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2020年4月17日金曜日

フィンガーライム苗(4) Finger Lime (4)

2日前に注文した苗が今朝届きました。今度こそ最後のフィンガーライム苗です。


リックスレッドは文句なしの赤肉品種ですが、グリーンでそれに匹敵するような品種はないか検索していたところ、Durham's Emerald に到達しました。私がフィンガーライムを栽培するのは料理で果肉の利用が目的なので、果肉そのものの色を重視します。


日本で入手できる「グリーン系」についてざっと見たところ、以下のようにまとめました。
Tasty Green(ティスティグリーン):果皮は緑でも果肉はclear(透明)のよう。
Collette(コレット):サイトによっては「果皮はレモンイエロー、果肉は透明なシャンパン色」と言ってるサイトがオーストラリアにあるので、どれだけグリーンなのか不安。
Alstonville(アルストンヴィル):果皮は暗い緑から黒、果肉は半透明の淡い緑。
Durham's Emerald(ダラムズエメラルド):果皮は黒、果肉はエメラルドグリーン。


また、アルストンヴィルの最終的な樹高は地植えで3-4メートルとあるので、鉢植え管理は難しそうです。


ということで届いたダラムズエメラルド。
Finger lime: 'Durham's Emerald'

箱から出してみると、葉っぱがけっこう肉厚な暗い緑色でとても元気そうです。

タグは「ダーラム」となっていますが、私はイギリス式発音で「ダラム」で行きます(アメリカ人ならダーラム)。

アップでみると、肉厚な個々の葉っぱの勢いが分かります。ところどころに蕾もついています。
Flower buds appearing here and there
 今年は花を観賞するだけでしょう。(先日ヤフオクで落札した赤実系苗は次々と花を咲かせていますが、どれもメシベのない不完全花ばかり。苗が幼いので仕方ないです。)

10号鉢に植え付けました。
 支柱もしっかり立てます。苗は2年生という表示になっていましたが、台木はそれより遥かに太いので、10号鉢で根っこを張らせれば本体も急速に育つでしょう。


将来、こーんな実が生ることを期待。
Hoping to see this in a few years' time.


以下の品種特性は、この↓ サイトを下へスクロールすると出てくるセクションからのものです。
http://citruspages.free.fr/australian.php

Durham’s Emerald
Durham’s Emerald originated in the Northern rivers district and was introduced into cultivation in 1994. A moderately dense medium shrub 2 metres high by 1.7 metres wide with a moderately open appearance. Axillary spines solitary, straight to 25mm long. Leaves are simple, obovate to elliptic, glabrous. Flowers white (with pink buds) approximately 10-15mm in diameter, Aug-Sept (AUS). Fruit a cylindrical berry, 4-8 cms long, 15-25mm in diameter, with firm black skin and emerald green pulp. ‘Durham’s Emerald’ is a heavy bearer during Summer to late Autumn, with continual light cropping all year around. Vesicles easy to extract.
Accepted for registration February 2007.

 ダラムズエメラルド
本種は(ニューサウスウェルズ州の)ノーザン・リバーズ発祥、1994年に栽培用に導入された。枝振りはやや密生し、最終的な樹高は2メートルと中くらい、幅1.7メートルで開帳気味の外観。脇に生える真っ直ぐなトゲは1本ずつ出て、長さ25ミリに伸びる。葉の形状は卵型・楕円形などの単葉。花は白(蕾のうちはピンク)で、直径約10-15ミリ、8-9月開花(オーストラリアで)。果実は円筒形のベリー注:ここでは「berry」の厳密な定義に基づいて言っているだけのよう)で、果長4-8センチ、直径15-25ミリ、果皮は固く黒色、果肉はエメラルドグリーン。本種は夏から晩秋にかけて極めて多収、その他一年を通して断続的に少量の収穫ができる。小胞は容易に取り出せる。なお、品種登録は20072月に受理。