このバラは精油の産地であるブルガリアのカザンラクが有名で、バラの名前もバラの谷の近くにあるカザンラクの町の名から一文字変えて付けられているそうです。毎晩公園で落ち合って一緒に帰る友人が、去年の4月にブルガリアでピアノコンサートを開いたときのお土産に、お約束のバラの精油を買って来てくれました。その一部をアルコールで薄めてオーデコロンを作って香りをかいだら、正に、うちのカザンリクの香りでした。当たり前ですが。
今、うちでは様々な柑橘類が満開で、そのうちのオレンジフラワーの香りとカザンリクの香りとで、一日中、高級な香水の香りが漂ってきます。カザンリクは、開花初日は濃いピンクですが、2日目は色が薄くなり、3日目には散り始めるほど短命な花です。日が昇って花が直射日光に熱せられると香り成分が飛んでしまうので、バラの谷では薄暗いうちから花びらの収穫作業を始めるそうです。
Kazanlik
こちら↓は、2月に届いたハンザです。新芽が伸びて、現在4個の蕾が確認できています。ハンザも強香のバラだそうで、楽しみです。左に写り込んでいるのは、除虫菊の仲間のピンク種です。
Rosa Rugosa Hanza