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2016年5月14日土曜日

クワの実  Mulberry fruits

家の南西の角は、うちの建物も含めて4方を家に囲まれていて、直射日光が当たるのはお昼頃のひとときだけという最悪のスポットです。そこに去年の早春に東洋桑、西洋桑、レモンマートルを地植えにしました。日照時間は悪条件だし風通しも決して良くはないのですが、それまでの10号鉢植えの状態よりも元気に育っています。私の意識では隣の家との目隠しと思っているので、あまり実のことは期待しなくなり、ヒヨドリが来ても追い払いません。リビングの障子を開けると緑の木陰にうもれているので、それで満足しています。

東洋桑は西洋桑より早く熟し始めます。日陰になっても豊産性でしかも節の間が寸詰まりなので、コンパクトな樹勢を保ちやすいです。

Oriental Mulberry 




残っていた僅かなスペースに、今年の春には常緑ヤマボウシ「月光」も植えました。去年までは10号鉢で門の外で1日じゅう日に当たっていましたが、鉢が壊れそうなほど根っこが張っていたので、ダメ元でこんな日陰に持ってきました。今シーズンは蕾が沢山出ていますが、これは去年の日向の恩恵だと思うので、来年以降はどうなるかわかりません。

これらの写真を撮っていたら、突然、写真↓ の右下あたりに一瞬、茶色の頭が飛び出しました。私はリビングの中にいる状態で写真を撮っていたので、頭の後ろが見えただけで、とっさに斜め後ろの家のキジネコが巨大猫に化けて出たのかと思いましたが、タイガのようでした。あまりのビックリに私が「ワッ!」と大声を上げたら、その生き物が一目散に家の後ろ、北側、玄関へと走って行くジャリの音が聞こえたからです。タイガは通常、玄関前のタイルの範囲からはフラつかないルールが暗黙のうちにできていたはずなので、本当にびっくりしたのと、「何てドン臭いことをする犬なんだー」と呆れてしまいました。

Cornus hongkongensis:  Gekko


 そのドン臭い本犬をリビングへ召喚して説教しました。背中を向けて説教を聞くこと自体、マナーとしてどうかとは思いますが。


と、急に起き上がったので視線の先を見ると、

例の斜め後ろの家のキジネコが遠くの塀の上にいました。ズームで撮ったのでボケてしまいましたが、この子が幼かった頃、背中の模様は見事な赤虎でした。タイガよりも数歳上で、以前は私に懐いていたのに、犬が来てからは私を無視するようになりました。
Neighbour's cat - Taiga's nemesis