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2019年6月3日月曜日

ラズ:ルビービューティー Ruby Beauty raspberry

ここ1週間ほど曇りや雨で過ごしやすかったですが、そのかわりラズベリーの色づきに時間がかかりました。でも、今朝になって良く見たら、3個の実のうち最初に結実したものが、果肉の透明感がなくなって、かつ花托が乾燥したようになったので、完熟のサインのように思えました。そこで1個試し採り。
Raspberry: Ruby Beauty (aka Shortcake)


3個の実の裏側には、ケインの下のほうの節から展開してきた新芽に花が咲いて、新たな実が成長しています。
More fruits from new flowers

サイズを測ります。縦方向で2.4cm。
The fruit size is larger than expected for such a small plant.


横方向もほぼ同じで2.5cm。

次に最も気になる糖度を計ると、11.1度ありました。実際に食べてみると、甘味も酸味もとても濃くて大満足です。これが快晴続きの天候なら、糖度がより高くなるかもしれません。いずれにせよ、ラズなのに支柱いらずの矮性で、かつ美味しい実がなる豊産性品種と分かったからには、これからも大切に育てていきたいです。
Sugar content: 11.1°Bx
The fruit is very tasty with lots of sweetness and tartness.
I can say with conviction that this is an excellent variety.

ところで、実のサイズが期待以上だったので調べてみたら、下掲の文献が出てきました。
https://journals.ashs.org/hortsci/abstract/journals/hortsci/51/1/article-p112.xml


それによるとルビービューティー(NR7)は、片親にあの欧州ではメジャーなウィラメットを持つそうですが、リンク先の写真のとおりウィラメットを超える大実です。
また、今回の試食で思うのですが、 'ornamental' という表現は、ルビービューティーの場合、「観賞用」ではなく「観賞価値のある」が適していると思います。






"I am happy for you, mom, but can we go for a walk now?"