去年の1月、フェイジョアのニキタに取り木をかけたのが、今年の4月になっても発根していませんでした。原因は、たぶん、樹皮を適切に剥がしていないことだと思います。そこで、ちゃんとした環状剥皮ハサミで試すことにしました。購入にあたり、最初はキウイ農家が使うというバネつきのハサミを見ていましたが、値段の安さからコレ↓にしました。かえって良かったです。バネで枝を締め付けないかわりに、自分で決めた間口でハサミを1回転できるので、細くて柔らかい枝でも痛めることなく使えます。
4月に注文・送金して今日やっと届いたのは、在庫がなかったらしく「今から作る」ということで6月上旬発送予定とのことでしたが、ほんの少し早めに着きました。
写真↓ のピンクの部分は、去年の1月から取り木をかけて秋にチェックしたとき全く発根していなかったので、水ゴケを取り除いて土に埋めて越冬させましたが、今年の4月になっても何の変化もありませんでした。
今回、取り木をかけるのは黄色い部分で、地上10cmくらいの所にある枝で、取り木をするために剪定せずに取ってあったものです。
軽く1回転させると、ハサミの下あごの中にあるギザギザの部分が、樹皮をキャッチして剥がしているのが分かります。
あまりにも簡単なので、3回使い、5cmほどの長さにわたり剥がしてみました。
アルミフォイルで水ゴケとビニール袋を覆って遮光したら出来上がり。これなら、収穫を待ちながらでも取り木ができます。
感想:
期待以上の使い易さです。
こんなに簡単・キレイに剥がすことができるなら、今、蕾が出ているグアバの収穫が終わったら取り木して種の保存を図りたいと思います。太い結果枝で苗を作るほうが、細い挿し穂から作った苗よりも早く収穫に至るはずです。