2018年5月13日日曜日

ブリオシュ  Brioche



注文していたケーキ型が昨日の朝イチで届きました。手前はスチール製、テフロン加工のマルグリット型。奥の左側はテフロン加工のクグロフ型、右はテフロン加工のブリオシュ型。

先日買ったシリコン製のマルグリット型(左)↓ は、全く使い物になりませんでした。ベロベロのゴムのような材質なので、セールス文句では「裏返しにはがして中身を出せるので簡単」とのことでしたが、実際に使ってみると中身がぴったりくっついているわ、逆さにして中身を落とそうにも、グニャグニャのシリコンのせいで固めのチーズケーキでさえも形が崩れてしまうわで、極めて使い勝手が悪かったです。


今回のは金属製で、しかもテフロン加工なら、逆さにすればストンと中身が出てくるはずです。さらに、型のディテールがシリコンではできない内容で、マルグリット(マーガレット)型と呼ぶにふさわしいです。

ブリオシュ型のほうは、直径22cmの一番大きいものを選びました。おフランスはゴーベル社の製品。




昨日の朝の10時頃からブリオシュ生地の準備を開始。ブリオシュは卵、バター、砂糖が大量に入るので、イースト菌にとっては大きな負担となり、常温で発酵が終わるまでに長時間を要します。

夕方近くになってやっと発酵済みの生地を型に入れました。
こんなに↓ ちっと?と思うかもしれませんが、パン生地は変身します。犬の散歩に行っている間にイースト菌が仕事をしてくれます。



まずは、ブリオシュの焼き上がり。
 あの成形直後の状態から、こんなに膨らみました。
 アラ熱がとれたところで、夜の9時過ぎでしたが、さっき公園で一緒に長話をした近所の犬友のところへ持って行きました。



次にクグロフ型のほうが焼けました。
 横から見るとこんな感じ。
 逆さにすると、いとも簡単に中身が落ちてきました。以前買ったステンレス製のクグロフ型ではこうは行きません。ただし、テフロン加工のものは、コーヒーや紅茶など、タンニンを含む生地には使わないように、との注意書きがありました。なので、ステンレス製のクグロフ型は捨てずに使い分けます。

ひと晩かけて冷やしておいて、今朝の朝食のために切ってみました。
 とてもフワフワで美味しいです。

公園で  At the park



今朝の公園で、カイト君が座り込みを決めているところに出くわしました。遠くから見た限りでは、いつものようにお父さんに「ダッコ!」をせがんで、自分の足で歩くのを拒否しているように見えました。
Kaito (male Labradoodle) glued to the ground
 アップにしてみるとこんな感じ。
 実は、おやつをねだっていたようです。お父さんの話では、散歩の終わりにベンチで休んでその際カイト君におやつをあげる習慣がついたのが、最近はベンチを見かけると、散歩の途中でもおやつを要求してこうやって動かなくなるそうです。
Kaito wants a treat, in exchange for walking.
 タイガが近づいてきたので、いよいよおやつをもらえるのかと期待したら、
Kaito hopes Taiga might manage to extract a treat from Dad.
 タイガの顔を撫でるだけでした。
I said 'no' to a treat, and Dad only stroked Taiga.
 ガッカリのカイト君。
Sorry, Kaito.




お肉屋さん横の草地を歩いていたら、小さな小さなボストンテリアが大興奮で寄ってきました。名前はアンナちゃん、もうすぐ1歳だそうです。
A super-friendly Boston Terrier, Anna (female, nearly 1 year old)
 タイガと遊びたいけど、初対面なのでちょっと怖い。
Anna wants to play with Taiga, but too excited.
 でも嬉しくて走り回らずにはいられないという、典型的な、朗らかなボストンです。
She just runs about, not knowing how to play.
 もう5歳になって落ち着いた性格のタイガには無視するしかない、という感じです。
 そんなことをよそに、相変わらず大興奮。


タイガが近くに来た柴犬に気をとられたところを逃さず、臭いチエック。
As Taiga turned away towards 2 Shibas, Anna got to check Taiga's smell.




