花とは言っても1輪の花だけです。今年の2度目の積雪で、V字型だった木の半分がもげてしまったのと、葉っぱの大半を失ったのとで、体力が落ちたかもしれません。おまけに、去年の秋からは地植えにして、その場所が隣家の樹木で日陰という悪条件なので、今年の春の新芽が出るのも随分遅かったです。このスポットは、去年の秋まではポポーのNC-1が元気に育っていた場所ですが、地中海出身のベルガモットには日陰過ぎるのかもしれません。唯一の頼みは、ベルガモットの実止まりの良さです。去年は初開花を期待して毎日花を探していたのに1輪も見つけられずに諦めていたら、いつのまにか1個だけ実が成っていたので、相当、実止まりのよい品種だと思っています。
そこで、今咲いているこの1輪が今年の実として成長するか、これから観察です。結実を確保するために、今開花中のリスボンレモンの花粉を、柱頭に粉が吹くまで着けておきました。種だらけになりそう。
去年成った実の味見をしたとき、あまりの強烈さにびっくりしましたが、飲み物や料理に利用しているうちにすっかり気に入りました。レモンとは全然異なる果汁なので、ベルガモットの代用としてライムを買って使いましたが、全然物足りなくて使い物になりませんでした。
今年は種無しカボスが初開花に至り、今幼果が育っているので、これも味見が楽しみです。耐寒性や実止まり、果汁の特徴などを考えると、うちではベルガモット、種無しカボス、種無しユズ、レモン、カラマンシーで、料理やマーマレードなどに足りると思います。以前育てていたライムは、実止まりが悪い上に風味はかなりレモンに似ていたので、スペース難のうちでは非効率でした。
Bergamot
今ついている葉っぱのほとんどが今年の春に出た新葉なので、木が全体的に黄色く見えますが、着実に回復に向かっています。向かって右側の、枝がもげた部分がもう少し回復してきたら、隣に植えてあるアレンユーレカレモンの枝を引っ張って、寄せ接ぎしたいです。今年の冬に高接ぎをしたのは上手くいきませんでした。柑橘類で接ぎ木に成功したことありません。