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2024年3月23日土曜日

ナツメ苗 Jujube plants

2月下旬に注文してあったナツメ苗が届きました。「蟠棗」と「七月早脆王」です。


土を振るい落としてみると、この状態。お店のサイトでは
  「お届け状態:1年生根巻苗」
となっていますが、表示とはかなり違います。


通常、右側の「蟠棗」の根っこの状態を見ても十分ショックを受けるところですが、左側の「七月早脆王」の苗との相対比較に影響されてか、左の根っこにばかり目が行きます。

さっと水ですすいで土を落としてみました。

「七月早脆王」の苗の根っこに執着して、ひとつずつ吟味していきます。

まず、一番太いA を剪定バサミで先っちょ3センチほど切ってみました。瑞々しいとは言い難いけど、少なくとも黒くはない。


次にBをかるく掴んでみると、あっけなくもげて来ました。切断面は真っ黒で元々枯れている部分です。

最後に一番細い根っこのCをチェック。

切ってみると真っ黒です。写真がボケたので、

もう一枚。

結局、「七月早脆王」の台木の根っこはこれだけになりました。この状態から苗が生存することはあり得ないでしょう。穂木が生きていて、5-6月頃に芽生えてきても、それは穂木に元から蓄積されていた養分だけで伸び出してくるのであって、根っこからは水分さえ供給されない。その結果、新芽が数センチ伸びたあたりで干からびて、養分を使い尽くした苗は枯死します。

根っこの切断面はオーソサイドに数秒間つけて消毒したあと、とりあえずバケツの水に浸しておきました。