2013年4月13日土曜日

NC1は咲いたけれど NC1 in full bloom, but....

ポポーのNC1が満開を迎えましたが、授粉作業ができません。樹高が現在2.5m位になると、カップ状の花への授粉作業自体、難しそうですが、
NC1

根本的な理由は、授粉相手のウェルズの開花が全く追いつかないことです。NC1は去年までは花が数輪咲くだけで、受粉させても結実までは行きませんでしたが、開花の順番がプロリフィック→ウェルズ→NC1 だったので、沢山の蕾が付いた今年は期待していました。現状、唯一私にできることは、NC1の花粉を採取・冷蔵保存して、ウェルズが開花したら授粉することでしょう。それにしても、カップ状の花が咲く果樹って授粉が面倒です。他の果樹なら、棒の先に梵天を括り付ければ、どんな高さの花にでも簡単に授粉できますが、ポポーは無理っぽいです。

ウェルズ(Wells)

アンズの幼果 young apricot fruits

サニーコットの幼果が地植えパワーで順調に育っています。苗は、去年の夏にコガネ被害に会いましたが、地植えで越冬させたら回復したようです。

これからはずっと地植えでいくので、今年は最終的に10個くらいまで摘果しようと思っています。当初は桃のように下向きの実だけを残そうと思っていましたが、勢いのあるものを優先させているうちに、ほとんどの実が横向きや上向きのものになってしまいました。

サニーコット(Sunnycot)

2013年4月7日日曜日

ブラッドオレンジに蕾 flower buds on Blood Oranges

昨日の「春の嵐」は、東京では拍子抜けするほど静かでした。夕方・夜にザザ降りの雨になった程度で、今朝の7時には日が差して穏やかでした。強い日差しを受けてブラッドオレンジの蕾が育っています。

タロッコは先月の収穫直後に、V字型になっていた右の枝を切り、今後は主幹型をめざすために左側を起こそうとしているところです。去年とは対照的に、今年は蕾が沢山ついているので、満開時にはオレンジフラワーの香りが楽しめそうです。
タロッコ(Tarocco)

モロは、去年の初成りで11個も成らせて今年は裏年になってしまうのか、蕾はチョロチョロとしか出ていません。去年はおびただしい数の花が咲いて、摘果が必要でしたが、今年は幼果を確保のスタンスになりそうです。
モロ(Moro)

2013年4月6日土曜日

ニキタに蕾  feijoa Nikita flower buds

去年の5月下旬に届いた25cm苗のニキタは、秋まで剪定もせず放任にしていたので、今も樹高が60cm位しかありませんが、今年から開花するようです。
Nikita
(developed by Nikita Botanical Garden, Crimea)

海外サイトの説明によると、ニキタは「極早生」の品種となっています。うちのアポロの成木には未だ蕾の気配がないので、開花時期のズレが心配になってきました。木の成長優先で、今年はニキタに実を着けさせることはしませんが、アポロへの花粉提供はしてほしいです。なので、しばらくは鉢を日陰に移動。

クワの開花 Mulberries in bloom

開花といっても、クワの花はとても地味で、緑色のコンペイトウを縮れた白い糸が覆うようになった状態が開花です。 
東洋クワ(糖度15-17度)


こちら↓は先日届いた西洋クワです。30cmもないチビ苗ですが、8つの芽のそれぞれに蕾が入っていました。これを期待したからこそ、無理をいってでも早めに発送してもらい定植したかったので、大変満足です♪
西洋クワ(糖度15-18度)
 
  
開花ついでに、お隣のツバキが満開なのでUP。家が坂の中腹に立っているので、お隣の敷地はうちより1.5mくらい低く、椿の花の眺めはうちの敷地では私の顔あたりに来るので、毎年楽しませていただいてます。