綺麗な柴のつがいです。タイガに近づこうとしているのは雄の「ムッシュ」で、もうすぐ2歳。後にいるのは雌の「メル」で、すでに2歳。
First time meeting with: 'Monsieur' (nearly 2 years old male, on the right),
'Mell' (2 years old female, on the left).
 飼い主さんによると、雄はフレンドリーですが、雌のほうは気難しくて、雄がヘラヘラ他の犬や人に寄っていくのを見るとヤキモチを焼くそうです。
The male is friendly, but the female is tense and jealous.
 ムッシュ(左)がメル(メル)に怒られて、そのとたん2頭とも異常にテンションが上がって、柴独特の大声を出し始めました。
The female scolds the male for approaching Taiga and me,
and the whole 'Shiba scream' starts.

雌のほうにも私の手の甲の臭いをかがせたら落ち着きました。左がメル、右がムッシュ。
So, I let the female smell my hand, and they calmed down.

他の犬の気配に気づいて視線の先を見ると、
Suddenly, their attention is diverted.

ボーダーのカイ君が伏せして気づいてもらうのを待っていました。
Kai, 1 year old, male Border Collie, is waiting to be noticed.

カイ君が遠目にもおとなしい犬だとわかるようで、2頭の柴は強気で寄って行きます。
The 2 Shibas aggressively check Kai's scent.
 カイ君は、しつこく、しつこく臭いチェックされたあと、
Kai is an extremely timid Border Collie.
 やっと解放されました。
Freed at last.


日本スピッツのアンジーちゃんも登場。
Angie, female Japanese Spitz arrives.
 アンジーちゃんは大変なヤキモチ焼きなので、タイガがお父さんに甘えるのをよく思っていませんが、ガマン。
Angie is jealous but puts up with Taiga snuggleing up to her Dad.
 そこへ、1歳の若輩者のカイ君が堂々と臭いチェックに来たので、
But Angie had no reason to tolerate this youngster coming up to sniff her.
 アンジーちゃんがカミナリを落としました。カイ君退散。
She leaves Kai in no doubt how she feels.


ガラスの心臓のカイ君でも、ドッグランで毎晩一緒に遊ぶタイガには物怖じしません。
In spite of his timid nature, Kai feels completely at ease with Taiga,
since he plays with her every night in the dog park.
 かなり強気でじゃれついていきます。
Kai feels bold enough to play
 支配的な態度。
as if he were the dominant of the two.


一旦はタイガに突き放されますが、
Taiga pushes him away.

また「遊んで」と誘います。
It does not stop Kai from trying  again.

 まだまだパピーらしい態度をちょっと見せたあとは、
 またしても支配的な態度です。タイガのようなのんびりしたオバちゃん相手に、ワンプロの練習をしているようです。
 タイガは面倒くさそう。

2018年5月12日土曜日

ナツメが開花  Jujube Flowers

この時期、公園の雑木林ではナツメの花の匂いにそっくりな香りを放つ落葉樹が満開ですが、うちにはナツメそのものが開花しています。何とも言えない良い香りです。身近にナツメの無い人には想像し難いと思うので、例えるなら、日本の野良のスイカズラ(ハニーサックル)の花の香にも似ています。スイカズラの巨大なツルがうちの近所の駐車場に自生していて今満開です。その横を通るたびに、うっとりするような良い香りがしてきます。なので、今、3か所で天然の香水を楽しんでいます。




