2021年5月9日日曜日

バルコニーの果樹 Plants on the balcony

 リンゴの紅玉が南側バルコニーで順調に育っています。去年の秋に売れ残り苗を買ってきたのですが、その店で4年くらい前から売れずにビニールポットに入ったままでした。それでも夏の間、赤星病などにはかからず生き延びていたので丈夫かもしれないと期待しての導入でした。うちに来てからは冬の間に石灰硫黄合剤をハケ塗りしたのと、肥料をたっぷりやったことだけです。

Apple 'Kogyoku' growing in a pot on the balcony facing the south.

うちでは初年度とはいっても年季のはいった苗だったので、今年は1個だけ実をつけさせています。これが収穫まで行けば、うちで生る初めてのリンゴです。過去に導入したルビースイートなど、近年の高級品種はどれも初年度から葉っぱがウニだらけになって、幼果どころではありませんでしたが、この紅玉は違います。その貴重な1個だけの幼果は、先に開花・結実していたプラムの大実品種であるエレファントハートの実にだんだん追い付いてきました。
Since it is the first year after I bought the plant, I am keeping only one fruit.


紅玉の隣に置いてあるスモモのエレファントハート。今年は沢山花が咲いて実もしっかり生っています。収穫は8月予定です。赤肉系のスモモが好きなので今からワクワクです。今年の冬の間に、地植えのサマーエンジェルに4か所、高接ぎをしてみたら、全て活着してよく育っています。
Plum 'Elephant Heart', a variety from the US, fruiting for the first time this year.  This is a variety with large, red-fleshed fruits, maturing in August.


すぐ近くに置いてあるナツメのスーパージャイアント。今までになく沢山の蕾が出ているので、もしかしたら今年こそは、と期待しています。この苗は初年度に6個だけ、ビー玉程度の小さな実がなりました。味は砂糖水のようで、うちにあるナツメの中では一番好みに合っています。

Chinese Jujube plant 'Super Giant' with lots of flower buds.  This is a southern variety with more juice than those from Xinjiang.



こちらは東側バルコニーに置いてある新疆和田玉棗。業者に依頼して個人的に輸入してもらったものです。日本で「新疆棗王」として売られているものは、カタログ写真の実はハミ棗に見えますが、うちで実際に生った実はこの和田玉棗と同じものに思えました。
On the balcony facing the east is one of the 2 Xinjian jujube varieties I have.  I had this plant imported personally since it is not on the market in Japan.

この苗は成長が遅くて、今年はやっとこの↓主幹の延長が確認された程度です。
It is growing slowly, perhaps because I let it fruit in the initial year and the plant exhausted itself.
開花までもう少しです。

2年前に購入したミカン日南の姫に少しだけ開花がありました。極早生で9月中旬から収穫できるそうなので楽しみです。
Tangerine 'Hinano-hime' flowering for the first time after I bought it 2 years ago.  This is an early ripening variety and harvest can start mid-September.

その隣に置いてあるフィンガーライムのバイロンサンライズ。去年の5月末に購入して蕾無しでしたが、今年は1個だけ蕾がでて開花しました。樹高は1.2mくらいあり、うちにあるフィンガーライムの中では最も立派な苗です。
Finger lime 'Byron Sunrise'.  The plant already measured more than 1m when I bought it in May last year, but it had no flowers.
これがその1個だけの蕾の結果です。今のところしっかりした幼果なので、是非収穫まで行って欲しいです。随分と実が丸っこいので、まさかブラッドオレンジとの交配の「オーストラリアンブラッド」では、と心配になってきました。
This year, just one flower - but it has resulted in a fruit!

下ではタイガが退屈しきっていました。もう蚊が出ているので、こうやって玄関前で寝そべるのも終わりの季節です。
Down below the balcony, Taiga was bored as usual.

2021年5月8日土曜日

公園で At the park

 今日は朝から良い天気で、ドッグラン近くの花壇の花がキラキラ輝くように綺麗でした。

A beautiful May morning and the flower beds near the dog park were very pretty.

5月らしい鮮やかな植物たちです。この花壇を管理しているボランティアの方に感謝、感謝。
To think that a lady manages these flower beds singlehandedly on a volunteer basis.