2013年4月1日月曜日

激甘イチジク苗到着  new fig variety

村長さんからのもう一つのプレゼント苗が、イチジクの激甘品種で、糖度が30度を超えるものだそうです。村長さん、重ね重ね、有難うございました!!! m(_ _)m

この品種に関するサイトをググってみたら以下の情報がありました。
【原産地では、7月から夏・秋を通して実がなる。実が完熟する時期に気候が乾燥気味になると、果肉の品質が向上する。】
ということは、鉢植え管理で乾燥気味になっても差支えなさそうですね。

フェイジョア苗同様、この苗の用土も鉢から漏れ出していました。

いくら何でも、これは無いでしょう! 幸い、発送時に村長さんがたっぷり水やりをしてくださったので、新芽はパリパリのままでした。

とにかく、苦土石灰を添加したフカフカ用土で10号ロングスリット鉢に植えつけ。数時間たった今も新芽がキリッとしているので安心しました。

フェイジョア新顔  Feijoa new variety

村長さんからのプレゼント苗が届きました! フェイジョア界で大実品種の一角をなす貴重な苗です♪ 村長さん、有難うございます!!! 今度こそ、立派に育て上げてみせます!

届いた苗は葉っぱが肉厚でとても大きく、主幹もしっかりしていました。また、白い根っこが鉢のスリット部分から顔を出していました♪

が、クロネコヤマトが箱を横倒しにして運送していたらしく、箱のフタ部分を開けたとたんに用土がパラパラと床に落ちました。イヤーな予感がしたのですが、実際に中身をみてみると、苗を包んでいたビニール袋の中には用土が漏れ出していました。なんじゃ、コリャ! こんな運送サービス初めて見ましたよ!


苗そのものへのダメージは見受けられませんでしたが、一刻も早く定植しようと、9号菊鉢にフカフカ用土で植えつけました。植えつけてから数時間、直射日光に当たったままですが、全然クタッとする気配がなく元気そのものですので、これからは積極的に春の日に当てて行きます。


2013年3月30日土曜日

実生&コスフォード hazelnuts: seedling & Cosford

買ってから数年になるヘーゼルナッツ実生苗の新芽が展開しないので、昨日、土から出してみました。根っこがツルツルで、コガネ子が7匹ほど入っていました! 新芽が動かないということ以外、外見的な異常はなく、鉢の表土は普通に見えたので、発見が遅れました。(以前、ドイツ品種の高い苗もちょうど今の季節に被害が判明しました。) これで、去年コガネの影響を受けたのは4鉢になります。

seedling with beetle grub damage (lost and gone!)

実生苗を引っこ抜いた後、あまりの落胆に一晩放置していましたが、ヘーゼルナッツ苗はいつも隣合わせに置いていたので、もしやコスフォード↓も、と思い今日鉢から出してみましたが、コガネ子は1匹も見つからず一安心です。
Cosford

ポポーの蕾 pawpaw: NC1, Wells, Prolific

ポポーのうち、NC1↓ の蕾がやっと膨らんできました。ウェルズやプロリフィクよりも2,3年遅れて導入しましたが、2年前から地植えのウェルズを追い抜いて、今は樹高が2.5m位になっています。今年はしっかりした蕾が沢山ついているので、初収穫ができそうです。
 
NC1


こちら↓は去年の3月に、鉢植えプロリフィックの枝を地植えのウェルズに引き寄せて居接ぎしたもので、去年の11月に切り離しました。融合部分の乾燥防止に、「新キヨナール」というものを塗っておきました。キヨナールが乾燥するには2ヶ月位かかったほどいつまでもベタベタしていたので、プラスチック袋をかぶせずに越冬しました。枯れたのかどうか、まだ分かりません。5月になっても変化がなければ、先端を切って樹液が通っているのか確認する予定です。

Prolific, grafted onto Wells

2013年3月24日日曜日

夕紅  persimmon Yubeni

フェイジョアのマンモスの跡地に、今年からは柿の夕紅を植えています。写真右側に写り込んでいるのがマンモスの切り株で、自然に腐敗するのを待っています。切り株を揺さぶると、既にグラつくようになっています。このスポットはもろに北風が当たる場所なので、グニャグニャのマンモスは、植木屋さんに支柱を複数の角度からしてもらってやっと立っていましたが、雪のたびに大変なことになっていたので、遂に諦めました。その点、直立性の落葉樹の柿なら冬も安心です。

