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2016年5月25日水曜日

柑橘類  Citrus trees

最近の暑さで、回復途上にあった木頭柚子が弱り始めて、坊主枝が主幹に向かって半分ほど黄色くなってしまいました。木頭柚子は健康な接ぎ木苗でも結実までには数年かかるのに、あれほど弱った苗だと回復自体に3年位かかりそうでした。なので、遂に諦めて処分しました。秋には地元JAで実つき苗が出るので、値段は高いですがそちらを買うかもしれません。


今日は久しぶりに涼しい朝なので、公園散歩から帰って直ぐ、朝食もそっちのけで柑橘類の剪定をしました。させぼ温州、タロッコ、モロの枝が込み合っていたので。幼果のついた枝は避けて、思いっきり間引きしてすっきりしました。

させぼ温州は、去年が裏年だったので今年は期待していましたが、幼果はまばらです。その分、樹形を整えることに集中できたので、将来、直立性の樹姿になるよう剪定しました。
Tangerine: Sasebo Unshu


バルコニーのセミノールとミネオラは、鉢植えのせいかいつまでたっても木が大きくならないので、地植えのブラッドオレンジに高接ぎすることにしました。問題は、そのような苗だと接ぎ木に適した枝がなかなか無いことです。仕方なく、セミノールは楊枝枝を、ミネオラは一昨年からの半分木質化した枝を採取しました。また、実が色づいたときの外見に違和感が無いよう、セミノールをタロッコに、ミネオラをモロに接ぎました。

これ↓ は、セミノールをタロッコに芽接ぎしたものです。芽接ぎは初めての試みだったので、作業が終わった後でYoutubeでいろいろ見ていたら、私のはあまり正確なやりかたではなかったのが分かりました。でも、時季的に成長期のおかげか、間もなくテープを突き破って芽が出てきました。
Chip grafting: Seminole grafted onto Taroco

こちら↓ は、同日、普通に切り継ぎしたセミノールです。最近になってやっと芽吹いてきました。この差は充実していない楊枝枝のせいか、それとも芽接ぎの方が結果が早いのか、初めてなので分かりません。
Whip graft: Seminole grafted onto Taroco

本体のタロッコの幼果が育っています。今年は裏年の予定ですが、10個は成りそうです。
Blood Orange: Taroco


こちら↓ はミネオラをモロに接いだものです。接いだ当時は半分木質化していたけど、だんだんと新鮮な色になってきて芽吹きました。いろいろ勉強になりました。
モロは、去年に引き続き今年も蕾がゼロでした。木の健康状態はすこぶる「良」で、今年出た葉っぱが巨大化しています。
Whip graft: Minneola grafted onto Moro