ドッグランの入り口近くで初めてみるチワワの子がいました。実はタイガと私が道を渡ってこちらに来る前からこの子がタイガを見ていたのに気づきましたが、そのときは好奇心のほうが勝っていたのかタイガに近づけそうな印象を受けていました。
実際に近くへ行ってみると、飼い主さんから離れてタイガに気付かないフリ。
6歳のチワワの女の子で、名前はマオウちゃん、体重は1.8gkだそうです。元々はブリーダーの元で繁殖犬として使われていたそうですが、解放されて今の飼い主さんに迎えられたのが1年前だそうです。繁殖リタイア犬に典型的な表情に乏しい子です。生まれてからずっとケージの外を知らずに生きて、ただただ繁殖のために存在していたので、散歩も他のワンコと遊ぶことも知らずに毎日を過ごしていたからです。こんなに小さな子が、と思うと複雑な気持ちになります。
でも、飼い主さんによると、迎えた当初と比べるとだいぶ表情が豊かになって来ているし、こうやって散歩にも連れ出せるうようになったとのことです。
Close to the entrance of the dog park, we met a new face - a tiny, female chihuahua, 6 years old, weighing only 1.8kg.  The poor thing was used for breeding (imagine, such a tiny creature giving birth to puppies!).  When she was released by the breeder a year ago, she was adopted by the current owner.  Now she is learning the life outside of the cage - adapting to her new life has been slow but she is improving.  
Nevertheless, it is heartbreaking to see her face devoid of emotions, which is typical of such dogs.

飼い主さんと私がおしゃべりしている間、タイガはおとなしくしていたので安全だと判断したのか、近寄ってきました。写真は撮れませんでしたが、私が手を差し出すと臭いを嗅いでくれました。
顔をこちらに向けましたが、全然表情を読み取れません。
ついにはタイガの足の臭い嗅ぎ。タイガの足の裏って、もの凄く臭いのですが。。。。
甲斐犬は体臭が少ないので、足の裏の臭いがなおのこと強く感じられます。
At least, she showed curiosity enough to take a sniff at Taiga's smelly foot.


ランに入ると、初めて見る赤柴と黒柴の女の子たちが迎えてくれました。
When we went into the dog park, two Shiba Inus welcomed us.  

飼い主さんは別々のようですが、いずれも朗らかな性格の子たちです。
Apparently, they belong to different owners, but they were both super-friendly.

黒柴の子は何か言いたそうに私を見ながら、
The black Shiba kept looking at me,
何度も私の脚に飛びついてきました。
and jumping at my legs again and again.

黒柴の子の飼い主さんがタイガの頭を撫でています。
Taiga greeting the black Shiba's dad.

そこへ、ドーベルマンの白夜がやって来ました。
Byakuya, a male Doberman, came to sniff at Taiga.
しつこくタイガの臭いを嗅ぎますが、白夜はもう直ぐ手術をされる運命なので、私は見過ごしておきました。
He was a bit aggressive but I let it pass, since he is about to be taken to the clinic to lose his manhood.

黒柴の飼い主さんを気に入ったのか、白夜は甘え始めます。
Byakuya then started snuggling up to black Shiba’s dad.
デレデレした顔で撫でてもらっています。黒柴の子とタイガは唖然とした顔で見守っています。
Byakuya seems happy, while the black Shiba and Taiga were looking on.

タイガの大好きなタービュレンのルイ君が到着。すっとんで挨拶に行きます。
Louis, Taiga's boyfriend, arrives and Taiga rushes to greet him.

そこへ白ラブの子が仲間入りしようと近づいてきましたが、
A white Labrador approaches wanting to join in,
「およびでないか」と言わんばかりの顔でスルーして行きました。
but he gets the message and goes away.

ルイ君はタイガより1年近く後に生まれていますが、タイガのほうが年下のように甘えます。「あそぼ」と言って、
Louis is younger than Taiga by nearly 1 year, but Taiga behaves as if she was the younger of the two.

追いかけっこに誘います。
She invites Louis to run with her,

でも到着したばかりのルイ君はイマイチ乗り気ではなさそう。
but Louis is not interested having just arrived.

そこで、いつものウネウネが始まりました。
So, they started snuggling up to each other, as usual.



タイガにとって、ドッグランに来たかいがありました。
Meeting Louis made Taiga's day.

2021年5月7日金曜日

公園で At the park

今日は朝から曇り空で午後には小雨も降るどんよりした日でした。城北中央公園入口の草地に生えている甘柿の木。

A cloudy day with rain expected in the afternoon.  The persimmon tree in the park has a lot of flower buds.