夕紅は単為結果性があり、種はほとんど入らずまた実どまりが良く、汚損果も少ないとのこと。さらに実だけでなく、葉っぱも紅色に染まるので、観賞価値も期待しています。ただし、過去2度の秋の経験から言うと、東京の秋は夜と昼の寒暖の差が少ないからか、雪国で見られるような紅色の柿の葉にはなりにくいです。

柿の蕾は、その年の春に伸び出した枝に着くので、冬の間のポッチを観察しても花が着くかは判断しにくいですが、今年こそはーっ、と期待しています。

2013年3月23日土曜日

さくらが満開  Sakura, Sakura

今日は生憎の曇り空ですが、桜がほぼ満開になっていました。毎晩ジョギングで行く都立城北公園への途中で、石神井川沿いに桜の木が植えられています。この辺の土地の名前も「桜台」なので、桜は特に身近に感じます。毎年写真を撮っていると、自分の気に入りの木が絞られてきて、必ず撮るのがこの↓木です。




この角度や、

この角度も、毎年同じになってしまいました。

城北公園では、家族連れがピクニックランチを広げ始めていました。



今日(24日)は日曜なので再度、公園へ行くと、時々出会うアラスカンマラミュートの男の子が飼い主さんといました。体重50kgの巨大な雄ですが、性格はいたって温厚で、どこでも触らせてくれます。
 足も巨大で、私のにぎりこぶしと同じ大きさです。
 雄ですが、髪飾りをつけて、飼い主さんの愛情ですね。


ビオレッタ&バナーネ Violetta & Longue d'août

10号鉢で既に6年位になる、ビオレッタの親株に夏果が膨らみ始めています。植え替えしようにも根っこがギチギチで、引き出せる状況ではありません。挿し木で苗の更新をする方が、労力的には楽そうです。
  

 こちらは、去年の秋に挿しておいたものが芽吹き始めています。完全に外放置で、雪の下敷きになっても平気でした。

 
 2011年の秋に庭挿しにして、去年の秋に鉢上げしたバナーネにも、新芽が動き始めました。鉢上げした後、4cmほどの緑枝が出ましたが、緑色のままで越冬しました。
 

2013年3月19日火曜日

サニーコット開花 Sunnycot in bloom

今年から地植えにしたサニーコットが、昨日までの1,2輪から、一晩で7部咲きくらいになりました。去年は鉢植えで2個だけ成らせましたが、今年は10個くらい付けさせようと思います。桃のように、地面に向かって咲いたものを選ぶように摘果します。数年後には、こんな丁寧なことはやっていられないほど木が大きくなっているよう期待します。

去年はビワの室戸早生とオレンジのセミノール同様、このサニーコットもコガネ子に根をやられましたが、これからは地植えで安心です。

蕾は濃いピンクで、開花すると淡い色。顔を近づけるとほんのり甘い香りがする程度で、やはり梅とは違います。花粉が豊富で、梵天が真黄色になりました。同時開花中のトパーズとバイオチェリーに授粉しておきました(花粉の相性については分かりませんが)。

トパーズ&バイオチェリー開花 Topaz & Biocherry in bloom

スモモの開花が始まりました。今咲いているのはトパーズとバイオチェリーで、貴陽は明日あたり開花しそうです。

トパーズは地植えで7,8年経ちますが、やっと木が充実してきたらしく、今年はいままでになく沢山の花がついています。花粉はほとんどありません。

バイオチェリーも花粉が極端に少ないので、なぜ授粉樹として位置付けられるのか分かりません。
貴陽との相性も、本当に良いのかどうか、納得のいくデータを見たことありません。むしろ、去年まであった秋姫やいくみの方が花粉が豊富で、特に秋姫は貴陽と同時に開花して、その花粉で貴陽に実が着いたようなので(あくまでも私の想像)、実の美味しさやサイズなども考慮すると秋姫の方が有利な気がします。