おとといから咲き始めた新疆ナツメ。授粉作業はしていませんが、ときどき透明な羽の着いた体長1cmくらいの昆虫がやって来るので結実するでしょう。栽培2年目の今年こそは味見をしてみたいものです。
Xinjiang Jujube
 新疆ナツメの花はうちにあるナツメの中で最大ですが、葉っぱは更に群を抜いて大きく、形は丸っこくて、他のとは随分ちがいます。今年の春に伸び出してきた恒常的な枝が立派に育っていて、樹高は昨冬の状態と比べて2倍になりました。
新疆ナツメのひこばえから作った挿し木苗のほうは、蕾がやっと直径1mm超になりましたが、まだまだ写真には写らないほど小さいです。でも、蕾の柄が伸び出してきたので、近々、極小の花が咲くのかもしれません。



こちらは日本ナツメ。枝が伸び出した最初の頃は巨大なトゲが沢山ついていましたが、蕾が開花に近づくにつれ、トゲがほとんど消滅していきました。苗は今もグングン上に伸びていて、新しい枝にはやはり長くて凶暴なトゲがびっしり出ています。
Japanese Jujube



大雪ナツメは順調に育っています。苗が届いたときは主幹がエンピツよりも細かったので驚きましたが、今はエンピツ大にはなりました。この苗の蕾はまだまだ小さいので、開花は1週間先かもしれません。
Super Giant

2018年5月3日木曜日

オセージの花一輪  Osage flower



去年の10月に届いたブラックベリーのオセージに、1個だけ蕾が出ていたのが、今朝の暖かさで開花しました。写真では全然色が出ませんが、実物はピンクのバラのように濃い色です。これが見られただけでも今年は満足です。
Blackberry:  Osage

花は古い方のケインに出ていて、手前の大きな葉っぱは今年の春に伸び出してきたシュートのほうです。栽培環境は、柑橘苗やプラム苗などに埋もれた半日陰で、それらの苗に朝晩の水やりをするたびにオセージにもついでにかかります。



こちらはシャロンズデライトで、3個の幼果が成長中です。幼果の柄がだんだん伸びてきました。今まで育てたブラックベリーはブドウのように房状に実が固まって生っていたので、このように1個1個の柄が長く伸びるのは初めて見ました。
Blackberry:  Sharon's Delight


現在2本のシュートが伸び出していて、葉っぱが巨大です。支柱で囲ってある理由は、タイガが野良ネコに興奮して踏み荒らさないように、の対策です。

2018年5月2日水曜日

柿の太秋が開花  Persimmon flowers

先月の3日に買ってきたポット苗の太秋には、当時3個の蕾が着いていました。うち2個は干からびて消滅しましたが、残った1個は昨日の夕方に開き始めました。早速サエフジの花粉を着けておきましたが、今朝になっても花びらが落ちていないので、念のため再度授粉しました。今朝の状態ではメシベが発達しているので、受粉に適したタイミングだと思います。太秋は雄花も発生する品種だそうですが、生き残った1個の蕾は雌花のようでラッキーです。
Taishu
 上の写真では子房があるように見えるし、また花を横から見ると↓ ガクが大きいので雌花で間違いないと思います。



こちらはサエフジの雄花たち。花全体が小さいだけでなく、ドウダンツツジやスズランのような形で、またガクが非常に小さい。この写真↓ の右上の角に写り込んでいる雌花とは一目で違いが分かります。
Saefuji: male flowers
 サエフジはおびただしい数の蕾が出ましたが、そのほとんどは雄花で、雌花は苗の天辺にポツリ、ポツリと着いているだけです。明日には開花が始まりそうです。先に開花が始まった雄花のほうは8割方終わっていますが、十分な量を冷凍保存してあるので、雌花の開花に生の雄花が無ければ冷凍ものを使います。
Saefuji: female flower buds



富有も開花は明日以降になりそうです。こちらは蕾が沢山出ているので摘果が必要になりそうです。一定の単為結果性があるそうですが、収穫して品種違いでないことを早く確かめたいのでサエフジの花粉を着ける予定です(果樹苗の品種違いを何度か経験して被害妄想気味?)。
Fuyu: produces only female flowers