今年が初開花・初成りの「津之輝」は、最近の霜にやられたのか、実が軟化しました。先週末にベランダから室内に取り込んでおきましたが、一旦軟化した実は回復することなく、また葉っぱが丸まったままなので、苗の体力づけに実を全部取ることにしました。このあと来年の春まで、苗は無加温の室内で越冬させます。
とても小さい実が全部で9個成っていました。
早速味見してみることに。左が津之輝、右が田口早生です。津之輝は、まだ12月上旬で収穫時期でないせいか、酸っぱいです! ものすごーく濃厚な味ですが、酸が強く、甘味が少ない。ちょうど、麗紅の初収穫のときの味でした。これに加えて、霜にやられた柑橘独特の食感もありました。
随分沢山の種が入っていますが、これは、初収穫を確実にするためにポンデローザの花粉を付けたせいかもしれません。
津之輝の後で、やはりもぎ取った直後の田口早生を食べると、ホッと安心できる美味しさです。酸味が少なく、甘くて美味しい。非常に育てやすくてこんなに美味しい品種なので、うちでは重要な位置付けです。