もう花が咲き始めています。

Some of the flowers are already starting to bloom.  

林の中を歩くと、エゴの木も満開です。

Styrax japonica in the wood land.

Close up, the flowers are quite pretty.
アップで見ると清楚で可愛い花です。子供の頃に見た裏山のエゴの木は雑木林で樹高が低い木ばかりだったのですが、そのかわり花柄が大きくてかんざしのように豪華でした。

他所のワンコも人も苦手な柴犬のトラ。間違いなくタイガに慣れてきているようです。
We met Tora again - the Shiba Inu who has not been socialised at all.
今朝も自分から近づいて臭い嗅ぎをしていました。
However, he seems to be warming up to Taiga recently.  
そのうち一緒に遊べるようになると良いのですが。
Hopefully, he will feel confident enough to play with Taiga one day.
私を見る目も、以前よりはリラックスしているような気がします。
When he looks towards me, his gaze seems more relaxed, too.

続いてやって来たのは近所のマーク君。ジャックラッセルの男の子でタイガより1歳上です。
We then saw Mark, my neighbour's Jack Russell Terrier.
マー君はピョンピョン飛び跳ねてタイガに近づいてきましたが、私のカメラシャッターが重くて逃しました。
He lives almost next door and they have been good friends ever since Taiga came to me.


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帰宅して、雨よけにセージの鉢植えを軒下に取り込みました。左のは、去年の秋に売れ残りのトレーで何のハーブかも表示のないまま売られていたのを救出したものです。草丈15cmほどの半分枯れた小苗でしたが、冬の間に室内管理で回復・成長しました。未だに品種名は分かりませんが、肉厚でとても気に入っています。葉っぱの表面がザラザラしていないので、「エレファントイヤー」ではなさそうです。右の鉢は、冬の間に買った小苗の「カリフォルニア・ホワイトセージ」です。これも良く育ったので、もう何度か料理に使っています。
Sage plants: the one on the left was a leftover in the shop last autumn measuring only 15cm or so with no name tag - kept indoors, it grew like mad during the winter; the one on the right is 'Californian White Sage' that I bought a few months ago as a tiny plant.  They are really useful herbs with meats, as well as for herb tea.

毎年この時期、夏の食卓用に買う苗です。左から、バジル、青葉、ミニトマト。タイガの浮かない顔とは裏腹に、私は今から夏のパスタ料理を想像しています。
A few herbs and a tomato plant for summer table.  Taiga being bored, it looks like a hostage photo?
特に、バジルソースのスパゲッティや、シンプルなミラノ風ピッツアが好物です。
From left to right: sweet basil, green Shiso, and a miniature tomato plant.
植えつけ完了。バジルはほぐすことができましたが、青葉はまるで根本で融合しているかのようだったので、今年はひとまとめのまま植えつけです。
Ready for the summer.

2021年5月6日木曜日

ローガンベリーなど Logan berries etc

 去年、家の横に植え付けたローガンベリーのワイマテの幼果が順調に育っています。塀の上に這わせてあるので、風通しバツグンです。唯一残念なのは、家の北側にあること。直射日光がまともに当たる時間帯は西日の時間です。それでも頑張っているので有難いです。

Loganberry 'Waimate' young fruits growing

Youtubeで育て方を説明している人の話では、毎年一株に4本だけ残してあとは切り捨てるとのこと。そして4本のうち2本ずつ異なる方角に伸ばす。うちのように場所に余裕がないなら、今年延ばすツルは去年からのツルの下のほうに垂らしておいて、収穫が終わったら古いツルを処分して今年伸びてきたツルを上にもって行くということです。


キウイのレインボーレッドの幼果。私の人差し指程度になって来ました。これまで食べたキウイの中で最も甘い品種でかつ紅妃のようなウェッと来る風味が無いので、大変気に入っています。
Red-fleshed kiwi, 'Rainbow Red'


今年はうちの柑橘類の生り年のようです。去年は1個も生らなかったセミノールやブラッドオレンジにもおびただしい数の花が咲いています。これ↓はタロッコに高接ぎしたセミノール
Seminole orange grafted onto Tarocco

こちら↓は本体のタロッコ。花の香りで毎日 楽園にいるような気分です。
Tarocco orange also in full bloom

こちら↓は退屈しきったタイガです。
Taiga bored