果肉が赤くなるという梅の「露茜」が2日前から完熟落果し始めたので、今日、残りの全部を収穫
することにしました。この後数日間の天気は雨と曇の予報なので、ダラダラと落果を待っていても一気に利用できないからです。
現在の樹形は、以前育てていたバイオチェリーとそっくりになっています。枝の細い点も同じなので、花芽を付けるために短い枝を作っているうちにこうなりました。
露茜は今年が初なりです。左が今日、強制的に収穫したもの。右のザルのは2日前から自然落下したもので、甘~い香りがします。
左: 今日の収穫 右: 完熟落果
それぞれ1個ずつ切ってみると、今日もぎ取ったものも果肉は結構赤いです。右の完熟落果のはソルダム並みの赤さ。食べてみると、左のは果肉がしっかりしていて、味は酸味も甘味もはっきりとあり、かつフレッシュな風味。「梅だ」と言われれば、その風味が無いでもないけど、スモモとして美味しい。
右のは、果肉はスモモのようにヌルヌルで、かつボディが無い。味は甘い! 果皮が真っ黒になるまで樹上完熟させたソルダムほどには甘くないかもしれないけど、以前、地植えで育てていた「いくみ」よりも遥かに甘い。いくみは、ちょうどこの時期に熟していたけど、うちの環境では梅雨の影響で味が薄すぎました。
ただ、今日食べた右側の実は、2日前に落ちたものを直ぐ食べたのと同じ甘さなので、追熟はしないのかもしれません。いずれにせよ、もぎ取ったのも自然落下したものも、それぞれに美味しいです。
もぎ取ったばかりでも梅の風味があまり無い、かつ生食で美味しいものを梅干しに使うのはムダに思えるので、梅干し案はボツ。また、酸味が少なすぎるので、梅エキスを取り出してジュースにするのも、もったいない気がします。なので、今年のはジャムにして、来年からは自然落下のつど、生食に利用する予定です。
左: 今日の収穫 右: 完熟落果
収穫した勢いで、すぐさまジャム作りに取り掛かりました。
左が今朝の露茜で作ったジャム。右はお店で買って来たソルダムで作ったもの。ソルダムは果皮が赤いだけの状態だったので、果肉も完全に赤く色づいてはいませんでした。なので、露茜で作ったジャムの方が色が濃いです。
露茜ジャムの味はというと、最高!の一言。生果のときよりも酸味の主張が強くて美味しい。強制収穫した実のうち、一部は完熟になっていないものがあり、その酸味のおかげかもしれません。また、ペクチンの含有量が多いのか、すぐにジャムが出来上がりました。
ソルダムのジャムは瓶詰した後、煮沸消毒で真空にしたので何年もカビずに保存が利きます。よって、当面は露茜ジャムを楽しみます。
左: 露茜 右: ソルダム