2013年6月8日土曜日

青梅  Ume Plum

近所の方から青梅をいただきました。形からすると豊後ではないのに、うちの南高とは比較できないほど大粒の梅で、全部で1.2kgありました。
ちょうど、スーパーで近江生姜の新鮮なのを見つけたので、お礼用に使うことにしました。

梅については、アルコールは苦手なので、梅酒ではなくシロップを作ることにしました。果肉を削ぎ取って砂糖をまぶして、漬物石を乗せて冷蔵庫で1週間もするとエキスが出て、果肉自体はシワシワの抜け殻のようになります。いつもは果肉の正味重量と同じ重さの砂糖を使いますが、今回は容器に入りきれなかったので、まずは500gの砂糖をまぶしておきました。

1週間後にエキスだけを瓶に移して冷蔵庫で保存します。夏は氷を入れた水に溶かしてジュースにすると、クエン酸の効果で疲労回復になります。


新生姜の方は自家製のガリにします。キャベツスライサーを使うと、市販のガリと同じくペラペラにスライスできます。スライスした生姜がひたひたになるくらいの酢を鍋で沸騰させ、好みの量の砂糖で味付けし、そこへ生姜を入れて一煮立ちさせると火を止めて味を沁みこませます。酸性の食材なので、必ずセラミック鍋を使っています。

自家製ガリを作るまでは、市販のものは着色してあるのかと思っていましたが、この↓ アプリコット色は砂糖と酢だけで出ます。

今日いただいた梅に匹敵するサイズのものは、うちではアンズです。最近、浅緑色になってきたので、月内には収穫できるかもしれません。袋掛けはしていません。

2013年6月1日土曜日

アポロ開花  feijoa: Apollo

昨日からやっとアポロが咲き始めました。ニキタの方は、あと数輪しか蕾が残っていないので、アポロからニキタへの授粉はもう諦めています。また、以前、アポロで、地植え1本と鉢植え2本とを比較してみたところ、鉢植えの方は数年目でも花自体が華奢で、異品種でちゃんと受粉しても貧弱な実しか成らなかったので、フェイジョアの鉢植えに関しては期待していません。なので、ニキタは、リストラ候補の跡地に、来年の春に下ろす予定です。

アポロに関しては、ニキタの花粉を採取して冷凍保存してあるので、雨の合間をみて授粉作業をしていきます。
Apollo

地植えで木が充実してくると、花も子房も大きいのが着きます。実も大実で粒揃いになります。

こちらは晩生の品種で、ニキタ同様、来年の春から地植えにするために、今は樹高を伸ばすことを優先させています。現在1m近くになっています。
 
 
6月5日現在
 

トリプルクラウン開花  blackberry: Triple Crown

去年の12月に購入したトリプルクラウンが昨日から咲き始めました。蕾の出るのが遅いような気がしましたが、最初の半年は苗が根を張ることを優先させているからでしょうか。配達されていたときの長く伸びたツルの先々にまで蕾が出ています。

現在、10号ロングスリットに植えてありますが、非常に樹勢が強いので、地植えでの管理が理想的だと思います。

今年の春に出たツル(primocane)に来年花が咲くのですが、左2本と右端の1本がそれに当たります。ツルが出始めた当初は赤くて、シャクヤクの芽にそっくりでした。



6月5日現在
 

2013年5月31日金曜日

カラマンシー  Calamansi

地元JAでこの↓ ラベルを見たとき、「四季成り金柑」というものがあるのかといぶかりましたが、出荷されている苗のうち1本に着いていた実から判断して、一般に「シキカン」や「チャイナリトルレモン」などという名で出回っている柑橘のようでした。暖地で栽培すると、ほとんど通年で実を利用できるそうなので、通販ではなく実店舗で苗を見たら買うかもしれないと思っていたものです。既に幼果が沢山着いているので、山椒の葉が美味しくなくなる夏頃から魚料理に活用できそうです。


あらためて効能について調べてみると、ビタミンCはシークワーサーの数倍、またクエン酸を多く含み、果皮がオレンジ色に熟して甘くなっても果肉は酸っぱいままなので、ライムやカボスと同じように使ったり、またジュースやマーマレード、甘露煮などにしても美味しいそうです。クエン酸は、梅やスモモ類にも含まれていますが、基礎代謝を高めるため、脂肪燃焼に役立ち、ひいてはスリム効果もある(本当かな?)そうです。

そうと聞いたら、10号ロングスリットをふるまって、大きく育てようということになりました。

2013年5月26日日曜日

ベルガモットに幼果 Bergamot

梅雨に向けて柑橘類の風通しを良くしようと剪定していたら、ベルガモットに幼果が1個だけ着いているのを発見しました。4月に蕾がないか探したときは見つからなかったので、今年も初開花はダメかと諦めていましたが、1個だけ咲いて自家受粉していたようです。ベランダで風通しの悪い場所に鉢を置いてあるので、葉の裏にダニが着き始めているようです。
Bergamot

