モロを10号ロングスリット鉢から出してみると、根鉢が真っ白になっていてもう限界だったので、地植えにして良かったです。今年は夏の終わりまで6個の実が成っていたのですが、台風の度に枝が折れて3個になってしまいました。そのかわり、3個になってから実が急に肥大し始めたので、今年は実のサイズでタロッコと逆転しそうです。
blood orange: Moro
アポロを引っこ抜いた直後にモロを植え付けましたが、土をごっそり新しい用土で入れ替え、肥料もたっぷりやったので、弊害はないと思います。台風のたびに折れた枝の実を食べてみました。赤い色こそ着いていませんでしたが、ネーブルっぽくて十分に美味しい実でした。
タロッコの方は8月に地植えにしたので、すっかり落ち着いています。今年は11個の実が着いているので、サイズは小さいですが、地植えパワーでなんとか完熟まで行くでしょう。
blood orange: Tarocco
来年の2月に収穫が終わったら、地上40cm以内の枝は除去して、樹高が伸びるよう促す予定です。隣家のキンモクセイと寒ツバキが伸び放題の3m以上になっているので、うちの庭との段差も含めると4mはあり、夏以外は日陰のままになります。なので、できるだけ背伸びさせたいのです。タロッコをここに植える以前は、プルーンのビッグパープルの成木が植わっていましたが、日陰なので一度も花が着きませんでした。オレンジならどうだ!との思いで、プルーンを処分してタロッコに植え替えしました。
引っこ抜いたアポロはどうなったかというと、ウィキトウとニキタの間に移動させました。下の方の枝を2,3本残して後はすべて切り捨てにしました。この2、3本の枝は来年も開花するはずですので、ニキタの授粉に使えます。また、ウィキトウの成長がニキタよりも良いので、来年は蕾を持ちそうです。
ただし、本来の目的は、アポロの枝をウィキトウとニキタに寄せ接ぎすることです。接ぎ木がうまくいかないので、最後の手段としての寄せ接ぎです。