2015年6月21日日曜日

黄肉グアバ他  Yellow fleshed guava etc

シュンさんからいただいた黄肉グアバ苗は、5月21日に到着してからちょうど1ヶ月経ちました。今の気候はグアバの成長に最適なので、順調に育っています。毎日の雨で鉢の土の表面が少しコケむしていますが、梅雨が明ければ解消されるでしょう。主幹がしっかり太くなるように、当分、支柱なしで管理します。
 
Yellow fleshed guava

到着時の苗はこんな感じでした。
5月21日現在


去年の4月に買った赤肉グアバから取り木したものは、越冬中も元気だったので、引き続き順調に成長しています。この気候で葉っぱが巨大に育っています。グアバの健康状態は葉っぱにモロに現れるので分かりやすいです。
今年の2月に蕾が2個出ましたが、寒さで消滅しました。4月にもう2個出たのも、いつの間にか干からびていました。今は蕾の気配もありません。
Red fleshed guava (air-layered)
 一方、親木のほうは越冬に失敗して、今年の4月にはボロボロの瀕死状態で春を迎えました。鉢から出してみたら、根腐れしていました! 取り木苗の方で種の保存は確実なので、親木で実験してみることにしました。ダメ元で地植えです。最近の気候で新芽が吹き始めています。しかもかなり元気そうな吹き方なので、樹勢を回復することは間違いないですが、一夏の実験で終わるかもしれません。ある程度の大苗を秋に鉢上げしても、苗が弱るだけだと思います。でも、実験をする価値があります。
Red fleshed guava (parent tree)


斑入りグアバでも実験中です。写真の4個の幼果のうち、下の2個は上のより2,3日早く咲きました。下のは自家受粉で、上のはフェイジョアの花粉で授粉しました。自家受粉の方は丸みを帯びてきましたが、フェイジョア花粉の方は時が止まったように変化がありません。花粉を拒否されたのでしょうか。現在6個ある幼果のうちフェイジョア花粉のは全部で4個ですが、万が一、受粉できていたら、果肉の食味に影響があるのか興味津々です。

この苗も越冬でかなり衰弱しましたが、今は新芽が吹き始めていて、それらの第2節には蕾が入っていることが確認できるので、今後の開花では自家受粉させます(もうフェイジョアの花は終わっています)。
Guava variegata


雨の日が1週間くらい続くような天気予報に期待して、6月15日にフェイジョア・ニキタの挿し木を鉢から出してみたら、白い根っこが出ていました。慌てて鉢上げしたので、そのときの写真はありません。でも、新葉が、前回の記事(6月13日)のときよりも伸びてきたのは確認できます。毎日の雨のおかげで衰弱することなく根を張っているようです。
この挿し木を始めたのが去年の10月1日だったので、随分と時間がかかりました。その間、腰水状態で維持し、また冬の間はホットカーペットの上で暖めていました(暖房はグアバ苗のためだったので、ついでに)。
Feijoa cutting:  Nikita


梅雨に咲き始めるオイランソウが甘い匂いを放っています。去年この苗を買ったときは、写真で右側にちょろっと咲いているフロックス「ペパーミント」のはずでしたが、株全体が咲いたとき左半分はこの赤花でした。育苗者がポットに種を2個ずつ蒔いたとき、うっかり赤花の種も入れたのでしょう。実物の花は蛍光色の濃いピンクなので、とても気に入っています。