実験に話を戻します。例年は、軽く剪定をして葉っぱはそのままで越冬すると、3月末には枝の先端に新芽が動き出します。そこで、さらに軽く剪定して栄養の分散を限定すると、枝の下のほうで伸びた新芽の第2-4節あたりに蕾が出ます。でもこの冬は、11月末に鬼剪定して葉っぱ無しで越冬するとどうなるか、見てみたかったのです。
結論: 常夏のハワイでは収穫直後の剪定のあとに出る新芽に蕾が出て年に2度開花するが、
寒い東京では無理。
ただし、メリットもありました。鬼剪定のおかげで9号菊鉢の範囲内に枝がほぼ収まったのでスペース節約になり、今年はカーテンを張ることができたため、保温効果アップになりました。例年ですと、夜間はシャッターを降ろしてガラス戸を締めるだけでしたが、今年はスペースに余裕ができたので2重にカーテンを張っています。おかげで朝の最低気温は、直近の大型寒波のときでも8度を保つことができました。1日の時間加重平均気温は、余裕で15度をクリアしているはずです。
斑入りグアバも、去年の11月には取り木をかけたのですが、今日、フェイジョアの取り木と同じ方法でやり直しました。
斑入りグアバ (guava variegata)
新芽の第2節目以降に蕾が入っている場合、葉っぱが開く前のこの状態で既に判断できます。
これ↓は空です。
逆光線にならないよう、部屋の中で見るとこんな感じです。
ブラジルキンググアバは実生苗なので、自根で元気に育っています。11月末の鬼剪定のあと、ぐんぐん新梢が伸びてきました。
ブラジルキンググアバ (Brazilian guava - seedling)
壁を背景に見るとこんな感じです。下の方の坊主の枝から、4月に新梢が伸び出したら、蕾をもった芽があるといいなー、と淡い期待をしています。