んで甘える世渡り上手な子です。 とても未去勢のオスとは思えないくらい可愛い性格です。
Although Kai is an intact male, he is a very sweet boy
and knows how to charm humans.


2018年4月28日土曜日

スモモの幼果  Young plum fruits

最近の恵みの雨のおかげでスモモの幼果が肥大しています。今年が栽培3年目で初開花した6品種に加え、2年目のビッグオザークに数輪咲いたあと1個だけ結実したのも含めると、今のところ7品種が育っています。また、開花苗全てで着果したということは、スモモの問題点である花粉(受粉)の相性については、これらの組み合わせなら心配しなくて良さそうです。



こちらはそのビッグオザーク。 残念なのは、主幹にヤニ吹きが見られることです。(スモモ苗はまだ小さいので全ての品種に、冬の間にハケで綿密に石灰硫黄合剤を塗りました。)急きょ掃除のために ICボルドー66D を買いましたが、実際に処置をするのは実を収穫してから、と思っています。幼果は、大実品種らしくこの時点では少し歪みながら肥大しています。

 Big Ozark (Ozark Premier's improved variety)



こちら↓ はオザークプレミア。主幹は清潔で強健そうです。樹皮の色は違うし、幼果の形も全然違うので、「オザークプレミアとビッグオザークは同じもの」という説は違うような気がします。ただし、品種違いの苗が送られてきていないということを前提にしての話です。
Ozark Premier

 




こちら↓ は帝王。最初に送られてきた苗が品種違いだったので、その代替としてやって来た苗です。カラーマーカー横の実も大実になるのか、ビッグオザークのように歪みながら大きくなっています。(初めて見たときは、ふくろみ病かと心配しましたが正常なようです。)
Tei-ou




こちらは市成。開花の時期は他のスモモとほぼ同時だったのに、幼果の推移は、9月収穫の晩成品種のせいか、極めてゆっくりです。販売元(山陽農園)のサイトには、作りにくい品種のようなことが書いてありましたが、香りのある美味しい品種らしいので、頑張って育てます。どういう意味で「作りにくい」のか分かりませんが、初開花にしてはまあまあ着果しているし、主幹が清潔で強健そうなので安心して見ていられます。
Ichinari




二代目いくみ。この品種は、カタログのセールス文句とは裏腹に、小粒かつ糖度もそんなに高くないです。さらに、先代の苗の主幹に黒斑病が出た記憶があります。にも拘わらずまた苗を買ったのは、赤い実が生るから。
Ikumi




こちらは市成と同時に買ったマンチュリアン。市成同様、主幹は耐病性の高そうな清潔な外観です。ビッグオザークの代わりにこの品種を地植えにするかも。うちはスペース難から、地植え苗に多品種接ぎしなければならないので、中間台はこういう病気知らずの品種でなければなりません。また、マンチュリアンは花粉が多く極めて豊産性です。
Golden Plum




こちら↓は二階バルコニーに置いてあるメスレー。マンチュリアンのように1本で生る品種かつ病気知らずの印象を受けます。
Methley