ポンデローザはやっと開花が終わり、幼果に優劣がついてきたので、勢いの良いものだけを残して他は摘果しました。
Ponderosa
before
after

before
after

2013年5月25日土曜日

ポポーの幼果 Paw Paw young fruits

NC1は、一番年数が浅いですが、2、3年前から急激に伸び始めて、今はひょろりと2.5m超になってしまいました。葉っぱが巨大で、最終的には40cm位の長さになります。たぶん、木は巨木になる品種なのでは。
NC1

葉が大きい割には、実は今のところ小さくて寸詰まりの形をしています。
NC1

 ウェルズは、ここ2,3年、樹高の伸びがほとんどストップしていて、今も2m位です。その代わり多果性で、狭いスペースでは有難い品種です。
 Wells

 ポポーは夏になっても生理落果があるので、上と下の写真に写っているような、小さい方の実は、そのうち落ちる運命にあります。
 Wells


下の写真は、去年の春に、プロリフィックの枝をウェルズに寄せ接ぎしたものです。11月に切り離した後、無事に越冬したようで、葉っぱが元気に展開しています。プロリフィック本体の方は、10号ロングスリットで7年くらい管理していましたが、今年の春には衰弱して枯れてしまいました。ポポーは移植を嫌うので、鉢植えで根っこを整理して植え直すのは困難なため、高接ぎで種の保存です。
Prolific

皐月ツツジ品評会 Satsuki azaleas exhibition

地元JAで、毎年この時期に皐月ツツジの品評会があります。


一部の作品は販売用として並べられています。どれも見事なのですが、プロの目からすると意味ある差があるらしく、写真↓手前の棚のは、びっくりするくらい安いです。


奥へ進むと受賞作品が並んでいます。


緑色の花は、どうも花に見えないですが、選抜してここまで来たのでしょう。

絞りバラ咲きの苗。

私が最も惹かれたのはこの作品↓でした。お値段も立派で37,000円也。これの数分の1バージョンの苗がお手頃価格でありましたが、やはり盆栽仕立ての松の木のような樹姿なので、果樹園芸で主幹型しかできない私には、とても管理できません。
綺麗な菊咲きです。

樹高が1m以上あり、花柄も巨大なので、近くで見ると圧倒される大きさです。

特賞は、この作品でした。花の大きさは、直径10cm位ありました。

栽培者のお一人です。
 
5月26日
買ってしまいました。
 
昨日見た菊咲きの作品に未練タラタラで、今日も品評会を見に言ったら、販売用の苗として新たに株立ちのものが出ていました。これなら、盆栽の知識なしでも、ただ株立ちで維持していけば良いので私でも管理できます。これは、「はなびん」という名で2007年に発表された、比較的新しい品種だそうです。
さっそく水やりをして玄関先に置いてみると、すっかり馴染んでしまいました。

2013年5月23日木曜日

西洋クワ  European Mulberry

西洋クワの実が1個だけ色づいてきました。樹高は、苗が配達されたときは30cm弱でしたが、今は40cm位になりました。小苗に実を着けさせているので、成長がゆっくりなのでしょう。でも、桑はイチジク同様、ビュンビュン伸びるので、樹勢を抑えながら育てる予定です。


生理落果が1個もなく、根本の複合芽の実も未だに健在です。これなら、豊産性のある品種で間違いないでしょう。

最近、2階の東洋クワが野鳥に「発見」されてしまったので、早めの収穫です。味は、酸味が少なくて多少ボケた感じですが甘いです。東洋クワの方も第1果は大したことなかったのが、最近の収穫のは濃厚な味で、文句なしの美味しい実です。ただし、糖度そのものは、いずれの品種もカタログの15 ‐18度レベルでは決してないと思います。
                    東洋クワ                         西洋クワ











 
5月30日
西洋クワが熟し始めたので収穫しました。今回はちゃんと酸味もあって美味しいです。
ちなみに、東洋クワの方は、収穫の中盤以降は濃厚な風味になって、甘味と酸味のバランスが素晴らしいです。
 
 

2013年5月20日月曜日

ニキタ開花  feijoa: Nikita

去年の5月25日に届いたフェイジョアのニキタが1年で開花に至りました。樹高25cm位でスタートして、まだ1m弱ですが、苗全体に蕾が着いています。苗の販売元では「晩成」となっていましたが、やはり海外サイトの「早生」の方が正しいようです。元からあるアポロの方は、まだまだ蕾が小さいので、オシベが熟し次第、花をむしって冷凍庫で保存しないことには、今年はフェイジョアの収穫なしになってしまいそうです。

Nikita
(developed by Nikita Botanical Garden, Yalta)

今朝から咲き始めたばかりなので随分と赤い花で、花弁は、マンモスやアポロのよりもかなり小さいです。


 


5月22日現在